第2話 何で移住を考えたか②住宅的もんだい
えー、住宅的問題です。
これは立地条件とは別の話ですね。
ちなみにワタクシは現在56歳です。
一昨年親父が亡くなりまして、去年のうちに相続問題が全部片付きました。
うちは2人きょうだいで、遠方に住む兄はワタシに全部任せてくれたんですね。
まあそれで、年金までの10年間くらいをパートやっていれば何とかなるでしょー(その後のことを大して考えてもいないのが何だが!65歳で殆ど使い切るぞ)な分と家土地をもらいました。
が!
この家がですね、築60年近いんですね。
昭和30年代の家。
そんでワタシはこの家にもうあれこれ改築する気力がなかったんですよ。
昭和の時代には風通しが良くて扇風機だけでも住みやすかった家なんだけど、今となってはもう逆に夏死にそう。
エアコンを付けるには機密性が足りない。
ワタシが部屋を仕切るのが嫌いなんで、あちこちの仕切り戸を取り払ってしまったというのもあるんですがね。
まーそれで毎年部屋の気温が最高33℃まで上がったりするんですよ。
ちなみに下は3.8℃が今までみた最低ですな。
風が吹き込むから寒いこた寒いんですが、まあ寒いのは耐えられるんですってば。
夏ですよ……
そして梅雨。
梅雨逃げで5年チャリ旅してきた訳ですがね、その都度向こうの過ごしやすさに息吐いてましたわ。
そしてカビ。
部屋の散らかりもそうなんですが、ある範囲を超えるともうやる気なくなるんですよ……
何やっても無駄感。
それでいてワタシ自身が多少のカビだの汚部屋状態が気にならない奴だから、状態は悪化するだけ。
最後が単純に劣化。
そんで屋根を一度直してもらいもしたんだけど……正直あれが詐欺だったかもな案件で判断できなかったりするんですな。
使っていない部屋によっては床も抜けそう。
もうこの「床が抜けそう」が限界ですね。
そもそもこの家自体、「作りかけ」なんですよ。
元々が昭和36年の母屋に、何だかんだ2階建てを付け足して昭和52年に一応の内装工事が終わった感じ。
それでも1階に関しては半分が手着かず。今ですら壁土が塗られていない部分すらあるという。
隙間からはつる蔦系植物が、普段開けもしない場所には入りまくり。
ワタシ自身が使いたい場所なんて、そう多くもないので放っておくからまた酷いことに。
ちなみにその昭和36年の方の材質は、シロアリの大好物だったようで散々食われましたよ……
だけど52年の方の床板は実にヤワでしてね、正直ワタシが今足を踏み入れるとマジでミシミシバキバキ音がするんですよ。
こりゃもうあかんでそ。
あとは昔と違って「ご近所」。
我が家はそもそも周囲からぽつんと離れた一軒家だったんですね。
それこそご近所が存在しなかったくらいの。
おかげで夜は静かだし真っ暗で過ごしやすかった。
けど今は、まあ何というか。
それでもまあ、家族と同居していた時よりは楽なんですがね。
ワタシは家の中に人の気配がするのが基本苦手ですから。
じゃあ集合住宅じゃあかんのじゃないか? というと、その昔7~8年ほど、SRC構造系の建物に住んでたんですよ。
しかもそのど真ん中くらい。
20数年前の、外国人とか訳ありとかの安いとこだったので上の階のドタドタという足音とか、下の階のBBQとか何かありましたし、夜中にガチャガチャもあるこたあったんですが、それはそれでどーでもよかったです。
あかんのは家族とか、知ってる人でして、知らない人なんぞどーでもいいです。
まあ、なので防犯を何とかできれば、あれはあれで快適だってことも知っておりましてね。
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