第7話 5.政府主導

 今回のコロナワクチンは日本政府が購入して、無料(税金で買っているわけですが)で日本国民に接種をしていました。大きな会場を借り、高額の報酬で医師を雇い、大勢の人を動員して接種していました。


 通常のワクチンであれば、製薬会社が製造・販売をし、政府は審査や監督をします。

 この場合、政府は第3者というか、製薬会社とは別です。この時の政府(国)の責任は、不正があればまた別ですが審査・監督によるところまでです。

 薬害事件が起きたときは、審査に不備があった、そもそも審査の制度に不具合があった、製薬会社のデータ改ざんを見抜けなかった、問題が分かってすぐに発売中止・回収させなかった等、色々と責任があると思いますが、製造・販売をおこなうメインで責任を負うべき製薬会社とは別です。


 コロナワクチンの場合、政府が購入済みのワクチンを政府が主導して接種しています。同時に政府は審査、監督機関でもあります。

 つまり、審査・監督機関が大金を出して買い、大金をかけて接種させているものが、きちんと審査・監督されているって信じられますか?本当に信じていいのですか、それ。本当に騙されていませんか?絶対大丈夫ですか?というくらいは疑っておくべきです。


「ワクチンを購入して大々的に接種を推し進めた」という部分は政府の責任割合を増加させてしまいそうです。

 どこまで責任の割合が増えているのか私にはわからないけど、何か問題が起こったとしても、簡単には引けないくらいだというのはわかります。滅茶苦茶な額の税金を投入していますし。


 政府には第3者であってほしいです。せめて助成金を出すとかその程度にとどめておいてほしかったです。

 政府が第3者でない事例というのは、薬害ではなくて公害ですが、足尾銅山鉱毒事件や水俣病を思い出させます。

 国策企業が起こした公害で、国としては生産を止めたくなかった。だから対策が後回しになったり、訴えや原因の特定結果が握りつぶされたりして被害がどんどん拡大していった。

 分野が変わっているのです。足尾銅山みたいな国策企業は産業の分野ではなく政治の分野に変わっています。生産を続けないと国策に不具合が出てくる。だから何を置いても生産高が大事になります。国から言われているから、何としても生産しないといけないノルマが課せられる。たとえ何を犠牲にしたとしても。


 コロナワクチンも政府が全て買い上げたことで分野が医学から政治に変わっています。

 医学のままなら、コロナワクチンの目的は、許容範囲内の副反応でコロナを〇%予防、とかになります。

 また、企業が販売していて、分野が産業のままでも、あまりにもハイリスクなものを世に出してしまうと訴訟で会社がつぶれてしまうので、動物実験とかで分かりやすい副作用・副反応があるものは出さないはずです。それでも、薬害事件とかたくさん起こっていますが。


 分野が政治に変わると何が問題かというと、医学的なものではなく、政治的なノルマが課せられてしまうことです。〇月までに〇%とかの接種目標ができて、大切なのはノルマを守ることで、コロナを予防する事じゃなくなっているのです。

 副反応が出たとしても異物が混入したとしても、ノルマに〇%以下の副反応で~となっていなければ、接種が優先になってしまいます。


 通常10年かかるところを開発期間1年でどうにかするような開発上の滅茶苦茶なノルマに、短期間に数億人分のワクチンの供給という製造上の滅茶苦茶なノルマ。さらに短期間に接種率を上げるための接種上のノルマ。


 こんな滅茶苦茶なノルマを課せられたワクチンを打ちたいですか?滅茶苦茶なノルマはミスの元です。こんな滅茶苦茶なノルマを課せられたワクチンがカタログスペック通りの効果を持つとなぜ信じられるのでしょうか?

 すでにいくつもmRNAワクチンを1年で作っていて、且つ、カタログスペック通りの効果を発揮して副反応も何も問題というならまだわかりますが、これ1個目ですよ?

 そして、問題が起こった場合に軌道修正が難しくなる。問題を認めたら責任を追及されちゃいますからね。


 もし、問題が起こってしまった場合、どうなるのでしょうか。

 ワクチンで問題が起こるというのは、副反応で後遺症が残ったり、残らなくても重度の症状が出たりということだと思います。

 その状態で、被害の申請をし、裁判をおこなうことになるでしょう。基本的に薬害・公害は発生から解決まで長期案件です。中には足尾銅山鉱毒事件のように発生から終了まで100年くらいかかっているものもあります。


 原因をワクチンであると特定し、副反応であること証明する資料を揃え、慣れない裁判へ。仕事ができなくなったり、医療費負担で経済的に苦しいのに裁判費用まで掛かって、金銭的、時間的、精神的、肉体的に厳しい闘病&裁判生活。

 専門家でデータをたくさん持っていて、お金も人員も時間もたくさんある国や製薬会社に対して、良く知らない医療の分野で責任を追及して認めさせるという、考えるだけで果てしない労力が必要です。


 普通の薬害事件だって大変なのに、今回は政府主導で、政府の責任割合が大きいですけど、もし問題が起こった時、裁判に影響はありませんか?

 ただでさえ、薬害事件の裁判は10年コースなのに、コロナワクチンで問題が起こったら、薬害エイズ事件の裁判より時間がかかりそうです。


 もし自分が裁判できるような状態でなければ、家族がすることになります。大切な家族に裁判させるのですか?

 10年やそれ以上続くかもしれない、認められるかもわからない、長く苦しい裁判を。じゃあ、裁判辞めます、責任は追及しませんってならないですよね。家族が苦しんでいるのに、大切な家族のために戦わないのですか?


 私はそんなことになったら、諦められないです。だから、今まで薬害事件を起こしたどんな薬や治療法よりもリスクが高いコロナワクチンを接種しませんでした。大切な家族に薬害裁判なんてさせたくないので。

 大切な人を守りたいのなら、コロナワクチンのようなハイリスクな物には手を出すべきではないのです。

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