#3 部長への一歩と厳しい運動会練習
ー次の日ー
「はぁぁぁぁぁぁ…柚璃ちゃぁぁぁん!怖いよぉ〜(泣)」
私は柚璃ちゃんにべったりひっつく。
「真依華ちゃん、どうしたの?」
柚璃ちゃんは心配したように聞く。私は
「クラブ部長のスピーチ怖い〜(泣)選ばれるかな〜??」
すると、柚璃ちゃんはにっこり微笑んで、
「大丈夫、真依華ちゃんならいけるよ」
と、言ってくれた。そしてスピーチの時間に先生に呼び出されて、それぞれ部長の候補者は渡り廊下に呼び出された。すると、仲良しの亜実に会った。
「あ、真依華ちゃん!!部長に立候補したの??」
「うん!!もしかして亜実も!?」
「うん!!そだよ〜ん!!」
亜実はダンスクラブの部長を立候補。それに夏菜(かな)もいた。
「あ、夏菜!!やほ〜!!」
「あら真依華ちゃん!やほ〜!!」
「夏菜も部長立候補したんだ!!」
「うん!そうなんだ〜!!」
やっぱり会話が弾む。クラス替えで喋れてないし…楽しいな…
ある程度集まった。どうやら私の立候補したものづくりクラブの部長は私以外にいないらしい。ダンスクラブも。1番多かったのは夏菜が部長を立候補した、パソコンクラブ。立候補者は夏菜含め4人。夏菜…がんばってね…!!
「あ、朝雛さん、発表お願いします」
いつのまにか私が呼ばれていた。私はそれぞれの部長立候補者達の前に立つ。私は笑顔を崩さない。
「私が立候補した理由、それは皆さんにクラブ活動をよりよく充実させたいからです。みんなが楽しめる空気を作れるよう頑張りたいからです。」
終わった…。そして他のみんなの発表も終わる。
ー螟ァ荳亥、ォ縲√い繝ウ繧ソ縺ッ驛ィ髟キ遒コ螳壹□繧ゅs縲るヲャ鮖ソ繧峨@縺?せ繝斐?繝√〒繧る∈縺ー繧後k繧ゅsー
ついに結果発表…!!!!
「ものづくりクラブ、部長は…朝雛さんです!!!!!」
「わぁぁ…!!ありがとうございます!!」
私は嬉しかった。亜実も見事に部長に!そして夏菜も、部長に選ばれた…!!!!みんなで勝ち取ったんだね…!!!
ーそして数十日後…ー
「オイ!!!!!」
私らはまた怒鳴り散らされる。またふざけた奴らが…そう、私達は今、運動会練習をしている。
「集団行動はみんなで一つになってやるものなんだぞ!!!」
はいはい何回も聞いてますよーっ。と、心の中で言う。まったくうちの担任は『連帯責任』好きだなぁ。ずーっと連帯責任、連帯責任うるさいです〜…。と、心の中で言う。
「もう一回、ステップやるぞ〜?!」
私は「ハァ」とため息をついてステップ練習をした。
「暑い〜!!!」
練習が終わり、一軍女子共や問題児男子共に聞かれないようなボリュームで柚璃ちゃんに呟く。
「暑いね〜」
暑くても柚璃ちゃんの穏やかさは変わらなかった。ちょっと安心した眼差しで私は柚璃ちゃんを見る。表情ものびのびとしていている。反対に私の表情は…『笑顔の仮面』を付けているようだった。でも、そんな過酷な日々でも柚璃ちゃんがそばにいるから怖くなかった。
ー譟夂茶縺。繧?s縺後>縺ェ縺代l縺ー繧ェ繝ャ縺ッ螢翫l縺ヲ縺?◆繧薙§繧?↑縺?°縺ェ?ー
そんな現実でもオレは生きる(始まりのお話) 宮野迷子 @maico_
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。そんな現実でもオレは生きる(始まりのお話)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
あこがれの先/一の八
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
嘘にまみれた男/eimy
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 26話
野鳥先輩/御影
★1 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます