まずは異世界探検
次に目が覚めた時には平原の真ん中で寝転がっていた。体は15歳位の少年って感じだ。美少年かは鏡を見ないとわからないしな。あと息子は前世より小さかった。まぁ当たり前か。体が若返っていることに感動しながらも、俺はリュー君が何処にいるのか探した。すると「武蔵ここじゃゾ」と聞こえた。声のする方向を見ると俺の身長の5倍はありそうな、ドラゴンが佇んでいた。ドラゴンは西洋の竜って感じで石を投げてもカツン、とかいいそうな硬い鱗で覆われている。??今このドラゴンから声が聞こえたよな?まさか「リュー君なの?」
「なんと失礼な、ワシがリュー君じゃ」あああ、まさかお約束の最強転生はリュー君に取られたみたいだな。まぁいいさ、リュー君かっこいいし。
「リュー君かっこいいじゃん」「じゃろ」「ワシは武蔵より先に起きたからこの平原を飛んで探索しとったんじゃが何やら町がありそうじゃったからそこに行ってみぬか?」「いいなそれ、あとリュー君俺を乗せたりして飛べるの?」「ああ飛べるゾ何せこんな立派な翼があるんじゃからな」oh...リュー君すげーなマジで、この世界の頂点とかに立ってるんじゃないか?これは心強いな。「じゃあ早速町に行ってみるか!」「オウ!任せるのじゃ!」俺はリュー君の体をよじ登り背中に乗った。鱗は硬いが思ったより温かい。生きてるって感じがする。「それじゃ行くゾ」リュー君は飛ぶ体勢を取ると翼を動かした。するとパタパタとかバタバタとかそんな領域ではない、ドバンドバン、という空気を殴る様な音が聞こえた。ヘリコプターに近い音だ。あとGがすごい。風圧で吹き飛ばされそうだ。髪が翼を動かすたびに上下に動く。
そして、「飛んだー!!」
「楽しそうだな、むさしぃ!」
すごい!空を飛んでいる。
大人になっても飛ぶとテンションが上がるんだから、やはり空はロマンの塊だなぁ。
「スピード上げるゾ、武蔵!」「えっ、ちょっとまっ」俺が言い切る前にリュー君はとんでもないスピードどをだして俺は衝撃に耐えきれず落ちた。え?不味くね。ここは、地上まで50メートルはある。落ちたらひとたまりもない。「うわああああぁぁー‼︎」「むさしぃいい‼︎」物すごいスピードで地面が近づいてくる。受け身を取るか、いやできないし、できたところでこの高さじゃ。どうしよう人生2周目がこんなあっけないなんてな。って諦められるか!次また人間に生まれ変われるとはわからないからな。とりあえず下は森だし、木に落ちよう。
3.2.1来る!
ザザバギベキボギ、ドサッ
な、なんとか人生2周目は終わらずに済んだか。
とりあえず立つかって、痛!足がヤベェ、いや、足どころか全身傷だらけだ。動けねぇな、不味すぎる。やばい意識が..もたな...
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