第88話 王国の滅亡と始まり

 王政府側の主要メンバーはどうやら謁見の間に立てこもっているようだ。というか、クロガモたちがそうなるように追い込んだらしい。


 謁見の間を目前にして、仕事を終えてきたエドガーやフェルたち他の班とも合流を果たした。遠征に来ていた不滅の勇士団アンデッドメンバー勢ぞろいである。


「さぁ、王位を簒奪しに行くぞ!」


 俺は豪華ではあるようだが然程強度の無い扉を乱暴に開けると、いきなり神術弾が飛んできた。


「せいっ!」


 俺は瞬時に【風斬かざきり】を発動し、直撃寸前で神術弾を斬った。


「なあっ!?」


 どうやらあの驚いている年寄りの神術士が放ったようだ。


 その老人目掛けて、フェルがすかさず反撃した。


「ぐぅ!?」


 腕を矢で貫かれた老人は呻き声を上げていた。


「術士長殿!?」

「おのれぇ……!」


 近衛らしき重武装の兵士たちが駆けつけてくるも、エドガーとハラキチが一撃で吹き飛ばして壁にめり込ませた。


「無駄な抵抗は止せ! これ以上駄々を捏ねるようなら……死人が出るぞ?」

「「「――――っ!?」」」


 俺の脅し文句にようやく兵士たちは動きを止めた。


「き、貴様らぁ……! 賊軍の癖になんて大それた真似を……!」

「ん? なんだ? そこの偉そうなおっさんは?」

「無礼な! このお方こそ、この国の王であらせられるぞ!」

「ほぉ? アンタがティスペル王だったか……」


 本当に偉い人だった。


 在位中だとティスペル王には名前が無いそうだ。戴冠式と共に今までの名を捨てティスペル王を名乗り、退位した際にまた新たな名を授かるのが王国の習わしらしい。


 この目の前の男は第15代ティスペル国王で、そして最後の王でもある。


「時間が惜しいので早速要求をする。ティスペル王、ただちに全面降伏の宣言をしろ! そうすれば命だけは助けてやる」

「戯言を……! 誰が貴様のような下賤な輩に――――」

「――――そうか。じゃあ、もういい!」


 俺は全速力でティスペル王へ向かって駆け出した。それを邪魔してくる兵士もいたが、ソーカやシェラミーが露払いをした。


「ま、待て! ひぃいいい!?」

「もう遅い!」

「ぶぎゃあ!?」


 俺はグーパンで王を殴り飛ばした。


 40過ぎのおっさんが宙に浮いて吹っ飛ばされた。かなり手加減をしたので、多分ギリギリ生きていると思われる。


「さてと……」


 俺が周囲を見回すと、王の近くに控えていた人々は悲鳴を上げていた。


「ひいいいぃ!?」

「お、お命だけは……!」

「嫌だぁ!? し、死にたくない……!」


 謁見の間には王の他にも偉そうなおっさんや老人、それに女子供までもいた。クロガモの報告によれば、この場にいる者たちは王家の一族か王都に居る上級貴族の家族らしい。


「ぶっ飛ばされたくなければ言え! そこで伸びている王の次に一番偉い奴はどいつだ!」


 俺が問い質すと、一人の老人に視線が集中した。


「お前か。名前と爵位を言え!」

「ひっ!? へ、ヘンリーだ! ……です。爵位は、た……大公、です……」


(たいこう……?)


「前王の弟です。今もそれなりの権力を有しているらしく、公爵より上の大公を与えられている王の叔父に当たる人物です」


 俺が眉をひそめていると、クロガモがこっそり教えてくれた。


「よし、ヘンリー大公! そこのおっさんは喋れないだろうから、すぐにお前の命令で王政府軍に武装解除をさせろ! 兵や王都の民に降伏したことを周知徹底させるんだ!」

「そ、そうしたら……我々の命を保証してもらえるか?」


 こいつらはこの期に及んでもまだ自分たちの保身が大事なようだ。


「そこの王だけは駄目だ。こちらの忠告を無視したので処刑する。他の者の命だけはひとまず保証しよう。ただし、後々の調査で悪事が発覚した場合、相応の罰を下すぞ! いいな?」

「わ、分かりました……」


 ヘンリー大公が項垂れながらも同意すると、周囲からはすすり泣く声が響いていた。


「うぅ……どうして、こんなことに…………」

「ティスペル王朝も……これで終わりか……」


「…………」


 俺から言わせて貰えば、滅ぶべくして滅んだだけに過ぎない。力なき者は、例え国だろうと滅ぶのがこの世界のルールだ。その上この連中は国の民をも裏切り、食糧を奪って自分たちだけ生き永らえようとしていた。自分で自分の首を絞めたのだ。


 とりあえず今は命の保証をしてやったが……今後自分たちがどうなるかを知れば、今までの愚かさにも気付く事だろう。




 反抗の意思を示した王を殴りつけた効果があったようで、大公はすぐに全軍へ武装を解くように命じ、王政府軍がサンハーレに破れ、降伏したことを宣言した。


 一部、納得できない兵や貴族の一派が暴れていたが、すぐにオスカーたちによって鎮圧された。もう王都にはろくな戦力が残っていなかったのだ。


 王政府軍の兵士たちから全ての武装を取り上げ、士官以上の者は王城の一角にある建物に、一般の兵士たちは王都内にある軍事施設内にそれぞれ分けて拘留した。


 その他王城の関係者も城や王都内にある宿舎で軟禁してある。そして、王家や貴族たちは城の中にある室内に全員閉じ込めておいた。






 王都を占領して三日後、予想よりも早くコルラン家の軍勢が到着した。王都陥落の報を受けたコルラン家の軍勢は進軍速度を上げ、ここまで急いで駆けつけたらしい。


 どうもコルラン家は、サンハーレを出し抜いて先に王都を攻め滅ぼす考えなど、初めから持ち合わせていなかったようだ。


 しかも、先にコルラン家の兵団が王都に向けて進軍してくれたお陰で、東部に位置する他の貴族たちは下手に動けなくなり、更にはサンハーレ侵攻軍の兵力も王都防衛の方に人数を割かれていたのだ。


 これにより、無駄な兵力の消耗を回避できた。


 間接的にではあるが、南北戦争や王都侵攻作戦にもコルラン家は一役買ってくれていたのだ。



 俺とステアはロニー・コルラン元宰相とオラード・コルラン侯爵の二人と初めて対面した。


「アリステア様。この度の戦勝、誠におめでたく、心よりお祝い申しあげます」


 コルラン兄弟はステアに対し、二人揃って臣下の礼をとっていた。


「ありがとうですの、コルラン宰相、それにコルラン侯爵」

「今の私は宰相の職を解かれている身です。弟と混同して紛らわしいかと思いますので、どうかロニーとお呼びください」

「分かりましたわ。ロニー殿」


 かしこまった挨拶を終えると、俺たちはさっそく今後の件について話し合った。



「先触れからそれとなく情報を得てはいましたが……王を処刑するというのは本当でしょうか?」

「はいですの。ご不満がありますの?」

「いえ……致し方ないかと。ただ、他の王族や貴族などは、今後どのように扱われるおつもりですか?」


 ロニーに問われたステアは、俺たちサンハーレ側が事前に決めていた方針をそのまま伝えた。


「まずティスペル王家の一族は辺境送りにし、そこで余生を過ごしてもらいますの。貴族たちは、事前にサンハーレ勢力に味方した家や貴族を除き、全員爵位を二段階落としますの」


 ティスペル王国の階級制度は、上から順に大公、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵となっているらしい。それを全員二段階ずつ落とすというのだから、貴族たちが知ったら絶叫すること間違いなしだ。


「大公に関しては三段階、つまり伯爵まで落とさせますの。子爵に関しては新たに設ける予定の騎士爵に降格。男爵はそのまま貴族の権利を剥奪としますの」

「そ、それは……っ!? 恐らく、かなり抵抗する貴族も出てくると思われますが……!」


 ロニーは思っていた以上の厳しい措置に驚いているようだが、俺たちから言わせて貰えば、それでもまだまだ甘いとさえ思っている。


「構いませんの。文句のある貴族は領地を没収し、王国から追放しますの。主に西と北側の領地へ追い出してやりますの」

「西と北……? そ、そうか! なるほど……!」


 ロニーもこの作戦の意味を理解したようだ。



 俺たちはこの機に、少しでも反抗の意思を持っている貴族たちを王国から一掃したいのだ。だが、いくら勝者と言えども、逆らう者を次から次へと粛正するのは外聞が悪い。


 そこで反抗的な貴族は全員、グゥの国との国境沿いにあるコスカス領付近か、或いは帝国に寝返ったメノーラ領近くの領地に押し込めようと画策しているのだ。


 反抗勢力をそこに集め、そのまま敵性国家との緩衝地帯として使い潰すか、それでも目に余るようなら、その時は外敵たちと共に滅ぼす考えである。


 こちらも戦後処理で忙しく、今はとにかく内政に掛ける時間が欲しいのだ。邪魔な貴族たちは一人残らず辺境送りにしてやるつもりであった。



「しかし、それでは貴族の数が減り、国や領地の運営にも支障をきたすのでは? 逆に陞爵や叙爵などはされないので?」

「勿論、それも考えておりますの!」


 逆にサンハーレ勢力側の貴族家は全員爵位を上げさせ、また平民でも功労者に対しては叙爵も検討中だ。


 ただ、それらの政策を実行する前に、一番肝心なことが残っていた。


「分かりました。それでは最後に一つだけ確認させていただきたい。アリステア様、貴方様が女王としてこの国を治める……それで間違いはございませんね?」

「ええ、そうですの」


 ステアはしっかりと頷いてみせた。






 王都を占拠して十日後、城下町の広場には多くの民衆たちが集まっていた。


 普段このエリアは城下町に住む者以外は許可なく立ち入れない場所であるが、本日だけは、国民であれば誰でも入れるような措置を取っていた。



「それではこれより、大罪人……第15代にして最後の王――ティスペル国王の処刑を執り行う!」

「「「うおおおおおおおおおおっ!!!」」」


 広場は民衆たちの怒声で響き、鼓膜が破れそうな熱狂ぶりであった。


「……うぅ…………いやだぁ……」


 俺が殴った影響か、王はここ数日間大人しかったものの、本日自分が処刑されると知った時は暴れ出したので、また少し痛い思いをしてもらった。


 あちこち殴られ顔が腫れていた王は涙を流しながら断頭台に固定されていた。


 神妙な面持ちで死刑執行を見届けていると、俺の横にステアがやってきた。


「道を誤った王の末路ですの……」


 まるで自分はそうならないぞと言い聞かせているようである。そんなステアの声は少し震えていた。


「アリステア様、定刻です」


 ぼそりと兵士が時間を告げると、ステアはすぐに表情を切り替えた。


「大罪人の死刑を執行するですの!」

「「「わああああああああああっ!!!」」」


 高々と宣言したステアの声には、もう震えは感じられなかった。



 本日をもってティスペル王朝は終幕を迎えた。








 治安維持の為に大部分のサンハーレ兵と傭兵団“ブレイズハート”を王都に残し、俺たち不滅の勇士団アンデッドや一部の兵たちはサンハーレへと凱旋した。


 オスカー大隊長とロニー元宰相も一緒である。アミントン中隊長には王都に残ってもらった。


 王政府軍に戦勝したという一報は既に南部にまで広がっており、俺たちサンハーレ軍の隊列は、民衆たちから激しい歓迎を受けていた。


「アリステア様、バンザーイ!!」

「サンハーレ軍、バンザーイ!!」


 今回、俺たちが凱旋した大きな目的は、サンハーレの港町でステアの即位を宣言する為である。それと同時に、新たな国を興す事も大々的に発表する予定だ。


 それも事前の話し合いで決まっていたことである。どうせなら王都ではなく、慣れ親しんだサンハーレで宣言したいというステアの願いでもあった。


 ただし、その宣言を行う前に、まだ決めなければならない重大な案件があった。


 それは…………




「え!? まだ新たな国名と遷都の候補地をお決めになっていないのですか!?」

「で、ですの……」

「お、おう……」


 俺たちから衝撃の事実を聞かされたロニーは額に手を当てていた。


「ど、どうするんです!? もう明日にはサンハーレに到着し、三日後には戴冠式を執り行うのですよ!?」

「わ、分かっておりますの! ですから、すぐにサンハーレに戻って、みんなと一緒に考えるんですの!」

「緊急会議を行なうぞ!」

「な、なんて行き当たりばったりな……」


 驚きで開いた口が塞がらないロニーに見兼ねたオスカーが声を掛けた。


「ロニー殿。この先こんな事が日常茶飯事ですので、早く慣れてください」

「そ、そうですか……」


 さっそくサンハーレの洗礼を受けたロニーは戸惑っていた。



 サンハーレに到着し、民衆たちが戦勝気分で浮かれている中、俺たちは領主館に幹部たちを大集結させていた。




「まず本日の議題! 国の名前をどうするか!」


 まずはそこからだ。


 もう明後日には戴冠式なのだ。このままでは名無し王国となってしまう。


 何故サンハーレ王国にしないかと言うと、やはり外聞が気になるからだ。


 サンハーレという名は、どうしてもあの大罪人――サンハーレ子爵を想起させてしまう。今回の東部動乱の引き金にもなった男の名だ。


 今まではサンハーレ勢力という名称で一致団結してきたが、この機にその名を改めようと考えたのだ。


 別にサンハーレ子爵のご先祖様には罪が無いので、港町の名称はそのまま残す形となった。



「うーん、ティスペル王国のままじゃあ不味いのか?」

「それでも構わないのでしょうが……どうせなら新たな王朝の誕生と共に、国名も改めた方が宜しいのではないですかな?」


 エドガーの問いにヴァイセルが返答した。


「ここは賢者様にお知恵をお借りしては?」

「ええ!? ぼ、僕ぅ!?」


 賢者ことネスケラが役人に指名されて驚いていた。


「うーん、うーん……ネスケラ王国?」


 今ネスケラがとんでもない事を口にしたが、小声だった為、隣にいた俺以外は誰も聞いていなかったようだ。


(そういえばコイツ、前も“ネスケラ金貨”とか抜かしていたな……)


 隙あらば国盗りする気満々である。なんて自己主張の強い幼女だろうか。


「ケリー、今度も何か良い名はないですの?」


 ステアが尋ねると、皆の視線が一斉にこちらへと集まった。


「おお! そうだぜ! ケリーなら適任だ!」

「ケリーは名前のセンスだけはあるからねぇ!」

「アンデッドとかエビスとかケルベロスとか……師匠の考案された名はどれも斬新で恰好いいです!」

「まぁ、そうですな」


 なんか前世の適当なワードを使っていたら、どれもこちらの世界の人には受けが良かったのだ。


 そこで今回も地球時代の適当なワードを提案することになった。


(うーん、国の名かぁ……。よくよく考えるとこれ、かなりの重大案件だぞ!?)


 今回ステアが女王に即位する事により、彼女の名前も変わるのだ。


 アリステア・ミル・シドー


“シドー”は当然、彼女がシドー王家の血を引く者という意味合いを持つが、ミドルネームの“ミル”は、ステアの生みの母親、ララセリア・ミル・シドーの実家であるミルニス公爵家を意味する名らしい。


 ただ、今のステアはシドー王家とも、ミルニス公爵家とも絶交状態だ。


 そこで今回、ステアはアリステアという名前以外を捨てるつもりなのだ。


 つまり俺が「新たな国の名は“アゲポヨ”です!」と命名した暁には、ステアの名前はアリステア・アゲポヨ女王様となってしまうのだ。


 アゲポヨ王国、爆誕!


(それだけはアカン!?)


 やばい、余計にプレッシャーがのしかかってきた。


 こんな重圧、白獅子のジジイ戦以来である。


(うーん、国の名前……格好いい名前……良い国……良い国1 1 9 2作ろう鎌倉幕府? あれ? 今は1192年じゃないんだっけ? ……いや、そうじゃない! 名前だよ、名前!)


 俺が錯乱している横で、ステアが不安そうに声を掛けてきた。


「そ、そんなに思いつめなくても平気ですの! 当たり障りのない、平穏な国になるような名をいただければ……」

「その“当たり障りのない”ってのが、既に難しい注文なんだが……待てよ? 平穏……か」


 平穏な国……ラブ&ピース? 楽園……?


「楽園……パラダイス……?」


 俺がぼそりと小声で呟くと、それを近くで聴いていたステアが喜色の笑みを浮かべた。


「まぁ! パラダイス!! なんだかとっても楽しそうな響きですの!!」

「おお! 良いんじゃねえか! もうその名前でよ!」

「パラダイス王国ですか……なかなか幸せそうな響きですなぁ」


「あ、いや……ちょっと待って、ねえ!?」


(あかん!? このままだとステアの名前がアリステア・パラダイスと、陽キャを通り越して愉快な名前になってしまう!?)


 何故かその名前をみんなが気に入りだしたが、元地球人組である五郎とネスケラは冷や汗を浮かべていた。


「ちょっとケリーさん!? このままだと、パラダイスな国になってしまいますよ!!」

「落ち着け、五郎! パラダイスなのは良い事だ! 問題は名前の方だ!」

「ケリー! 早く代案出して! 代案!!」


 そんなこと急に言われても……あっ!!


 突如俺の脳内に名付けの神が降臨した。


「ちょっと待ったぁ!! 今のは言い間違い!! 新たな国の名はパラダイスじゃなくて……パラディンだ!!」

「「「…………」」」


 一同、急に黙ったまま各々審議に入る。


(パラダイスに近い良さそうな単語を適当に口走っちゃったけど……大丈夫かな?)


 だって聖騎士パラディン、格好よくない?


 ちなみにこの世界にはアンデッドもいなければ、パラディンも存在しない。ただし、聖教国の聖騎士団は実在する。


「……師匠、そのパラデインって名前……カッコイイです!!」

「え? そう? でも、パラディンね。小さい“ィ”」


 ソーカが褒め出すと、他の者たちも次々と賞賛してくれた。


「お前、本当にセンスいいなぁ!」

「パラデイン王国ですか。なんとも力強い響きですな!」


「うん、ありがとう。シュオウ、執事長。でもパラディンね、ディン」


 一番肝心なステアも、どうやらその名を気に入ったようだ。


「わたくしはこれから、アリステア・パラデインですの!」

「「「おおおおっ!!」」」

「「「パラデイン王国、万歳!!」」」


「……うん、もういいや。パラデインで……」



 こうしてパラデイン王国が誕生し、当面の間はサンハーレが王都の役目を担う形となった。


 将来的にはサンハーレの西部、ケルベロス要塞のすぐ南の街に城を建設し、そこへ遷都する事もその場で決まった。




 そして迎えた戴冠式当日、アリステア・パラデインが初代女王として即位し、周辺国家にパラデイン王国樹立の宣言を行なった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る