第3話
いや、無理ゲーすぎんか??
いやー、唐突に申し訳ない。
この人生ハードモードすぎてついつい言いたくなっちゃって。
だってさ、得体の知れない種族に転生しててなんの説明もないんだよ!何か特殊能力があるわけでもないし、一生岩山で暮らすの確定じゃん!!!!
神様も神様で意地悪だよねー。もしかしてこれがツンデレなのかな??もうそろそろデレを見せてくれてもいいけどね?マジで
『おい、貴様』
「んうぇ?!?!」
誰誰誰??目の前にはバチくそでかいオオカミしかいないけど?誰が話しかけてきてんの?
『そこの魔人に話しかけておるのだっ!』
「いや、だからどこだって!てか普通自分から名前名乗るだろ!!!」
さっきからバチくそでかいオオカミにめちゃくちゃ怒鳴られてるからは、やく、、し、て、、、
えっ?
「ええぇぇぇぇぇえっっっ!!!!!」
誰こいつ??なんなん???
狼が話かけてるとか意味不状況すぎるんですけど??????
てか、冷静に考えてデカすぎでしょ!!
狼といえど、普通大型犬くらいでしょ!
ゾウくらいのサイズ感なんですけどもぉ!!
『ふむ、我はこのソルディア帝国を統べる魔獣。カピロッシ=ソルディアである。我の名を知らぬものがこの地にいたとは、考えが及ばなかった』
、、、。
『我は、言ったぞ?早く何者であるか答えよ』
うん。
初めて聞く単語が多すぎて何がなんだか全然わからないなー(棒)
帝国を統べる魔獣様に偉そうな口聞いちゃったし、
死んだわ。
ー今世の達成ー
三日間寝た
完
ーーーーーーーー
そんなの悲しすぎるぅぅぅぅう!!!
『おい、貴様早く答えろ』
『返答によっては、今から世界戦争が始まるのだぞ。』
「たますけ」
やばいやばいやばい
焦りすぎて実家で買ってた猫のタマスケの名前使っちゃったよ、、!
終わった。
舐めてんのかあ!
グシャッ
みたいなオチでしょ!!!
『貴様、たますけと申すのか。
ふん、名前など飾りに過ぎんというわけか』
あっ、なんか納得してくれた。
『その魔力量、只者ではないようだが何用でここにいる。』
「ま、まりょく、りょう?」
まりょっくって言った??あの魔力だよね?
「わ、私ここに来て3日しか経ってなくて
何にもわからないんです。帰る所もないですし、どうしようかと途方に暮れていたところで」
『そうは言ってもな、おぬしの魔力量が大きすぎてこの森の魔物どもが人の村に逃げて行ってしまう。こちらとしてもそれはなかなか面倒だ』
ヤバい、ヤバい、ヤバい
これ、邪魔だから死んでもらおうかっ!!
みたいなやつじゃない?!
「あの、私はどうすれば、、。」
『魔人はこの世界にはなかなかおらんが、村で人と共に過ごすと聞く。我がおぬしを人の村へと転移されてやろう』
なんと!この世界に私と同じ種族がなかなかいないってのは、心配だけど、人の村に行けるのはありがたい!!!
やっぱり人間と暮らしたいなとは思ってたからね
「ぜひ!!お願いいたします!!カピロッシ殿!!!」
『よかろう。その前に一つ助言させてもらうぞ。』
なんだろう?飛ばされる村がどんな所なのか教えてくれるのかな??和食に近いものがあるところがいいなーー
『おぬしの魔力量は、人間の数万倍はある。
そのままのおぬしが村に近づけばたちまち魔王と認知されるであろう。』
私の平和な人生どこへ!?!?
サキュバスを隠しながら異世界を満喫したい!! @marimo884
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