第2話




転生したことにやっと気持ちが受け入れられるようになってきた。


最初は私だって最高すぎやしないか!と思っていたよ。前世の記憶受け継いで無双するぞーーって。


でもさ?


テンプレとしては、神様的なのがさチート能力授けてくれてさ、ステータス見れてさ、草原にいました!的な展開でしょっ!!!!



えっ???



まず、私って何者???



絶対人間じゃない種族だし。ここがどうゆう世界なのかも知らないし。こんな異世界転生の仕方してるやつそうそういないやろ。



まぁ、テンプレがどうかは知らんけども。



ピリピリするのもこのくらいとして、これからどうしたものかね。


私がどのくらい力を持ってるのかわからないから下手に動くこともできないしなぁ、、。


少し歩き回ったらクマとかに殺されそう


「気持ち切り替えて寝ますかっ!」


えっ?なんで寝るのかって??


そんなんせっかく仕事に邪魔されずに寝れる環境があるのに寝ないなんて勿体無いでしょ?!





てことで、多分3日くらい経ちました。


んーー。


ちょっと寝過ぎた。


お腹が空きすぎて起きました。この新しい体も食事を必要としている体らしいです。


お腹がすいたと言ってもなぁ。


こんな岩山に食料なんてものはないし、異世界転生あるあるの盗賊に襲われている貴族も通らなかったしな。


一応この岩山の真下に森はあるけど、それこそ、異世界特有の変な魔物にエンカウントする気しかしないからあまり気が乗らないんだよなぁ。



よし、森に行くのは最終手段だな。


まぁ、第二の人生もすぐさまゲームオーバーは、勘弁して欲しいし何ができるのか確認でもしますかねー。


まっ、異世界転生といえばあれでしょ?!





「ふんんっっっ、、、はああぁぁぁあ!!」






はて?そこの君。

今何しているのか全くわからないという顔をしているね??


安心したまえ。



私も何がしたいのか全くわからない。



嘘嘘嘘!!!!!

ち、ちち、違うんです!!!

なんかこう、気合いを溜めたら異世界あるあるのチート魔法とかできるかなって思っただけなんです(泣)出来心なんです!!


まっお察しの通り。魔法は使えなかったんですけどね!!




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