第4章 夜空へ消える革命譚
翌日。昨夜知り合ったコペルニクスと話をする事になった。彼女の初対面の印象は正直言って変な人だ。振る舞いと言い口調と言い掴み所の無い変な人だと思うが 話してみないと分からない
物もある。
総監「コペルニクス。いる?」
コペルニクス「おやおや総監。私とのお話に時間を割いてくださるなんて。総監もお忙しい身でしょうに。嬉しいですねぇ。」
その割には無表情だが。彼女の部屋に案内されて椅子に座り 話し合う。
コペルニクス「まずは自己紹介から。私はニコラウス・コペルニクス。この施設には二年ぶりに戻りました。」
総監「よろしくね。コペルニクス。」
コペルニクス「ええ。私は基本的には夜しかいません。朝は...寝てます。昼夜逆転してますので。とまぁ..これしか話すネタがないんですよね。どうします?お開きにします?」
総監「いや。折角だしもう少し話をしない?」
コペルニクス「そうですか...。では...ん~...。どうしたものか。」
コペルニクスは考え込む。そして軽く溜息を吐く。そしてこちらを見て告げる。
コペルニクス「ああ。そういえばこの施設はも一つ別のグループがある事はご存知ですか?」
総監「初めて聞いたよ。」
コペルニクス「私も最近まで知らなかったのですが どうやらかなり治安が悪いらしく。ジャンヌさん曰く 全員血の気が濃いらしいです。」
総監「へぇ。物騒。」
コペルニクス「ですよね。その中でジャンヌさんが普通に暮らしてたのは驚きですよ。まぁ彼女二重人格ですし 納得出来ますが。」
総監「あ。そうだ。」
コペルニクス「どうしましたか?」
総監「ジャンヌが二重人格の事気にしてるらしいんだけど 何か知ってる?」
コペルニクス「さぁ。私あの方あまり好きでは無いので。まぁ何かあったら協力しますよ。...さて。そろそろ。」
コペルニクスは立ち上がる。
総監「お開きにする?」
コペルニクス「はい。」
彼女の部屋から出る。割と会話が弾んだ。するとコロンブスが見慣れぬ男性と話していた。
コロンブス「アンタさ。何しに来たわけ?」
?「いや~..移転になったから来ただけさ。」
何やらバチバチの雰囲気。そこへ助け船を出す。
総監「お二人さん。どうしたの?」
コロンブス「あ総監。マジでコイツどうにかして?」
ナポレオン「俺そんなに悪いか?...ああ。すまない。俺はナポレオン。絶賛元カノと喧嘩中さ。」
コロンブス「ちょっ!」
総監「えっ...?えええぇぇっ!?」
ナポレオンと初めましてより コロンブスに元カレがいた事の方が驚きだ。
コロンブス「アンタが余計な事ばっかし言うから!」
ナポレオン「本当の事じゃないか。」
コロンブス「うるっさいわね!だからアンタとは別れたのよ!あ~...違う。別れたんじゃないわ。私が振ったのね。」
ナポレオン「ああ。お前はいつもそうだった。自分は悪くない感をいつも出してたな。」
コロンブス「はぁっ!?何よ!」
すると後ろからコペルニクスが来た。
コペルニクス「騒がしいですよお二人さん。喧嘩はそこまで。どうやら総務から大事な任務のお話がある様です。」
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