第28話 不法移民を排除せよ
侍日本党が不良外国人排除に取り込むが、既存の法に阻まれて思う様に進まなかった。
徳川家康総理大臣
「半蔵、すべての移民を監視は出来ない。今までも中酷からの移民・特別在留資格とやらの問題はあったが一定の寛容範囲で収まっていたと知る。しかし、昨今、一部の不埒な異人が粋がっているのは許せぬものよな」
服部半蔵国務大臣
「クルッタ人ですね。奴らが粋がっているのは、生活が出来ているからの余裕から認識破壊を犯しているようですな。そこで兵を仕留めても蛆のように湧いてきます」
天海副総理大臣
「御尤も。臭いものは元から絶つですか」
服部半蔵国務大臣
「雇う者がいるからのうのうと暮らす。厄介なのは群れを外れた者は害人になる。それを排除しなければなりませぬな」
天海副総理大臣
「埼玉県川口市では日本人が街から五千人出ていき、外国人が四千人入ってきてい。川口市役所がクルッタ市役所に書き換えられていたの悪戯の度を越しておりますな。しかし、ここに本音が見えますな」
徳川家康総理大臣
「新平から見てどうなんだ」
江藤新平法務大臣
「難民申請の闇を改正しておりますが数が多く、対応が遅れているのが現実です。前政権がこのような手緩い手続きを容認してきたのが原因であります。そこで難民申請の審査に三年も掛かるのが問題であり、その間に不法就労を行っているのが要因かと。問題は簡単ではないですが難民認定の要項の幅を狭め、理不尽にも露西亜に攻められ行き場を失ったウクライナ人を受け入れるような鬼気迫るものでなければ受け入れない。国際社会がどう非難しようとも」
天海副総理大臣
「国際社会か面白い。移民問題で悪化している国は多いが解決している国など事実上皆無だからな。共生・共存など上から目線で見てる段階で解決など望めないわ。大学も会社にも篩を掛けられる。それでレベルを保っている。政治家もな。しかし、政治家には不穏な者が祭り上げるシステムが問題ですがね。まっ、それは置いといて如何なされる新平殿」
江藤新平法務大臣
「戦時非難の一時受け入れは行いましょう。ただし、収容施設で。そこでは他国移住の希望があれば動きましょう。日本で過ごしたければ日本の教育水準を学ばせ、合格すればその意志を叶えてやりましょう。宗教的弾圧は我が国には無縁。それを理由には受け入れない。それはその国の成り立ちの問題であり、他国が解決できるものではない。精々、国際社会と協力して苦言を呈する位でしょう。行動としては経済政策で身動きできないようにし動かざる得ない状態に置いて追い込むとかね」
徳川家康総理大臣
「他の藩のことまで口出しすれば独裁じゃな。排除・粛清では独裁の未来は反乱・崩壊しかないからな。触らぬ神に祟りなしだな。で、我が国はどうする」
江藤新平法務大臣
「難民審査を簡素化し、不適格であれば即強制退去させます。難民申請は即判断できるように国際的に認める迫害を受けている者に限ります。宗教的弾圧に関しては受け入れを拒否します。我が国は宗教に寛容です。そこへ特異な物を持ち込めばトラブルの起因になりますから。宗教弾圧はその国の問題であり、我が国には無関係の立場を取ります。観光で訪日する外国人が宗教観が変わると感想を述べるように宗教への寛容さを訴え、理解を求めます。入国時に帰国便が用意されていない者は当該事情がない限り、入国させません。入国の厳格化で不法滞在を削減します。観光で入国し、難民申請を行えば、前述した要件を満たさなければ即強制送還させ、二度と入国を認めません。帰国日は国の負担になる場合もありますが、後のトラブルを考えれば安いものと考えます。それに伴い入管審査員を増加させ、短期滞在者の監視と摘発を強化します。二枚舌は許しません。既に永住権を得ている者も対象に税の滞納・未払いを摘発し、肉体・精神の異常の有無にかかわらず違反があれば強制送還にします。日本在住の権利取得を日本のパスポート程に品位を高め、取得の難しさを知らしめ、取得することへの誇りを築いていきます。ビジネスを行い納税する者以外は最低限の日本語・マナーの習得試験を通過した者のみに定住権を与えます。前政権時に何十年定住していても不合格者にはお帰り頂く。何年もいて日本が話せないではこの国に滞在する気迫が感じられませんからね」
天海副総理大臣
「して、ウクライナのような難民を受け入れたとして如何致しますかな」
江藤新平法務大臣
「二つの収容施設を用意致しましょう。限界団地・リゾートマンションを国が買い取り施設にリフォームし管理します。Aは通常施設、Bは監理施設です。AはB共に日に午前午後の計三時間、日本語・マナーの授業を受けさせます。Aは一人一日二千円を生活費として支給します。そのやりくりで滞在先の連絡場所が確認できれば国内旅行も可能です。日常は自給自足で施設界隈で行わさせます。Bは違反者の収容ですから、刑務所に近い日常を遅らせます。勉学以外の時間は施設内での就労です。外出はできませんし、塀の中の生活です。相手国の避難所の空き状況で帰国させます」
服部半蔵国務大臣
「私は入管と協力し、既に定住している者の粗を探し、不法滞在を撲滅させます」
徳川家康総理大臣
「頼んだぞ。不都合があれば何でも言え。強引でも改正すべきは改正してやる」
服部半蔵国務大臣
「心強いご配慮、痛み入ります」
天海副総理大臣
「思う存分、おやりなさいませ。まずは粋がっているクルッタ人を排除してくだされ。頼みましたぞ」
徳川家康総理大臣
「埼玉県川口市が乗っ取られている件に関しては、伊達政宗幹事長に手腕を奮ってもらうか」
天海副総理大臣
「それで宜しいかと」
徳川家康総理大臣
「川口を放置すれば近隣諸国の情勢から自国の他の地域も浸食される前例を作ることになる。早急に処置しなければならぬな」
天海副総理大臣
「好き勝手を許す訳にはいきませぬな」
天海副総理大臣
「乗っ取りなど言語道断です。それを支援する者も外観誘致罪を適応しますか」
江藤新平法務大臣
「早速、適応に向けて法を整備し直しましょう」
徳川家康総理大臣
「ふむ。独裁の粛清も悪くないかもな」
天海副総理大臣
「お言葉が過ぎますぞ」
徳川家康総理大臣
「分かっておるわ、わははははは」
天海副総理大臣
「半蔵殿には頼みたいことが御座いまする」
服部半蔵国務大臣
「何用で御座いましょうか」
(主な登場人物)
総理大臣に織田信長→豊臣秀吉→徳川家康
副総理に豊臣秀吉→徳川家康→明智光秀改め天海
幹事長に徳川家康→伊達政宗
政調会長・本田忠勝
財務大臣・小西行長
外務大臣・伊達政宗 伊達政宗→島津義弘外務大臣
国務大臣・明智光秀 明智光秀国務大臣→服部半蔵
奉行大臣・石田三成
資源大臣・加藤清正
渉外大臣・黒田官兵衛 黒田官兵衛渉外大臣
経済安全保障担当大臣・お江「崇源院」
侍日本党副幹事長・細川ガラシャ
厚生労働省・豊臣秀吉その裏では、名軍師竹中半兵衛と黒田官兵衛が動いていた。
法務大臣「司法卿」・江藤新平
立嫌民臭党
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