第4話 幼馴染

作者の訂正ノート

すみません。第3話(現2話)の紅葉の性別が男になっていたのでその点を変更しました。

また、第1話をプロローグに変更しました。

第3話の変更前:

………………も可能だ。

そして、俺にはもう一人がいる。

まだ2歳半だが……………

変更後:

………………も可能だ。

そして、俺にはもう一人がいる。

まだ2歳半だが……………


---

「え…?」

俺は死んだかと思ったが、死んでなかった。

先程のバサッという音はどうやら誰かの能力…?

「水谷さん。初日から何してるんですか、全くもう…」

藤原さんだった。

先ほどの能力は風を起こし、ブラックホールらしき物は飛ばされた…いや、風で煽られて壊れたのだ。

「チッ、まあ良い。ただ、次喋ったら殺すからな…!」

そう捨て台詞を吐き、

「全く、この乱暴者が…」

藤原さんが珍しく怒りの声で呟いた。そういえば「せいなー」の皆、「怒った声のせいな様で戒められたい」とか言ってたなー。あ、ちなみに「せいなー」っていうのは、藤原さんのZoutubeチャンネルのリスナーの事だ。

「大丈夫ですか?めいあん…さん?」

⭐︎神サービス⭐︎

俺は今、藤原さんに話しかけられたという事実が飲み込めない。

だったら明暗めいあんと言われたら睨んでしまう程嫌だが、そんな事さえどうでもいい。ちなみに小学校3〜6年ははそれやったせいで「調子乗るな」って言われていじめられてた。

「は……ははははははい」

緊張しすぎて口が思う様に動いてくれない。

でも、感激だあぁぁ…

しかし藤原さんはハッと何かに気づいたようだった。

「すみません。明暗あけくらさん、でしたね」

そこ気付かなくても別に良かったんだけど、⭐︎神⭐︎す⭐︎ぎ⭐︎る⭐︎

おそらく顔真っ赤な俺に優しく微笑んだ藤原さん…せいな様は、そのまま去っていった。

朝からいい事あったなぁ…殴られりしたからそれは良くないけど。


そして忙しい朝を乗り越え、昼食の時間に。

俺は音華が早起きして作った弁当を開ける。

せいな様のちびキャラのキャラ弁だ。

俺は誰もこないので屋上で食べている。

小説とかで屋上で弁当食べてるシーン出てくるくせに皆来ないのだ。

「いただきます」

「純!久しぶり!」

「餡!?お前何で南ヶ丘じゃないんだよ!?」

幼馴染、さなあん。通称「あんこ」だ。

当の本人も餡大好き人間で、実家は和菓子屋を経営している。

中学校は俺と別のところへ行き、高校もみなみおか高校という高校に通うはずだったのだが-

「レベル高すぎて落ちた」

南ヶ丘って、確かにレベル高いからな…

ちなみに、この高校はたて高校だ。

「へー、純せいなーか」

「ああ、そうだy…え?純?」

「うん。私もせいなーだよ」

せいなー仲間キター!

「…っていうかなんでキャラ弁だけで俺がせいなーって分かったんだ?」

「うーん、女の勘?」

女って怖い。

その後、俺たちは会話しながら弁当を食べた。うまかった。

弁当も、餡の弁当作りスキルも。後で教えてもらおっかな。


第3話の登場人物紹介

焼貝雄介

12人兄弟の末っ子。双子の兄が居る。

見た目は不良以外の何でも無いが結構優しい。しかし何故純樹を虐めたのか…?

性別:♂

年齢:16歳

誕生日:4月2日(←ギリギリ高1。後1日早かったら純樹達の先輩になる。)

能力:{焼却}色んな物を燃やせる。発火対象範囲は能力値により変わる。

能力値:Lv.739 Rank A


蔓藍斗

アメリカ人と日本人のハーフ。5歳から13歳までニューヨークに住んでた。

英語ペラペラでNYに住んでたことを自慢する。嫌な奴。

性別:♂

年齢:15歳

誕生日:3月26日

能力:{藁人形生成}名前の通り。使い道は特にない。ちなみに上位互換に{藁人形化}がある。

能力値:Lv.519 Rank B


水谷柳

バスケ大好き。髪色は何故か青(地毛)。

姉が5人、妹が2人おり、その中でも五女の莉菜が大好き。(シスコン。)

性別:♂

年齢:15歳

誕生日:9月15日

能力:{黒穴召喚}特定の物のみを吸い寄せるブラックホールを召喚できる。

   {口封じ}一定時間声を出せなくさせる。特定の事を他人に話せなくする事も       できる。

能力値:Lv.829 Rank S

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