第4話 雛祭り

「ルンルン♪」


「おや?なにやら、上機嫌だね、麦ちゃん?」


「あっ!雫先輩、お疲れ様です、今日の昼飯は、社食で、女性社員限定のデザートが無料で付くみたい何ですよ?」


「あ~、あれか~、今日は、雛祭りかぁ~、もうそんな時期なんだ、早いなぁ~」


雫先輩は、麦谷の話から、今日の社員食堂のデザートについて予想が出来ていた。


「雫先輩、その口ぶりだと、今日の社食のデザートについて知っていますね?」


麦谷の指摘に、雫先輩は。


「うん、知っているよ、毎年この時期、と言うか、雛祭りの日、

限定のデザート何だよね、この日は、限定のデザートは、

男性社員も社割で限定のデザートを購入出来るのよ」


雫先輩と麦谷が社員食堂について話していると。


「おまえら、何、話しているんだ?」


「あっ!、巣鴨先輩、お疲れ様です」


「巣鴨、お疲れ、今、麦ちゃんに今日、雛祭りだから、

女性社員限定のデザートが無料で食べれるよって、話していたのよ」


「あ~今日は、雛祭りかぁ~、限定のデザートを男性社員が、注文すると、

その場に居る女性社員から、殺気のこもった目線で睨まれる日だから、

この日は、男性社員は、全員社員食堂に入る強者の独身は居ない、

逆に、モテたいアピールしたい、男性社員は、限定のデザートの上位デザートを睨まれながら購入し、狙っている女性社員への、貢ぎ物となっている、

うちの会社は、社内恋愛OKだからなぁ~、

交際中の男性社員から、凄い出来事に遭遇する確率が、今日は、かなり高いぞ

まぁ、行ってみることだな!」


「あぁ~うちの会社、名物のあれね!今年も見れるかも」


巣鴨先輩と雫先輩が、この会社の名物について、

低身長の麦谷には、未知の話だが、意外にも自身に密かに狙っている、

男性社員が居ることを本人は、知らない、それもそのはず、

既婚者の石沢課長と彼女持ちの巣鴨先輩のコンビが番犬として機能している為、

並の男性社員は、近寄れないでいた。


「あっ!、巣鴨、今年も今日の貢ぎ物よろしく」


「ハイハイ、席取りよろ~」


「へっ?雫先輩と巣鴨先輩って交際中何ですか?」


麦谷が、雫先輩と巣鴨先輩に事実を確認すると。


「あれ?知らなかった?」


「お前、知らなかったのかよ」


二人とも、照れながら、白状した


「へっ?あっ!それで、詳しいですか?納得しました、と

同時に驚きです」


麦谷の反応に、二人は、


「雫、今年の新人女性社員へのデザート貢ぎ物ダービーは、誰が、トップになっている?」


「麦ちゃんが、食い込んでいたわ」


「⁉」


「あ~、今年は、特色思考が、多かったのか?」


「それは違うわよ、逆玉狙いが、多いわね」


「麦谷、今日の昼飯は、大変だけど、頑張れよ」


昼休みの為、二人は、仲良く恋人つなぎして、社員食堂に向かった。


3分後、麦谷は、一人寂しく社員食堂に向かった。

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昼飯(ランチタイム) 永遠の絆 @bannku

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