【声劇台本】4人BL声劇 メゾン・ヴァイオレットローズ

ウタカ カヲル

【メゾン・ヴァイオレットローズ】〜ラヴェリーテ専用書き下ろし  R15 BL4人声劇台本〜

※SE等はあったらで大丈夫です


〜登場人物〜


★ サトル

…メゾン・ヴァイオレットローズの住人。アキトの親友。料理が得意で共同スペースの食堂にて率先して3食の炊き出しを行っている。

明るくて元気で誰からも好かれる性格。


○ アキト

…アキトの両親がメゾン・ヴァイオレットローズを開設し住み込みの管理人を引き継いでいる。

みんなのリーダー的存在。

クールな外見でスマートに物事をこなすがストレートな感情表現が苦手。


◆ レオ

…ミステリアスな雰囲気を持つメゾン・ヴァイオレットローズの住人。クールな一匹狼。

とても美形な外見を持ちながらも過去の恋愛のトラウマから自分に劣等感を抱いており、いつも周りに冷ややかな態度を取っている。嫉妬深く独占欲も強いが、強引なアプローチに弱い。


□ タクマ

…メゾン・ヴァイオレットローズのなかでは最年少の高校生の住人。弟的存在でみんなに可愛がられている。飛び抜けて明るく純粋無垢な性格と思われているが、その一方で真逆な裏の顔がある。


以下台本↓

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★M (モノローグ)

俺達が住むメゾン・ヴァイオレットローズ。

ここに住む4人みんな兄弟みたいでとても仲がいい。

俺は得意の料理でみんなをもてなしている。



□ ただいまぁ…あーバイト疲れたぁ!

サトル兄ちゃん今日の晩ごはんなーに?


★ おかえりタクマ。今日はハヤシライス作ったよ!スーパーで牛肉が安かったからちょっと豪華に牛肉マシマシだぞっ!


□うわぁ!ボク、ハヤシライス大好き!

サトル兄ちゃんが作ったから絶対おいしいのは間違いなしだ!


★鍋いっぱい作ったし、他の二人の分はとってあるから好きなだけおかわりしていいぞっ!


○サトル…ちょっといいか?


★ん?アキトもハヤシライス、一緒に食べるか?


○あぁ…夕飯はあとでいただくよ。…ちょっと俺の部屋来てくれ。


★なんだよっ…

(ドアSE)

タクマの前でできない話かぁ?


○あのさ、この前俺にプレゼントくれたよな…


★ん?あぁ…ちょうど気分的にガトーショコラ食べたくなってつくった…あれのこと?


○そう、お前のガトーショコラ…すごく美味かった。

…これ、お返し。


★え…そんな…。


○俺だけじゃなくてこの寮に暮らすみんなに配ってるのは知ってた。

…飯はお前が全部作ってくれてるし。

その…俺は親から引き継いだこの寮の管理人て肩書だけでなんもしてないから日頃の感謝を込めて…。


★(笑)俺が好きでやってることだから気にしなくていいのに…気持ちは嬉しいから素直にいただくよ!


○あぁ…息抜きのお供にでもしてくれ。急に悪かったな。


★こちらこそ。ありがとうアキト。

(ドア閉めSE)

…普段感情出さないのに可愛いことするよな、アイツ。


◆…サトル。お前、今…


★?!レオ?いつからそこにいたんだよ…


◆今、アキトの部屋から出てきたよな…?しかも嬉しそうに。…なにかもらったのか…?


★落ち着けって…。


◆お前…やっぱりアキトが好きだったのかよ…昨夜あれだけ愛し合って…俺だけしかみれないって言ってくれたのに……


★………、それは……その

お前が誘ってきたんだろうが。

お前のことは友人として仲良くいたいけど、

その気は無いって言ったのにそれでもいいから俺を受け入れてほしいって来たから…


◆それでも俺のすべて愛してくれなきゃあんなことも出来なかったよな…?なぁ…お前はだれとでも寝られる軽い男ってことだよな…??


★落ち着けって!タクマに聞かれたらどーすんだよ……。。


○サトル兄ちゃん、レオ兄ちゃん…どうしたの…??


★タクマ…。

何でもないよ!

ほら、レオは腹減ってたから気持ちの収まりがつかなかったんだよ。大丈夫。

ハヤシライスはしっかり食べたか?


○うん、おいしかった!

それと明日、学校の売店がお休みなの忘れてた…

サトル兄ちゃん、お弁当作ってくれる?


★わかった!タクマが好きなだし巻き卵と肉野菜炒め、入れてやるからな!

…俺も腹減ったから夕飯食おうかな。レオも食うか?自信作だから食べてほしい。な?


◆…外で頭冷やしてくるから、あとで食う。


○まってレオ兄ちゃん。ボク、コンビニに用あるから一緒に行くよ!


◆…好きにしろ。


○サトル兄ちゃん、ちょっと行ってくるね!


★あ…。あぁ、気をつけて行ってこいよ!


【間】


□サトル兄ちゃんの作ったハヤシライスとても美味しかったよ!ボク、サトル兄ちゃんの料理大好き!


◆…黙って歩けないのか…。うるさい。


□…まーだ拗ねてるの?

あー、わかった!

レオ兄ちゃん…嫉妬してるんだ?

(声の雰囲気を変えて)

…俺までサトル兄を褒めてるから…


◆……。


□普段クールで近寄り難いオーラ出して感情出さない分

こういうとこ、ほんとかわいいんだよねレオ兄…。

大丈夫。俺はレオ兄のこと愛してるから。サトル兄よりも、ね。


◆…タクマ……んっ…(リップ音)


□ふふっ…。顔赤くして言われるがままのレオ兄可愛い。今夜は俺がちゃんと愛してあげるから機嫌直せって。いい子だから。


【間】


★んー!我ながら今日のハヤシライスめちゃめちゃ美味いなぁっ…!

あ、そうだ。さっきアキトからもらったプレゼント…なんだろ…

開けてみよう…


(ガサガサ)


★…?これ…俺が飲みたかったミニワイン!!うわぁ…すげぇ嬉しい…!さっそく頂こう!

(ワインの栓を開ける SE)

★…ん!…やっぱこのヴィンテージのワインは美味いよなぁ……。。

しかもハヤシライスとまた合う…!

…あれ…?なんか…眠くなってき……t……

(寝息)

(少し間をあけて)

○……サトル…。こうでもしないとお前に触れられない俺を…許してくれ。

だけど、…俺は誰よりもお前を愛してる…。(リップ音)


○M (モノローグ)

俺達が住むメゾン・ヴァイオレットローズ。今日もここは奥底で

住民たちの愛情と欲望と嫉妬が渦巻いている…。


-END-

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