第3話 何で移住を考えたか③北海道の住宅事情
つかですね、まあこれは偶然なんですが。
ライフルホームズとかの検索あるじゃないですか。
あれをたまたま北海道でやってみたんですね。
そしたら何ってことでしょう。
札幌で1人暮らし充分な広さで3万円台、下手すると以下であるわけですよ。
まあこれは、学生が多いというのもあるんだとは思います。
何と言っても北大の周囲、まじでそういう物件ばかり。
ちなみにワタシ現在「ネット無料」「温水便座あり」「洗濯機は中」「駅から7分以内」で調べてても結構それであるんですからな。
「インターネット無料」はやっぱりでかいよ……
今暮らしている家は、ネット代普通にかかってますし。
それで便利で、図書館が何種類もあって?
いや、一瞬は北大の大学院の博士課程受けようと思ったんですよ。
ちょうどどんぴしゃの先生がいらっさるから。
ただ、最低3年間をそこで過ごしたとしても、この先やってしまいたいこととの収支が合わない気がしたんですね。
学費×3年としたら、その分を昭和戦前本の電子出版にかけたい気がする。
そんで大学図書館はどうも調べたところ一般の利用者も多いようだし。
あと大学図書館だけでなく、道立市立の図書館も充実している。
しかもワタシの専門の時代の本がまだ結構あるんですよねえ。
古い街である+空襲とかの被害が少ないからじゃないかと思うんですが。
堤千代の本なんか、何故か函館だか小樽だかの市立図書館にやたら揃っているというこの不思議さ。
無論でかい街だから古書店もあるだろうし。
単に住むだけならその他の都市でもいいんですよ。
ごはんが美味しいのは一緒でしょうから。
ただ図書館数が!
専門書に簡単に会いに行けるという環境はやっぱりありがたい!
え、今ですか?
……簡単に会えないから、読みたかったらいちいち買わないといかんのですよ。
浜松はですね、決してオタクだの文系に優しい街ではないんです。
技術者の街なんです。
一番近い市立の分館(それでもやっぱり7㎞くらいある)では読みたいものが限られるし、専門書となると……だし。
中央図書館はそれなりに見応えあるんですが、駅前からかなり歩くんですよねえ。
ちなみに豊橋は優しい街ですよ!
地上4階、地下1階の駅ビルの4階と地下に本屋があって、なおかつ地下道でつながっている先に精文館と言う本屋のビルがあるし。
図書館も居心地がよかったし! 距離はやっぱりそんなものだったけど、ワタシはここで散々吉屋信子の本にあたったもんですよ。開架で置いてあったから!
広すぎる市、というのはそういう意味でも凄く厄介なんですよ。
豊橋(勤めてた時と大学院)も静岡(大学時)もそういう意味ではチャリの奴には住みやすい街だったんですね。
平地に居住区が固まって、学校が多い印象。
そういうところだと色々やりやすいんですよ。
まあそんなで、家賃が!
結局この安さを見た時に、現実感が湧いたんですね。
向こうの部屋の作りは5年間あちこちの宿に泊まった時に……まあ、夏ではあるけど、一応わかった。
冬にどうしよう、はまあその時。
あとアレだ。
便利なところに住むにしても、「動けるうち」がいい。
この後書くけど土地売買に関しては、結構手間がかかるんだ。
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