第13話 農家の食を堪能するぞ♡
ウェスティン王国への外遊の日にちが決まった。これから三日後らしい。わりとタイトなスケジュールだそうで、出発時刻を変えることは出来ない。時間厳守。寝坊厳禁だそうだ。
まあ、私の第二の母、シロハツさんがなにもかもうまく取り仕切ってくれるよ。
と、安心していたら、聖女=私が確認しなければならないことが盛りだくさんで、焦る焦る。
たいていが衣服のことなんだけど。公式イベントで着るものは白の無地か、白に金の刺繍のものかで。
選べと言われたのは平服。そりゃあもう。色とりどりの布を部屋中に敷き詰められた。どれも服の形は同じらしいのだけど、色選びは重要らしい。
なら、モリーユさんに良さげな色を選んでもらおうとおもったら、母国のために力を尽くせと怒られた。どうやら、聖女が選ぶことに意味があるみたい。
て、言われても私にこの国のことなんか分かるはずもない。ならば、どれでもいいやと。シロハツさんが抱えた布の右から順に、必要な枚数を指さした。
「……聖女様。やはり神の託宣を受けたお方。神の御旨を体現なさるのでございますね」
いや、なんのことやら? 戸惑っていると、シロハツさんはいそいそと必要ない布を片付け始めた。
「御神託と同様に、我々に贈られる空を彩る祝福の色。やはり、それが聖女様の身の回りには最適なのでございますね」
あらためて選んだ布を見てみると、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。虹の色だ。適当に選んだのに、おしゃれじゃないか、私。
……って、これじゃあ虹レンジャーと丸被りじゃないのよ! 選びなおそうと思ったけど、シロハツさんはすでに布を別室に持ち出してしまっていた。また持ってきてとは言えず、どんよりした気持ちで、次の仕事に手を付けた。
シロハツさんは同行してくれることが決定してるけど、他にメイドさんが三人、騎士さんが二人、私専属でついてきてくれるから、その人たちも指名しないといけない。
そう言われても知り合いなんてほとんどいないのに。
メイドさんは家庭持ちでなくて、健康に自信がある人に自薦してもらって、手を挙げてくれた七人のうち、痩せ気味の三人に来てもらうことにした。和食が口に合えば、太りやすいかもしれないしね。
騎士さんは、私の部屋の前に常駐してくれている三人の中で話したことがある女性一人と、二メートルさんにお願いすることにした。
私専属の人は六人ついてきてくれるわけだけど、一行は総勢二十人。ヒイロ王子もウェスティン王国に行くことになっていた。ウェスティンの王女様と文通してるけど、二十年近く会ってないから顔を見に行くとか。それって、お見合いなのかな? 知らんけど。
「アサヒ様、信仰の書はお読みになっておられますか? マナー講義の復習は? ウェスティン流の作法は完璧でございますか?」
毎日、三回はモリーユさんに聞かれる。よっぽど心配らしい。モリーユさんは国外に出ることが出来ないんだそうだ。神官長だから、毎日の職務があるらしい。聖女には外交の仕事もあるけど、神官長は国内の取り仕切り専門なんだって。
「たぶん、大丈夫です」
と答えたら、『たぶん』の部分がお気に召さなかったようで、追加講義が始まった。いや、私もまだ準備が完了していないんですけど、とは思ったけど、モリーユさんの鬼気迫る声や表情に逆らうことは出来なかった。
おおわらわで、なんとか準備は間に合った。出発の日の早朝に。シロハツさんは涙目で、私は完徹の疲れでヘロヘロだ。馬車で移動するらしいから、移動中に眠れるだろう。早く出発して欲しい……。と思っても、まだまだ旅は始まらない。
出立の儀というものがあるそうで。
ワンちゃんと貴族のお偉方がずらりと並んだ謁見の間で、ヒイロ王子と私、何人かの騎士さんがかしこまって頭を下げている間に、ワンちゃんがしっかり友好を取り結ぶように的なことを言って、ヒイロ王子が頑張ってきます的なことを言って、私は眠くて眠くて倒れそうで、内容がまったく理解できない公文書の読み上げを聞いて、いよいよ瞼が仲良くぴったり合わさりそうになった時に、騎士さんたちが槍を床に付けた硬い音でハッと意識が戻った。
「聖女、アサヒよ」
ワンちゃんに呼ばれたけど、式次第には私の出番はなかったはず。とりあえず、黙って聞いておく。
「ウェスティン王国、第一王女は食が細いという噂であるが、噂は噂。気を引き締めるように」
なんの話? わからないけど、とりあえず、ぺこり。
儀式はそれで終わって、ぞろぞろと謁見の間を後にした。
馬車といっても、こっちの世界に馬はいない。馬に似た動物が車を牽く。形は馬に似てるけど、タテガミがない。首もかなり長くてキリンにも似ている。体表は濃い緑色で、もしかしたら光合成してるのかもと思うほど、植物っぽい。
「アサヒはポロ車は初めてだろう」
ぼんやりしていると、いつの間にか、ヒイロ王子が隣に立っていた。
「はい。初めて見ました。ポロっていうんですね、あの緑の馬」
「馬? アサヒの国にも似た動物がいるのかな」
「はい。こういう乗り物は馬車って言います。乗ったことはないんですけど」
ヨーロッパの貴族や王族の結婚式くらいでしか見ないよね。しかもテレビでしか。
「けっこう揺れるから、気を付けてね」
「はい」
ポロ車は四台。ヒイロ王子と側近で一台。ヒイロ王子の執事たちで一台。私とシロハツさん、メイドさんで一台。盛りだくさんの荷物用の荷車が一台。
あとは騎士さんたちがポロに騎乗して準備は完了。
城門が開いて、堂々とした隊列が進む。
集まっている国民が手を振ってお見送りしてくれる。聖女は動かないもの。でも笑顔を見せるのは大丈夫らしいので、にっこりしておく。私の姿を見てぽかーんとするひとがちょこちょこいる。やっぱり、聖女なのに痩せてるって驚かれてるんだろうな。もうそんな反応にも慣れたけど。
お城を囲む外壁の門を抜けると、見物人はいなくなった。
「シロハツさん」
「はい、なんでしょう、アサヒ様」
「寝ていいですか」
くすっと笑ったシロハツさんが「おやすみなさいませ」と言ったときには、もう瞼が落ちていた。
「アサヒ様、お昼の休憩でございます」
肩にふんわり柔らかくて温かな手が触れている。でもまだ眠いよお。お母さん、あと五分だけ……。
「農家に立ち寄りますので、野菜とモロ製品を、たんと召し上がっていただけますよ」
モロ製品? なんだっけそれ。お母さん、また変な健康食品に手を出したのかな。
「アサヒ様、お目覚めください」
様? なんで様って……。
ガタン!と大きく揺れて、目を覚ました。地震!? ガバッと起き上がって……思い出した。ここは日本じゃないんだ。
赤い窓枠から見える景色は、どこまでも灰色。礫砂漠っていうんだったか、小さな岩や石が剥き出しの岩盤の上に散らばってるんだったんじゃないかな。この世界にも砂漠はあるんだ。
じんわりと涙がにじんだ。地球との共通点を探しても仕方ない。ここが知らない世界だと、改めて思い知るだけだ。
お母さんのお味噌汁が恋しい。お父さんが買ってきてくれるお土産のお寿司が愛おしい。拓にいちゃんと山都とおかずの取り合いしたい。おじいちゃんとおばあちゃんの漫才みたいなケンカが懐かしい。
家に、家に帰りたい。
「アサヒ様、どうかなされましたか」
シロハツさんがそっと聞いてくれたけど、聖女が弱音を吐いたらいけないことくらい、わかってる。泣きそうになっているのを、ぐっとこらえた。顔を上げて、シロハツさんに笑顔を見せる。
「ちょっと、寝ぼけちゃいました。お昼ごはん、楽しみですね!」
無理した笑顔はすぐバレたみたい。シロハツさんは心配そうな表情のまま、口角だけを少し上げた。
礫砂漠のあちらこちらに、点々と緑の低木が混じりだした。緑はどんどん増えていって、道路の脇に背の高い木が現れた。並木道として整備されてるんだろうな、きれいに剪定されている。
ポロ車が別れ道を左折する。行く手に大きなお屋敷が見えた。木造の建物で、灰色の三角屋根がかわいらしい。テレビで見たことがある、昭和の小学校みたいだ。
道の両脇は畑で、色とりどりの野菜が元気に育っている。日本の畑は緑が多くて緑緑してるけど、アルトメルトの野菜は本当にカラフルだ。特に、ビタミンカラーっていうのかな。赤とオレンジのものが多い。
ガタンと軽い振動が来て、ポロ車が止まった。メイドさんもシロハツさんも動かない。中からドアを開けるのはマナー違反なんだろう。
思った通り、外からドアを開けてもらって、シロハツさんに促されてポロ車を降りようとした。
「聖女様、お手をどうぞ」
ヒイロ王子が待っていた。手を貸してもらって、三段あるステップを踏んでぴょんと地面に降り立つ。ヒイロ王子がじっと私を見てる。どうかしたのかと目顔で聞いてみると、優しく微笑まれた。
「この先の道程は、同じポロ車に乗ろう」
なんでかな、と思いつつ、頷いた。
お屋敷のドアの前に、ずらりと並んでいるのは、この家の人たちらしい。男女ともに、がっしりした体格で、いかにも働き者っていう感じ。全員、オレンジ色の服なのは、なにか理由があるのかな。貴族とかより、服の裾が短い。
ドアの真ん前に立っている、ひときわ体格が立派な女性、おっかさんって感じの人が深々と頭を下げた。
「ようこそお越しくださいました。第一王子、ヒイロ様。聖女、アサヒ様。我が家にお迎え出来たこと、末代までの誇りでございます」
おお、大歓迎されている。さすが王子様だ。
「歓迎感謝する。滞在の間、手数をかける労をねぎらう」
なんだって? ちょっと聞いただけでは聞き取れなかったんですけど。ご挨拶の言葉は文章で読みたい。この世界の挨拶は、ちょっと古風だと思う。
「温かなお言葉、痛み入ります。どうぞ、お入りください。お疲れでございましょう、ご休憩にお部屋をご準備しておりますので……」
「いや、気持ちはありがたいのだが、先を急ぐ」
おっかさんがきっちりと頭を下げて「かしこまりました」と言うと、左右にいる青年二人がドアを引き開けた。両開きで大きなドアを軽々と開けるのは、さすがの体格のたまものだなあ。農家ということだし、力仕事に慣れてるのかな。
「お食事のご準備は出来ております。皆さま、ご案内いたします」
ヒイロ王子を先頭に、私、騎士団長、騎士さん三人、執事さん、シロハツさん、ヒイロ王子の側近さん、騎士さんたち……なんだかすごい人数がやってくる。
この人数が入れるくらい広い部屋があるのかと感心していると、列の後ろの方の騎士さんたちは入口近くの部屋に案内されてた。
お屋敷の奥の方までトコトコ歩いて入った部屋は広々していて窓が大きくて、豪奢なところはないけど、そこが落ち着く。
広い食卓にイスが二つ。え、二つだけ?
あとの人はどうするのかと振り返ってみると、騎士さん四人はドアの内外に二人ずつ立って、執事さんとシロハツさんは壁際にかしこまっていた。
「聖女様、どうぞ」
おっかさんがイスを引いてくれてるので、座ってみたけど、みんなの食事はどうするんだろう。
対面に座っているヒイロ王子に視線を移すと、にっこりとうなずいてくれた。なんか、なんとかなるんだな。交代制とかかな。
なんて思っている間に、食べ物がのったお盆がぞくぞくと運ばれてくる。その量はコロッセオの聖餐の儀のときと同様か、もっとあるかという感じ。たくさん食べれる! 嬉しくて気合が入る。
パンと焼き菓子が初めて見る形だ。お城とは作り方が違うんだね。もしかして、今まで食べさせてもらってたのは、高級パンだったのかな。
一目見て気になったのが、パイ。まごうことなき、パイ。かなり多層で、きっとサクサクしたフィユタージュのはず。折り込みパイに欠かせないバターみたいなものが、クヨウにもあるんだ。ぜひともパンに塗って食べたい。
野菜は本当に豊富、そしてカラフル。葉っぱなのにパプリカみたいに光沢のある赤やオレンジのもの、ミントグリーンの果実、水色のブドウのような形のもの。いったいどんな味なのか、わくわくする。
それと、たぶんこれがモロ製品というものだろう。白い塊が何種類か。モロ乳と同じような色合いだから、チーズっぽいものかもしれない。
お肉が並んでないのが残念だな、と思っていると、こんがり香ばしいにおいが漂ってきた。これは!
期待を込めてドアの方に顔を向けると、鉄板にのったステーキがやってきたあ! よっしゃあ!
同時にほかほか湯気が上るスープのお椀も。丼ほどもあるお椀を覗き込むと、茶色のとろりとしたスープ。においはオニオングラタンスープに似てる。
鉄板と一緒に入ってきた男性がお肉を切り分けてくれた。左手にコテのようなものを持ってお肉を押さえ、右手のナイフで切り分ける。サクサク切れるすごいナイフだ。妖刀村正も真っ青。
「どうぞ、ご賞味ください」
腰に巻き付けたベルトのようなものにナイフをさして、料理人さんは部屋を出ていった。
さあ、さあ、さあ、食べましょう! 両手を合わせて「いただきます!」。
まずはスープから。スプーンがないから口を付けて飲む。においだけじゃなくて味もオニオングラタンスープみたい。ちょっと甘みがあって、わずかな苦みがあって、圧倒的な旨味成分が口の中で暴れまわる。濁っているのはポタージュだからで、舌触りは少しざらつく。裏ごし器の目が粗いのかもしれないね。
そして、熱いものは熱いうちに! お肉だ! これにはチョリ、お箸が添えてある。手づかみは、さすがに火傷するよね、すごくジュージュー言ってるもん。
チョリを手に取って、あ、二人分一緒にのってるから、直接口に運んだらダメだよね、でも取り皿ないよね。と、思っていたら、ヒイロ王子が硬そうなパンを取ってそれを受け皿代わりにしている。なるほど。中世ヨーロッパではパンをお皿として使ってたそうだもんね。
ヒイロ王子が選んだのと同じパンにお肉をのせて、パンごとガブリ。うっそーん、なんなの、このとろけるお肉は!
クヨウに来て食べたお肉と言えば、イデキ連合国の串焼きか、ハムなんかの加工肉だった。どちらも、もう本当に美味しかった。美味しかったけど、なんだ、この焼きたてのお肉はっ!
感激してお箸が、チョリが止まらない! 思わず鉄板のお肉を全部攫ってしまいそうになって、ハッとしてヒイロ王子を見ると、ニコニコしてうなずいてくれた。食べていいんですかあ!
ここは甘えることにして、お肉を食べつくした。
野菜はお城の料理みたいにサラダ的にまとめられてはいない。どーんと切って、ばーんと盛り付けてある。新鮮だからドレッシングもいらないぜ!という農家の心意気かと思ったんだけど、よく見ると、ソースがついている。かけると手が汚れるし、浸けて食べよう。
まずはナッティ。きみったら、生でも食べられるんだね、にくいやつ。ソースに付けてガブリ。なんともまろやかに溶けていく。熱したからとろけるわけではなくて、ナッティそのものがとろんとろんなんだ。
次にオレンジ色の葉っぱ。白菜くらいの長さがあって、ひらひら薄い。とりあえず、葉の先の方を齧ってみる。甘い。これは甘い。ソースいらずかも。でも酸味とスパイスでコクがあるソースを浸けるとどうなるか試してみたくもある。ちょびっとソースを浸けてガブリ。
ぜ・っ・ぴ・ん。
このソースを考案した人、天才だわー。
パンも各種、どれも美味しい。とくにパイはたまらない。サックサクでそれでいてモチモチもしていて、香り高い乳製品の甘さがあって、いつまでも噛んでいたいのにとろけていってしまって。ああ、一生、食べ続けていたい。
ふと気付くと、ヒイロ王子が楽しそうに私の食を見ていた。ハッとする。ヒイロ王子の料理が全部なくなってる!
スピードで負けたなんて、信じられない! 食対戦だったら、私の惨敗なんじゃないの?
でも、ま、いっか。ヒイロ王子と食対戦することなんてないだろうし。珍しい食べ物はちゃんと味わって食べたいし。というか、最近、兄弟との取り合いがなくて、のんびり食事することに慣れちゃってるんだよね。
心置きなく味わい尽くせる。
と、いうわけで。モロ製品に手を伸ばす。やっぱり、チーズ的なものだ。硬い、柔らかい、ウォッシュタイプっぽい、日本で食べたチーズと似ている。その中に、手で掴むとむにゅっとするものがあった。舐めてみると、濃厚なバター!
ひゃっほー! パンに塗りまくるぞお!
塩気の強い丸パン、粉の風味が強いパン・ド・カンパーニュみたいなパン、パイっぽいものに塗ったらコクの塊みたいな強者になった。もうハートを鷲掴みにされてメロリンキューです。
テーブルの上の料理を食べつくして、もういつ召されてもいいと至福に浸っていると、デザートが運ばれてきた。
「アイスクリーム!?」
スープ椀くらいの器を持ってみると、器さえひんやりしている。鼻を近づけてみたけど、氷菓は基本、におわない。この国にも冷凍技術があるんだ! 夏にはかき氷が食べられるのでは!?
チョリを使ってチビチビ食べていると、シロハツさんがやってきて、そっと耳打ちされた。
「温かいコヨ茶をかけますので、溶かしながらお召し上がりください」
おっと、がっついたらダメだったらしい。なにごともなかったフリをして器を置くと、おっかさんが水差し(のようなもの)を持ってきて、熱々のお茶を注いでくれた。みるみるアイスが溶けていく。
飲むのかな?
ヒイロ王子を盗み見ると、チョリを片手に、お茶漬けでも食べているかのように、さらさらーと掻き込んでいる。私もマネして、さらさらー。アイスだけで食べるより、とろんとろんになった状態の方が、甘みが強くてコヨ茶の香ばしさがアイスの乳感の強さを引きたてた。
「ごちそうさまでした!」
両手を合わせて頭を下げる。今日もとても素敵な食をありがとう、神様。
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