第29話 外国人優遇撤廃!(保護・保険・公営住宅)

天海副総理大臣

 「我が国の貧困層向けの公営住宅が乗っ取られておりまする」

服部半蔵国務大臣

 「噂でお聞きしております。私目も早く対処しなければと下調べを行っている最中でして」

天海副総理大臣

 「お気づきでしたか」

服部半蔵国務大臣

 「闇が深いと言うか利権が官僚・議員に蔓延っているようで」

徳川家康総理大臣

 「官僚の闇はふかそうじゃな。我らが政権を握る間に一掃するか」

天海副総理大臣

 「それは必須化と」

服部半蔵国務大臣

 「市営住宅の中には中酷人に支配されている所も珍しくない。外国人の賃貸契約は難しいので抜け道として使われ始めたようです」

天海副総理大臣

 「民主党と親中議員が裏で糸を引いているか」

服部半蔵国務大臣

 「定かではありませんが概ねそのようです」

徳川家康総理大臣

 「納税義務と自治体のルール違反者を摘発し、強制送還を行え。見せしめにな。大事なのは各地方自治体に外国人より日本人を優先させるべきと通達を出せ。高齢者は賃貸契約が難しい。民間では負担が多い。国が面倒を見ずして何が国家だ」

天海副総理大臣

 「頼もしい」

徳川家康総理大臣

 「どうも中酷人に甘い議員が多い。その裏に羊の皮を被った狼が官僚に蔓延っているようだな」

天海副総理大臣

 「一掃するために問題を提起し、不具合の輩を暗に示唆し、総選挙を仕掛けますか。政治に無関心な国民も我が身に関わると知れば動きましょう。石田三成厚生労働大臣に保険の見直しを願い出ておきましょう」

徳川家康総理大臣

 「この国は腐敗の坂を転げ落ちているではないか。保険を貪り、生活保護費も搾取され、それで予算が足りないと増税など愚の骨頂だ。一万人の困窮自害が日本国民を襲う中、外国人生活保護を新たに一万に与えている。日本人の生活保護を打ち切って、おにぎりを食べたいと死んでいった日本人を尻目に、うはうはと暮らすための生活保護を一週間も絶たず認可するのか甚だ憤慨する。入管も身元引受人一人が48人の面倒を見るなど馬鹿げている。低所得者の月収入より生活保護費の高いなど話にならないではないか」

天海副総理大臣

 「お怒りは御尤も。関連省に精査させましょう。国民年金は日本人のみの権利であり、外国人も制度に加入していれば許容範囲とするなど自給の明確化を示すよう要請致しますか、期限付きでね」

伊達政宗幹事長

 「そもそも入国審査が甘すぎる。出入国管理及び難民認定法第五条の3に低所得者の入国は禁止されているはずだが守られていない。地方自治体も日本人には親兄弟親戚の居る国(ふるさと)に変えれと窓口で言う。同じことを外国人に言え!帰化とかなりすましの者がこの国を侵食している。帰化が悪いとは言っていない。日本を愛し、日本第一主義であればな。そうでない者がこの国を浅はかな考えで壊そうとしている。胸糞悪いは。労働者不足で外国人を使い、補助でその何倍もの税金が奪われる。このような悪しき慣例を一刻も早く是正しなければなりませぬ」

天海副総理大臣

 「皆さん、ヒートアップされて頼もしい。各問題を早急に解決致すよう省の垣根を超え、洗い直しましょう。そもそもが横のつながりが希薄過ぎる。責任のなすり合いで自分の腹が痛まないから公金を垂れ流す。公務員に外国人に対して垂れ流す費用を負担させるしか改善の余地はないのではないかと思うほどですな」

徳川家康総理大臣

 「それはいい。公務員に負担させよう。ならば意識も変わろう。権利関係で不満があれば横のつながりを統括する部署を権限を与えて設けるか」

天海副総理大臣

 「それは良い考えかと。税金の使い道で自らの生活に影響すれば考えも変わるでしょう」

徳川家康総理大臣

 「早速、公務員の給与見直しを」

天海副総理大臣

 「となると総務省になりますが…ああ、財務と合わせたのであったな。では、小西行長財務・総務大臣にそろばんを弾いて頂こう」

徳川家康総理大臣

 「行長か。うってつけだな。再び斬首されないように頑張れと釘を刺しておけ」

天海副総理大臣

 「過去は過去ですぞ。どうも昔の記憶や感情が蘇る傾向が強くなって参りましたな。我らの生い先もそう長くはないと言う事ですかな」

徳川家康総理大臣

 「ならば余計に急がなければならぬな」

天海副総理大臣

 「御意」



(主な登場人物)

総理大臣に織田信長→豊臣秀吉→徳川家康

副総理に豊臣秀吉→徳川家康→明智光秀改め天海

幹事長に徳川家康→伊達政宗

政調会長・本田忠勝

財務・総務大臣・小西行長

外務大臣・伊達政宗 伊達政宗→島津義弘外務大臣

国務大臣・明智光秀 明智光秀国務大臣→服部半蔵

厚生労働大臣・石田三成

資源大臣・加藤清正

渉外大臣・黒田官兵衛 黒田官兵衛渉外大臣

経済安全保障担当大臣・お江「崇源院」

侍日本党副幹事長・細川ガラシャ

厚生労働省・豊臣秀吉その裏では、名軍師竹中半兵衛と黒田官兵衛が動いていた。

法務大臣「司法卿」・江藤新平


立嫌民臭党

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