第5話 3.mRNAワクチン
今まであったワクチンは不活性化ワクチンと生ワクチン。
簡単に言うと、体に異物を入れてその異物への免疫を獲得する方法で、異物の種類とか、毒性とかが違います。
これは普通に風邪ひいたり病気になったりしたときと同じ原理で免疫を獲得していると思います。異物を強制投入するのと、いつの間にか感染していたという違い、異物の毒性の強さの違いとかはあります。
mRNAワクチンの場合はmRNAを投入して全身の細胞でスパイクタンパク質(上記の異物)を作らせる。
つまり、従来のワクチンに比べて人の細胞に"作らせる"という新たな工程が増えているわけです。
これを知った時、本当に大丈夫!?ヤバくない!?と思いました。ここを聞くだけでも、例え普通の開発期間や治験期間を経ていても、打つにはかなりの勇気が必要なのですが。
最低でも5つくらいmRNAワクチンが治験を通っていて、その後の問題の起こっていない使用実績が10年くらいあればこの項目はなかったのですが、私は今回のコロナワクチンで心底ビビってしまいました。
何が怖いって、全身の細胞でスパイクタンパク質を生産させるというのが怖いです。
今までのワクチンは現在ある免疫機構をそのまま利用して、免疫を獲得できるようにしています。添加物や毒性が強くて薬害事件が起こることとかもありますが、自然との大きな違いは、強制投入か否か、毒性の強さであって、人が介入するところは、投入するところだけ。
それに比べて、mRNAワクチンは、人が介入する場所が増えています。
人体とは奇跡のバランスで成り立っています。さらに、まだわかっていないことがたくさんあります。ノーベル医学・生理学賞がまだ残っているのがその証拠です。わからないことが少ししかないのなら、ノーベル医学・生理学賞やその他の医学関係の賞はいりませんから。
古代中国で水銀が不老不死の妙薬だったように、その時にいいと言われたものが、本当にいいのかどうかというのは、時間が経たないとわからないものです。
コロナワクチンに限らず、水銀を不老不死の妙薬だとありがたがるような、それに匹敵する何かをきっと今やらかしています。100年後くらいから見たら、あんな健康法やったら寿命が縮むのに、とか言われているのがきっとありますよ。
農薬とか食品添加物とか薬とかでも。ローマ帝国を滅ぼしたという鉛入りのワインを美味しいと言って飲むような、愚かなことをきっとしているでしょう。
人体に何かするときは、ほんの少し変えただけのつもりでもどこかに無理が出て、バランスを崩して不調になったりします。
例えば、高齢者が飲んでいる薬とか、薬の副作用で便秘になって、その便秘をどうにかするための薬で・・・以下ループ。おくすりが大量になります。私の祖父母も大量に飲んでいました。
サリドマイド事件だって、鏡像異性体という鏡写しになった構造の物が混じっていて、あんな事件を起こしたと学校の授業で習いました。ほんの少しに見える違いは人体にとって大きな違いです。
今はわかっていることですが、発売当時はそんな物があるとは誰も知らなかった。知らないものはないと同じ。だから検査項目がなかった。検査項目がないものは存在しないと同じです。
果たして、開発開始から1年のコロナワクチン(mRNAワクチン)の影響を調べるのに必要な検査項目は、十分に調査され尽くしているのでしょうか?
だから人体に対して新しい事をするときは、慎重にやっていかないといけないのではないかと思っていました。
ワクチンの副反応は2ヶ月以内が殆どらしいですが、それがmRNAワクチンに当てはまるという知見って今まであったのですかね?数年経ってジワジワ影響が出てくるとかはないのでしょうか?
人はまだ人体のすべてを知っているわけではないはずなのに、ニュースとかでは副反応はない、とあってびっくりしました。
今までノータッチだった分野に手を出して、本当に何も問題ないかどうかというのは、今現在、打った人が自分の体を張って確かめているところなのに、なんで言い切れるのでしょうか。
さらに、15年くらいの治験失敗の歴史も不安材料です。その治験失敗の要因は本当に解決したのか?さらに、技術革新でサイトカインストームとかの激しい副反応は起こらなくなった事になったそうですが、その技術革新したワクチンで治験を通っているmRNAワクチンは、コロナワクチンが出てきた当時はなかったわけですね。コロナワクチンが1個目です。
つまり、技術革新してワクチンの成分か何かが変わってしまったので、普通は技術革新からはまっさらな状態で調べ直しでしょう。それなのに長い失敗の歴史を連呼されると不安になってきます。
mRNAワクチン自体に関しては失敗を含めて30年も歴史がありますって報道とかでありましたけど、そんな今回のコロナワクチンと違うものの説明をするよりは、現在のコロナワクチンでの動物実験や外国での治験の結果を詳しく説明してほしかったのですが、そういうのは見つけられなかったです。
あと、その技術革新の部分に関しても、問題なく量産できるのかという疑問があります。今まであったmRNAワクチンは最も進んでいても治験中までだし、普通ならいきなり億単位の人に打つ予定はないだろうから、それまでに先を見越して開発していたとしても、普通はもっと小規模な生産設備のはずだと思うのですが。
まとめると、mRNAワクチンというだけで全く底の見えない未知のリスクだと思いました。それを「コロナワクチンとしてのmRNAワクチン開発期間1年」が強力にバックアップしています。
しかも、なぜいきなり大勢に打とうとするのでしょう。どうして治験ギャンブルが上手くいく方に、全掛けするのでしょうか?私には理解できません。
もし、未知のリスクが表に出てきたとしたら、待っているのは差別かもしれません。
サリドマイド事件とか、薬害エイズ事件とか、他には公害で水俣病とか、古いところではセイラム裁判とか、被害者が何も悪くなくても病気になって差別される事例がたくさんあります。
しかも、今までなかった症状というのは、それが起きてもわからず、ただ体調不良に苦しむ可能性があります。
何科に行けばいいのかわからず、かかってもどこも悪くないですと言われ、病院をたらい回しになっても、いつわかるかどうかもわからない。何を検査すべきなのか、そもそもの原因もわからないから、最初に発症した人はとても苦労することになります。
死亡でない場合は、治し方があるのかどうか、これからどうなるのか、原因や対策が分かるまで不安の中で生きていかないといけない。職を失い、家族に迷惑を掛け、症状によっては自分だけではなく家族も差別される。
何が起こっても不思議ではないし、何かが起こっていてもわからない可能性がある。そしてそれが、人生のいつ現れる爆弾になるのか、不発弾なのか、それとも爆弾ではないのかもわからない。
枯葉剤みたいにひ孫世代にまでたたるようなものもあるし、分からないものには手を出したくないです。
新しいというのは、新しいというだけで新薬、新ワクチンを接種しない理由に足る十分なリスクです。
飛行機に例えると、不活性化ワクチンや生ワクチンは同型機がすでに飛んでいるもの。mRNAワクチンは飛行実績がないものです。今までに出てきたワクチンは、同型機が飛んでいても、何年も飛行試験をしてきました。
一方、今回のコロナワクチンは、今までのワクチンから大幅に変更が加えられた新型機(ジェットエンジンと、SFにあるような〇粒子エンジン位の違い)にも関わらず、ほんの数か月の飛行試験(=治験期間)をしただけで、いきなり大量に飛ばして実地で試験しています。ちなみに一度乗ってしまったら、二度とこの新型飛行機から降りられません。
あと、語感からスパイクタンパク質がアスベストのようなイメージで固定されてしまったので、打ちたくない理由の一部ではあります。まず、スパイクタンパク質って初めて聞いたので、分からないものに手を出したくないこと。
スパイクタンパク質が抗原になっているワクチンって今まであったのですかね?調べてもコロナワクチンしか出てこなかったです。もし、以前に十分な時間と被験者数で試験されたワクチンがなければ、スパイクタンパク質自体の安全性についても、今回の治験期間中に調べないといけないので、期間が短いのに調べないといけないことが多すぎです。
それから、コロナワクチンという大きな塊から離れた小さなスパイクタンパク質ということで、アスベストみたいだなと思いました。
アスベストみたいに大きな塊(コロナウイルス)から離れた小さな、小さなかけら(スパイクタンパク質)が刺さりそうというイメージができてしまいました。大きい塊についているスパイクタンパク質と、単体のスパイクタンパク質って同じ性質なのでしょうか?
他の確固たる理由に比べたら、ただのイメージなので項目にはしていませんが。
それから、mRNAワクチンが細胞に作らせるスパイクタンパク質の総量は同じなのかという疑問もあります。違ったら抗原の量が違うということだから、問題にならないのでしょうか?
若い人と老人ですと、mRNAワクチンの“細胞に作らせる”だと生産量が若い人の方が多いイメージがあります。
mRNAワクチンでないワクチンとかは抗原は量一定です。抗原を作って人体に入れているのだから。逆に体重などが異なる人々で同じ総量のスパイクタンパク質が生産されていたとしたらそれは問題になる事はないのでしょうか?
そのあたりの検討はやっているのでしょうか、開発期間たったの1年でできることなのでしょうか?
そういう資料はどこにあるのでしょうか。打つ前に確かめておきたいこういったデータがまるで見つけられない、というのも打たない理由に入ります。
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