第4章

コペルニクス「騒がしいですよお二人さん。喧嘩はそこまで。どうやら総務から大事な任務のお話がある様です。」


コペルニクスに案内され 訓練室へ向かう。そこにはもう全員集合している様だ。


総務「皆揃ったな。今回の任務は G.Pが創られていると言う噂のある場所に潜入し調査する。」

マゼラン「そんな場所がっ..!」

政宗「聞いた事がある。陸のG.Pは自然に発生するのでは無く 誰かに創られていると。それも創造主とはまた別の誰かが。」


総務「そうだ。それに創られていると噂のある場所はとてつもなく広い。調査には時間が掛かるだろう。」

コロンブス「要は 手分けして捜そうって事ね。」総務「その通りだ。まずは班分けだ。」


総務から言い渡され この様な班になった。


『一班...勝 海舟, 上杉 謙信, クロムウェル, コペルニクス。

 

 二班...ジャンヌ, マゼラン, ヴァスコ・ダ・ガマ, 伊達 政宗。


 三班...ナポレオン, 加藤 清正, 石田 三成, 武田 信玄。


 四班...総監, 坂本 龍馬, コロンブス, ニュートン。


 五班...織田 信長, 豊臣 秀吉,徳川家康。


 六班...杉田 玄白, 吉田松陰, 北里 柴三郎。


 七班...ダヴィンチ, ミケランジェロ。』


何人か知らない人がいるが いずれ関わるだろう。


総務「では場所は後程送る。外に出て待機せよ。」

一同「はい!」


そして皆は外に出て待機した。


龍馬「よお総監。よろしくな。わしが坂本龍馬や。」


だいぶ方言強めだ。


総監「よろしく龍馬。」

龍馬「馴れ馴れしいねや。そう言うの大歓迎や!」


早々に肩を組まれる。するとイヤホンが振動した。どうやら総務から場所が送られて来た様だ。


ニュートン「さて。行きましょうか。」


全ての班がそこへ向かう様子はまるで修学旅行だ。それぞれの班は談笑しながら目的地へ向かう。


政宗「ジャンヌ。そんなドレスで戦えるのか?」ジャンヌ「全然大丈夫ですよ?ほら..人格変わるので。」


ジャンヌは自身の二重人格を自虐ネタにしているが  正直可愛いから憎めない。


信玄「足腰に来るな...。信長。後で腰叩いてくれ。」

信長「あいよ。」


たまに聞こえる談笑は微笑ましいが 後ろで喧嘩している二人組がいる。名は出さないが さっきも喧嘩していた二人組だ。

────そんなこんなで目的地に着き 早速調査が開始された。


ニュートン「きっとG.Pの襲撃でしょう。その痕跡が多く残っています。」


ニュートンの冷静な分析が光る。しかし コロンブスが神妙な顔付きをしていた。


総監「どうしたのコロンブス。」

コロンブス「いやさ。G.Pだけでこんなに崩壊させる事ってできるのかなって思って。」

ニュートン「言われてみれば確かに...。基本G.Pは生命に対して攻撃する筈です。」

コロンブス「まぁ 単に戦いに巻き込まれた可能性の方が高いけどね。可能性としてはある程度。」


すると再びイヤホンが振動した。


謙信『総監。コペルニクスが何か発見したらしい。此方に向かってくれ。』

総監『了解。』


謙信から場所が送られて来た。


総監「皆。行こう。」


一斉にその場から走り出した。

──数分後。


クロムウェル「総監。あれを。」


クロムウェルが指を指す方向には壊れた謎の機械があった。


コペルニクス「あれは恐らく...何かしらを融合する装置のようですねぇ。」

?「融合?」

コペルニクス「ええ。もし海舟。貴女があの装置の左側に そして私が右側に行けば 私と海舟のハイブリッドが作れると言う訳です。多分。」

海舟「人がいた...G.Pが創られている噂....崩壊した町...っ!」

コペルニクス「どうしました?海舟。」

海舟「あの...凄く恐ろしい事を想像しちゃって...」


だがコペルニクスはそっぽを向いた。


コペルニクス「今はその事を追及している場合じゃないでしょう?」

海舟「そのっ...どうしても言いたくて...」

コペルニクス「はぁ...どうぞ。」


海舟は下を向いて言った。


海舟「その..誰かが人間とG.Pを融合させようとしたんじゃないかなって...」

謙信「っ!?」

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