第17話 とんでもない連中

「さぁ、もう話はこれくらいで構わないだろう?」


 ミルニス公爵の合図で兵士たちは一斉に槍や剣を構えた。ほとんどが闘気使いのようだが、この場に神術士は一人も居なさそうだ。


(さすがに室内で神術をぶっ放す訳にはいかないだろうからな。しかし、こんな狭い場所で長槍とは……こいつら正気か?)


 これが平時の彼らの武装だったのか、それともこちらが素手だと思って油断しているのか。お陰で付け入る隙は十分にありそうだ。



 俺が逃走手段を考えていると、ふらりとステアが一歩前に出た。


「……分かりましたわ。わたくしは大人しく投降致しますの。ですが……他の者は見逃してくださいまし!」

「す、ステア様!?」

「駄目!!」


 気丈に言い放ったステアだが、その声と身体は震えていた。無理もない。今の俺と然程変わらない歳の少女が自らの命と引き換えに仲間の助命を願い出たのだ。それは想像を絶する恐怖であろう。


 エータやクーが必死に引き留めるも、彼女の決意は固いようだ。


「……ふむ、分かった。私も無碍に殺めるのは好まん。アリステア、ミルニス家の末裔として、最期の務めをしっかりと果たせ。そうすれば他の者は見逃そう」

「…………っ!」


 ステアは涙を滲ませながら返答しようとするも、それを俺は遮った。


「――待った。その必要は無い。いや……そんな約束を守る道理もない!」

「け、ケルニクス……!?」

「貴様ァ!! 賎民風情が口を挟むな!!」


 突如出しゃばってきた俺にミルニス公爵は声を荒げた。


「大体アンタもそんな約束、守る気なんて無いんだろう? そもそもステアだけが目的なら、邪魔者である俺たちまでこの部屋に招き入れる必要は無いからな」

「ぐ……っ!」

「そ、それは……っ!」


 そう、初めから素性の分からない俺たち他人は叩き出して、ステアたちだけでも招待すれば良かったのだ。それをしないという事は、シドー国と公爵家の裏事情を知っていそうな者全てをまとめて始末するつもりだったのだ。


(これだから貴族は……)


「それに、俺の依頼はステアたちを守る事なんでね。まだ報酬も受け取っていないのに、敵に依頼主を引き渡すつもりは……無い!」

「け、ケルニクスぅ……っ!」


 死ぬ覚悟を決めていたステアだが、やはり怖かったのだろう。彼女は俺の事を縋る眼で見つめていた。


(こんな少女を見捨ててまで、のうのうと生きていられるほど、俺の神経は図太くないんでね……)


「おい、シュオウ! エドガー! 俺との契約内容は覚えているだろうな?」

「ま、マジかよ……へへ……!」

「くく……了解だ、ご主人様!」


 シュオウは怯えてこそいたが、ステアを見捨てる事は反対だったのか、顔を引きつらせながらも笑っていた。エドガーもやる気十分な様子で獰猛な笑みを浮かべた。


「おい、あの黒髪のガキ……もしかして“双鬼”じゃないか?」

「間違いない! あいつ、共和国の大将軍を暗殺したって言う賞金首だぞ!」


「げっ!?」


 どうやら兵士の中に俺の事を知っている者が混じっていたようだ。


「賞金首……? ケルニクス、貴方が……?」


 まさかここで暴露されるとは思いも寄らなかった。


 ステアだけでなく、エータとクーも問い詰めてきた。


「おい……これはどういう事だ?」

「ん、白状する」


「いやぁ、あはは…………」


 さっきまで感動していた彼女たちはジト目で俺を見ていた。


(畜生! 良い場面でバラしやがって……!)



「シュオウだと? 貴様……まさか例の怪盗か!!」


 一方でミルニス公爵は、俺がうっかり口を滑らせたシュオウの名に反応していた。怪盗バルムントは悪徳商人や腹黒貴族相手に派手な活動をしていた。公爵が知っていても不思議ではないが、いくら何でも情報伝達が早すぎやしないだろうか?


「まさか、お前! 公爵家にも手を出してたんじゃないだろうな!?」


 だが、シュオウも覚えがないらしく焦っていた。


「し、知らねえ! 俺はミルニス公爵家には手を出してねえぞ!?」

「とぼけおって! 我が義理息子の家に盗み入った事は聞いておるぞ! 私が受け取る予定だった“始霊期の白壺”も盗みおって……ぐぬぬ!」


 どうやらシュオウもシュオウで間接的にミルニス公爵の恨みを買っていたようだ。貴族同士の繋がりは色々と複雑だから、どこかの盗みで彼の尾を踏んだのであろう。



「き、君たちは賞金首や怪盗なのに、私の護衛を引き受けたのですか!?」


 今度はイートンから非難の声が上がった。


 これには俺とシュオウだけでなく、ステアたちも申し訳なさそうにしていた。全員、自分たちが追われている身なのをイートンに隠していたからだ。


 すると、今度は扉の奥から一人の女性がやって来た。さっきロビーの二階でこっそり覗き見していた謎の女性だ。


「あ……貴方、あの男です! あの男が私を騙して、盗まれたという壺の偽物を売りつけた贋作商人です!」


「なっ!? やっぱり……サマンサ夫人!?」

「何ィ!?」

「「「ええええっ!?」」」


 もう、何が何やらさっぱりだが、どうやらイートンと揉めたという謎の夫人は、運悪く公爵の妻の一人だったようだ。しかも贋作を売りつけたとは、一体どういう事だ?


「よくも私に贋作なんて……許せない!」

「それは誤解ですよ、サマンサ夫人。私はあくまで“始霊期ふうの白い壺”をご提供しただけです。何も騙してはおりませんよ」


(((こいつ、偽物の壺を売りやがった……!)))


 俺たち全員の気持ちが一致した。


 このイートンという商人、これまで紳士的な態度ですっかり騙されていたが、まさかの贋作売人であった。しかも公爵家の夫人に売りつけるとは……何という命知らずな奴だろうか。


 尤もイートンも相手が公爵夫人だとは知らなかった様子で、ロビーで彼女の顔を見た時には珍しく動揺していたのを思い出した。


「おいおい、お前さんら揃ってお尋ね者だったのかよ……なんて連中と組んじまったんだ……」


 エドガーが呆れ顔でこちらを見るも、それに反応したのは一人の従者だ。


「何を言うか! 貴様、”タイタンハンド”の団長エドガーだろう! 任務に失敗したどころか、事もあろうにターゲットと共謀し、更には依頼主にまで楯突くとは……!」

「げぇ!? 俺の依頼主、やっぱアンタらだったのかよ……」


 これで全員仲良く公爵家からの怨敵となった訳か。


 いや、サローネとルーシアの姉妹は完全にとばっちりだ。状況に付いて行けず、さっきから震えてしまっている。可哀想に……



「と、とんでもない連中だ……。最早、全員生かしておけん! 始末しろ!」


 ミルニス公爵の号令と共に兵士たちは動き出したが、それより一歩先んじて俺とエドガーが兵たちに向かって飛び出した。


「遅い!!」

「おらあっ!」


 俺は最前列にいた剣士を殴り倒し強引に剣を奪った。それをエータに投げ渡す。


「使え!」

「助かる!」


 すぐ近くにいた兵士たちが俺に槍や剣を向けてくるも、姿勢を低くしながら横に飛び、それをひらりと躱す。


「いてぇ!?」

「てめえ、誰を狙ってやがる!」


 兵士たちは同士討ちをしていた。


(そりゃあこの狭い中で長い武器を振り回せばそうなるわな)


 チラリと背後の様子を伺うと、剣を持った兵士が一人ステアに迫っていた。エータは他の兵士相手で手いっぱいの様子だ。


(させるかよ!)


 俺は拳に闘気を集中させ、掌底と共に弾いた風圧に闘気を籠めた。


「ぶはっ!?」


 不可視の衝撃が剣士の顔面に襲い掛かり、壁へと弾き飛ばされる。風斬かざきり程の殺傷能力はないが、無防備な男を吹き飛ばすくらいの威力はあるらしい。


(おお!? 初めて試したけど、結構良い感じじゃん!? よし、今の技は覇掌はりてと呼称しよう!)


 この世界に相撲があれば、ハリテ一本で幕内は目指せそうだ。闘気を纏った関取相手だとぼこられそうだが……



 背後に振り返って妙な動きをしていた俺を隙ありとでも勘違いしたのか、槍を持った兵士が襲い掛かってきた。


(闘気使いだな? 半端な闘気のお陰で、後ろを向きながらでも手に取るように動きが見えるぜ?)


 俺は突き出された槍を後ろ向きのまま横にステップして交わすと、相手が得物を引くより先にバックステップし、そのまま肘鉄をお見舞いした。


「ぐえ!?」


 迂闊にも、今の攻撃で兵士が手放した槍を俺は掴み取った。


「お、武器ゲット♪」


 武器を得た俺は仲間たちの様子を見ると、エドガーはさすが金級傭兵と言うべきか、既に剣を奪って暴れまわっている。武器有りの彼をサシで止められる兵士は皆無だろう。そのエドガーが機転を利かせたのか、次々と床に落ちていく武器をステアたち味方の自陣へ蹴り飛ばしていた。


 それをシュオウやクーたちが拾い上げて武器にする。


「エドガー、シュオウ! 守りは任せるぞ!」

「お、おう!」

「了解だ、ボス!」


 元々招かれざる客を誘い込む用の、偽客間なのだろう。壁や窓の造りは頑丈にできているので、入り口さえ守ってしまえば逆に立て籠もるのにはもってこいだ。


 公爵たちはとっくに扉から外に避難し、生き残った兵士たちも徐々に廊下側へと後退していく。それを俺は悠々と歩いて追いかける。


「ふむ、小剣でもいいが……槍も悪くないな」


 少しだけ柄が長くて屋内戦では不向きなので、俺は闘気を籠めた力技で強引に槍を折って短くした。


 これで短槍の完成だ。


 床に落ちていた槍も脚で蹴り上げキャッチし、もう一本短槍を作る。これで短槍二刀流の完成である。


 廊下にいる兵士たちを次々と槍の二刀流で応戦していく。これでも闘技場時代は小剣二刀流に辿り着くまで様々な武器に挑戦したものだ。我流だが、一通りの武器は使いこなせるのだ。


「このガキが! 舐めるなぁ!!」


 突如廊下の扉から兵士が飛び出してきた。しかも両サイドの扉、二方向同時にである。だが、闘気で既に感知していた俺はそれぞれの槍で相手の攻撃を弾くと、そのまま反撃して串刺しにした。


 その直後、通路の奥から矢が放たれた。両手は塞がっており、顔面直撃コースだ。


「あぶなっ!?」


 反射的に頭を捻って躱すが、矢はそのまま奥の部屋へと飛んで行った。慌てて矢の通り過ぎた背後を振り返ると、どうやらエドガーがキッチリ矢を撃ち落としてくれていた。背後の心配は無用らしい。


 それにしても今のは本当に危なかった。


「弓の闘気使いか……良い腕だな」


 全く気配に気付けなかった。


 矢が飛んで来たと思ったら既に射手は姿を消していたので、今は何処に潜んでいるかも分からない。屋内だというのに、なんと厄介な弓士だ。


「弘法筆を選ばず、か。あれ? ちょっと意味合いが違うかな?」


 筆……つまり武器を選ばずというより、場所に関係なく、が正解だろう。


 さっきの矢にはしっかり闘気も籠められていた。こいつを放置したまま屋敷を出ると背後から狙撃される危険もある。この射手はなんとしても、今ここで仕留めておきたい。



 俺は相手を待ち構えるかのように廊下で仁王立ちした。だが待てども一向に射手は姿を見せない。


(安易な誘いには乗って来ないか……頭も回るようだ)


「おい、ボス。こっちの兵士たちは全員倒した。さっさと外に出ようぜ?」


 何時の間にか客間の兵士たちを一掃したのか、エドガーが背後から声を掛けてきた。全員目立った怪我もなく無事なようで安心した。あの状況から立て直せるとは……我ながら驚きだ。


「いや、駄目だ。厄介な弓使いが館内の何処かに潜んでいる。そいつを無視して外に出るのは危険だ」

「……ほぉ? 面白そうな相手だな」


 戦闘狂でもあるエドガーはニヤリと口角を上げた。


「俺たちと違って搦め手タイプだな。ちょっと面倒だが部屋を一つ一つ……待てよ?」


 俺はこの射手に対して適任者がいる事に気が付いた。








「……最低な日ね」


 私は魔獣の狩りを専門とする冒険者だが、ある日貴族から依頼が舞い込んだ。上流階級の貴族からよくある魔獣の捕獲だ。捕獲と言っても別に生きたままである必要は無く、死体の状態が綺麗ならそれで問題ないらしい。生きて捕らえれば檻に閉じ込めて飼うつもりのようで、死んだら剥製にして飾るそうだ。


 下種な趣味だとは思うが依頼料は破格で、パーティメンバーと協力してかなり立派な魔獣を生きたまま捕まえてきた。


 それで仕事は終わりだと思っていたのだが、依頼主が私たちに面会を求めてきたのだ。まぁ、これもよくある話で、優秀な冒険者のヘッドハンティングだろう。


 私の所属する“疾風の渡り鳥”はAランクで、この辺りでは有名な冒険者パーティだ。ただ仲間たちは自由な性格で宮仕えする事を嫌う。私自身も貴族に仕えるのは御免なので、今回は会うだけ会って、丁重にお断りをするつもりだ。



 客間へ通されミルニス公爵本人と話し合っていると、一人の兵士が慌てた様子で駆けつけて、公爵に何かを耳打ちした。


「なに!? あの娘が!? すぐに兵を集めろ! 連中は全員、例の・・客間の方へ通せ!」

「はっ!」


 何やら不穏なやり取りを聞いてしまった。


 兵士を集めるほど警戒する相手を客間へ通すのか、まさかその客間とはここではないだろうなと私は動揺する。


「すまないな、疾風の。少し急用ができたので、今日の面会は……いや、直ぐに終わるので、その場で少し待っていてもらえんかね?」

「は、はぁ……かしこまりました」


 こんな事態になるのなら、早いところ誘いを断って退出すれば良かったと軽く後悔した。


(あ~あ。この後、街で服でも見たかったんだけどなぁ)



 待たされること三十分くらいだろうか、何やら屋敷の奥の方が騒がしくなってきた。しかも凄まじい闘気に僅かな魔力さえも感じる。


「な!? い、一体何事なのよ!?」


 ここは王国内でも指折りの大貴族、ミルニス公爵家の邸宅である。そんな場所で戦闘行為とは明らかに異常事態だ。しかし、下手に外へ出ようものなら、どんなトラブルに巻き込まれるか分かったものではない。



 しばらく室内に留まって様子を伺っていると、いきなり乱暴に扉が開かれた。入ってきたのは先ほど伝令に来ていた兵士だ。


「し……疾風のフェル殿! ご助力を願えないだろうか!?」

「ええ!? 一体何事です……?」


 嫌な予感がしてきた。


「公爵家に仇なす賊たちが館内で暴れております! どうか、お力添えを……公爵様直々のご依頼です!」

「し、しかし……依頼ならギルドを通して頂かないと……」

「有事です! ご理解ください! ギルドには私どもから説明しますし、報酬もできるだけご用意します! 何卒、何卒……!」


 私は精一杯の抵抗を試みたが、さすがに公爵家相手に正面切って“ノー”と言えるほど神経は図太くはなかった。


 仕方なく報酬の確約を取り付け、兵士は預けていた武装を私に返却すると、手短に賊の特徴を伝えた後、またどこかへと去ってしまった。


「……はぁ、なんでこうなるかなぁ」


 ぶつぶつ文句を言いながらも矢筒を掛け、弓と矢を手に持つ。


 本当はこういう行為は良くないのだ。自分たちこそが法だと主張する貴族側ならともかく、私のような平民が法律を無視する訳にはいかない。賊と呼ばれた相手がもし無実だとしたら、私が殺人犯になってしまう。


(けど、公爵家で暴れてる時点で、まともな相手じゃないわよね?)


 心の中でそう自分に言い聞かせ言い訳をする。


 少なくとも相手は公爵家に唾を吐いたのだ。その時点で賊はよくて奴隷落ち、普通なら打ち首だろう。最悪、一族連座もあり得るほどの大罪だ。



 ドアをゆっくり開けてこっそり通路を確認すると、賊らしき男の子が兵士相手に大暴れしている姿が見えた。


(うわぁ、あんな子供が相手なの? でも、かなりの闘気使いだなぁ)


 一瞬依頼を放棄したくなる衝動に駆られるが、子供とは思えない戦いの容赦のなさに、私の方も覚悟が決まった。


 少年が両サイドから現れた兵士に攻撃した瞬間、私は潜めていた闘気を一気に矢へ通し、頭部に目掛けて射った。タイミングはバッチリで躱せっこない!


 そう思っていたのだが、少年は恐るべき反応速度で首を捻って矢を回避した。


(うっそ!? アレ避けるぅ!?)


 直ぐに闘気を隠し室内に逃げ込んだので、こちらの正確な位置まではバレていない筈だ。


(不味ったぁ……。欲張らず、胴を狙えばよかった……!)


 だが、こうなったら最早正面からの攻撃は通用しないだろう。このまま身を潜んでチャンスを待つか、相手が家探しするのなら窓から逃走するかの二択を迫られた。




 ……暫くの間、胃の痛くなるほどの静寂が続いた。


 館の住人たちは外か二階へ逃げたのか、一階部分は静かなままだ。闘気で探ると少年の他にもう一人ヤバそうな闘気使いが廊下を陣取っていた。この状況下で反撃なんて悪手以外の何ものでもない。


(……やっぱり、ここは一度逃げるべきよね)


 窓から逃げようと外の様子をチラリと見た瞬間、真横にある壁から突如青年が飛び出てきた。


「なぁ!?」


 どういった絡繰りなのか、その青年は壁をすり抜けてきたのだ。思わず動きを止めてしまう。


「見つけたぜ! 射手はこの部屋だ!!」


 青年が大声を上げた直後、先ほど狙った少年だと思われる闘気使いがこちらへ駆けつけてくる気配を私は感じ取った。

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