二人だけで観た花火大会。

しばらく行くと、人気の無い場所に、・・・




「ハア ハア ハア ハア・・・こ・・・ここ、何処!」


私は、息を切らしながら彼女に聞いた。




しかし彼女は、息を切らすこと無く。




「あたしの、秘密の場所よ・・・大丈夫?・・・毎年ここで花火を見ているわ。」



「ハア ハア・・・こ・・・こんなとこ・・・初めて・・・来たよ・・・」




しばらくして、息も落ち着いた頃、花火大会が始まり、壮大に花火が上がった。



「うわあ!ここからもよく見える! 彩也香さんよくここを見つけたね。」




「ええ!だから、私だけの秘密の場所よ、良いでしょう!」




わたしは、ここから見た壮大な花火に感動した。



約1時間の花火の演出を楽しんだ。




そして、私は彩也香の家まで見送った、その秘密の場所から歩いて10分ほどだった。



「きょうは、ありがとう、それに、家まで送ってくれて。」




「あっ!いえ!こちらこそ、一緒に、特別な場所で、花火を見せて貰って、ありがとう、タオル、ちゃんと洗濯して、またここに持ってきます、お盆休みでもいいですか?」




「あっ!え・・・ええ!い・・いいわよ・・・ありがとね・お休みなさい!」



彩也香はそう言って家の中に入っていった。

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