第2話 機械犬の見た夢
紫電により
『ご主人……?』
小さな男の子に買われたこと。
大きくなった男の子と駆け回ったこと。
記憶の中の『ご主人』はどんどん成長していくが、機械犬の姿は変わらない。
年老いた『ご主人』と過ごしていた
#####
グリードで奪い取ったログの整理中に『機械犬の夢』を覗き見てしまったクーリアは溜息を吐くと、再びログの整理へ戻る前にふと疑問を呟いた。
■しかし、この敵AI。捨てられたと言うには……■
そんな疑問はログの中に共和国首都への攻撃作戦を発見したことで吹き飛んでしまった。
■これは……! 早く伝えないと!■
急ぎ戦略AIへ情報を転送した結果、即応を指示されたクーリアの行動優先度が、その疑問の解消に向かうまではしばらくの時を待つことになる。
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