置き手紙

林風(@hayashifu)

第1話 忘れな草

夜、3:25。とりあえずスマホの充電だけした。夜が、ねむれない。

もう、この想い、届かないかも知れない。

タイムリミットは、近づいてるのに、編集ばっか気になる。一緒に旅行行けたら、楽しかったのに......

いつまでも、いつまでも、編集ばっか、繰り返すのかな。

もう、あきらめた方がいいのかな。

一人で、編集繰り返しては、この文消したり、書いたりと、同じことばかり、繰り返し。

どうしよう。また、明日も、ずっと死ぬまで、告白の練習してたら。

もう、ええ加減、やめなはれ。亡くなったお母さんが言ってる。


結局、なにもかも、考えてたことと真逆のことばっかり起きてしまった。


もう、会えなくなるのが、死ぬほどつらかった。



気持ちだけは、伝えられた。受け止めてくれて、やさしいことばで返してもらった。

すごく、やさしすぎることばで。


純粋さ、ってことばがあるけど、きれいなものは、遠くにあるから、きれいと言っていた。うそじゃないかも。


でも、触れてみたかった。いつまでも、触れていたかった。ずっと、ずっと。


わかっていたけど。現実を。



現実を客観視できないくらい、膨れあがっていた。肥大して、爆発しそうになった。

あぶない。あぶないと。


全力尽くしても、だめだったなら、それもまた、風流。


正に、その約束通り、自分なりに全力を尽くした......つもりだ。



あーあ。普通の男として、普通にデートとか、たくさん会話とかして、仲良くしたかっただけなのにな!

このままじゃ、なにも、話足りないよー

照れちゃって、目すら、まともに見れなかった。短かかったな!ぼくの春。全然、カッコよくないぜ!




はっきり言って、ぼくは、いつまでも精神的に成長できないから、おなじ、純粋なひとが合ってると思っただけなのに。なのに、みんなして......



最後の夜。どこで、小説を読んでもらうんですか?って聞かれて、ちゃんと、モスバーガーの自習机です!と答えられなかったのが、いけなかったのかな~

ホットココアでも、飲んで、ゆっくりとぼくの小説を読んで欲しかった。

どんなことを思ったりするのか、どんな感想が返ってくるのか、聞いてみたかった。

約束したかった。ちゃんと、勉強、がんばります!と。



このことを、いつか、達観視できるくらいになって、また、はなしを作りつづけていきたい。


一人のひととして、なにもできなかった分。話を作りつづけていくことで、あのひとに返していこう。そう、静かに誓いを立てる。できるだけ、愉快な話、作ってこー



こんなこと書いたら、次、会うときは、目をそらしてしまいそうだけど、今日、思った。


好きだった。本当に、心から、好きだった。

この不気味なくらい、大切な想いよ!

この手紙。ちゃんと届きますように。

再会するときは、カッコ悪い姿で会いたくない!

本当に、本当に、素敵な想いを、ありがとうございました!

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