第3話 1.治験中??

 ?がついているのは、治験中なのか治験中じゃないのか色々書いてあって、良くわからないからです。治験中でも承認されているのか??どれが正しいのかわからないです。

 ただ当時は当然、治験中だと思っていたので、その内容でこのエッセイは書いています。ちなみに、治験中であっても治験中でなくても治験期間が短いのが問題なので、内容はたいして変わりません。


 さて、コロナワクチンに限らず、治験バイトに参加できるでしょうか?私はできません。怖いので。

 注射を1本打つだけで1万円とか、1ヶ月単位のだと何十万円ももらえたりするそうですが、当然、それはリスクに見合う報酬額で、治験とは治験バイト代相応のリスクのあることだと認識しています。


 治験を通過した薬とかでも薬害事件が起こっているのに、通過もしていない、人体に起こる副作用・副反応を確認中の薬やワクチンには中々手を出せないです。

 私が治験に参加するとしたら、何か難病にかかって、既存の薬とかは効かないから、人生の逆転をかけて新薬にかけるという場合くらいかなと。ただ、プラセボが混じっているらしいですが。


 とはいえ、治験バイトというのは何も問題が起こらないのならば、楽に稼げるものとして人気なのはわかります。

 そもそも、人で治験をする前に、動物実験とかありますので、少なくとも人で治験をするようなものは、動物実験では大きな副作用とかは出ていないはずだと思っていました。

 人で何か問題が起きたら大問題です。もし治験中に誰かが亡くなったり、後遺症が残ったりしたら審査に通らなくなって、数百億円もする開発費が無駄になってしまします。


 開発費が高いので、企業規模の小さいバイオベンチャーにとって治験とはギャンブルであり、治験の結果に一喜一憂して株価が乱高下してしまうもので、正に社運をかけたものになります。

 そのため、私は治験とはギャンブルであると認識しています。どんなに有望そうに思えても、十数年の開発期間を経ていても、治験とはギャンブルです。


 ただ治験が終わっても、というより発売された後でも、副作用とかは出でしまうわけで、薬害エイズ事件とかサリドマイド事件とかでも発売から数年後に原因が特定されています。

 そのため、治験が終わっただけではビビリの私には不安です。私の場合は、少なくとも治験が終わってから最低4年(サリドマイド事件の原因特定(1961年)が発売(1957年)から4年のはず)は様子見したいです。4年は本当に最低限なので、できれば10年位は欲しいところです。これは今回のコロナワクチンだけでなく、他の薬やワクチンでも共通です。

 トイレットペーパー騒動セカンドがあったばかりなので、過去の教訓は生かすべきであると思いました。



 人での治験はまず、健康で心身ともに健康な若い男性でするそうです。女性だとホルモンの関係で結果が分かりづらいから。月経症候群の吐き気とか頭痛とか腹痛なのか、それとも新薬の副作用なのかわからないですから。

 一方で健康で持病のない若い男性ならば、例えば新薬を飲んで寝込んだら副作用ですと、確定しやすいから。


 その後、少数の患者さんとかで試す試験があって、有効ならもっと大勢の患者さんに試すという段階を経ているとのこと。いきなり大勢で試して何かあったら被害が大きくなってしまいますから。

 コロナワクチンの場合は各段階の期間を詰めてやっていたそうなので、最初少数で治験をして、あるかもしれない被害を最小限にするっていうところが機能してないようにみえてしまいます。


 多分、私の信じる各段階の様子見をするべき期間を大幅に短縮しているように見えるからでしょう。治験ってワクチンを打つだけじゃなく、データをまとめるところまでが治験ですよね。短い期間のデータを出されても、その短い期間分しか、この薬やワクチンは多分大丈夫ですっていうのはわからないのですから。


 エイズみたいに発症までには半年以上かかるようなのもあるし、どう考えても時間が短すぎます。この短期間での結果で良しとするということは、これ以上の期間の後に発症するかもしれない全ての症状を許容するということです。


 私が打つことを検討するために必要なデータはこの世のどこにもまだ存在していないし、どんな偉い人や頭のいい人にだって用意できません。用意できるのは予知能力者だけですが、例えいたとしても、それを信じるのは難しいです。

 とにかく時間が経過しないとダメなのです。天才博士が作った新ワクチンだったり、新兵器だったりで、直ぐに全てが解決して何の問題もないのは映画や小説の中だけです。


 ついでに言うと、新しい形態のmRNAワクチンなので、この時の段階で実は副反応が出ていても、それが副反応であるとわからない可能性もあります。

 時間があれば、例えばサリドマイド事件のように4年くらい時間があれば症状と原因が特定できるかもしれませんが、数か月でできるかどうかは怪しいと思います。


 しかも高齢者とか基礎疾患持ちの人が優先されていて、何か副反応とかあってもわからなくないですか?

 高齢者(基礎疾患多数&身体の各種機能が衰えている)や基礎疾患持ちの人に打って大丈夫なのだろうか、飲んでいる薬や治療法に悪影響とかもないのか?というのを先に打った外国の人たちが被験者になって確かめている最中です。


 どんなに健康で元気そうに見えても、高齢者は若い人ほど体のリカバリーが効かないのですから、もっと慎重になった方がいいと思います。

 多種多様な症状や薬、治療法や生活習慣、人種の人たちに出てきた副反応をまとめて分析する、というのだけを考えても、期間が短すぎると思いました。


 私は高齢者や基礎疾患持ちの人達は優先順位を上げるべきではないと思っています。コロナに感染したときのリスクは高いかもしれませんが、同時に新薬や新ワクチンのリスクだって同じように高いからです。

 コロナにかかって死ぬのは天災ですが、ワクチンで死んだら人災です。

 だからといって、若い人だと副反応のリスクを犯してまで打つメリットがありませんが。


 治験には数と時間が必要です。外国での接種もあるし(人種が違うと変わってくるところもあるから、大勢に打つ前にもうちょっと日本人でも治験した方がいいのではないかと思っていました。というより、他の外国産の薬の審査とかに比べて早すぎないでしょうか?)、数はやっていますが、時間が短すぎます。


 結論としては、治験が終わってから最低4年くらい(サリドマイド事件の教訓)したらいったん打つかどうか考えます。

 *2021年の接種開始からほぼ3年経った2024年2月時点の結論は、mRNAワクチンやこれから出てくるかもしれない新しい種類のワクチンは生涯打たない。

 それ以外のワクチンも打たなければならなくなったら詳細を調べてよく検討してから打つ。

 有効でないワクチン(数年間抗体が有効にならないインフルエンザワクチンやコロナワクチン)は打たない、という結論になりました。 

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