第22節 久々に執筆するとき・ブランクについて
皆さまお久しぶりです。この節から読み始める方は初めまして。
私事ではありますが、しばらく執筆活動をお休みしていました。そこから、ゆっくりとまた書き始めたのですが──あれ、なんだか小説が書けない……?
──今回は、久々に執筆にあたる際に私がぶつかった壁について。
またそれを乗り越える方法について(まだ乗り越え切ってはいませんが……)、また色々と綴っていこうかなと思います。
つまり技術面ではなく、精神面や、私なりのやり方のお話になります。
しばらく書けていないと、書き方を忘れることってありますよね。
少なくとも私はそうでした。全く書き方が分からないし、どんな文体で書いていたのかも思い出せないし、キャラクターの台詞も浮かばないし……。
どんなのが書きたかったんだっけ。面白いストーリーってなんだっけ。
書けない、書けない、書けない……と。
……これは最悪の状態です。『書けない』ことが次に書くための足枷になり、『書けない』が『書けない』を誘引して、パソコンの前に座ることすら億劫になります。
書けない自分に嫌気が差して、それで執筆が嫌になっちゃうんです。
ですが、それは無理をしているからです。
自分がダメなんじゃなくて、周囲の環境がダメなのです。追い詰められているから書けなくなるし、それで書くことが嫌になってしまうんですね。
ここからは、そんな状態から私が片足を抜け出した方法について、記述します。
・リハビリをする
皆さまはスポーツをされたことがありますか?
私は……あまりありませんが、どれだけスポーツ歴が長くとも、長期間に渡ってそのスポーツに触れていないと、少しずつ身体がその感覚を忘れます。
私は、執筆にも同じことが言えると思っています。個人の意見で申し訳ないのですが、同じ経験をされたことのある方がどこかにいるかなとも思っています。
そうなった場合、前と同じだけ頑張るなんて無理です。無茶です。
そんなことをしたら頭が壊れちゃいますし、辛いです。
そうならないよう、執筆もリハビリを行いましょう。
私が行ったリハビリ方法は以下の2点。
①書きたいなあと少しでも思える小説の設定を考える
②意見の合う誰かと一緒に小説のネタを考える
です!
1つ目はいつでもどこでもできますよね。ストーリーでも、キャラクターでも、舞台設定でも何でも構いません。小説というものに触れ直しましょう。
面白い、好きな作品を読むのも刺激になるかもしれません。
小説や執筆が好きだったことを思い返しましょう。
まだ書けなくたって、きっと考えるのは楽しいはずです。
たくさん設定があれば、また書き始める際にすっと取り掛かれます。
2つ目は、少なくとも一人、一緒に小説の話ができるご友人が必要です。そこが一番難しいのかもしれません。私はお友達に恵まれていました。
もし周りにいない場合は私でよければ手伝います……というのは置いておいて。
意見の合う誰かと一緒に小説の内容を考えるというのは、かなり刺激的です。
様々な視点から作品を考えることができたり、あなたが思い浮かんだ面白い設定やストーリーを、考えたそばから褒めてもらえるんです。
小説を書くというのは孤独な作業です。なにせフィードバックがありません。
書き上がらないと、投稿できないと、誰からも見てもらえない。
それじゃ寂しいですよね。
逆に言えば、まだ書いていない、アイデア段階で一緒に楽しめる人がいれば、その後の執筆にもきっと筆がのるはずです。
既にその小説を面白いと思っているご友人が、一人はいるわけですから。
注意したいのは、意見・気の合う人とじゃないと、中々上手くいかない可能性もあるということです。同じ作品が好きとか、似た展開が好きとか。そういった方と一緒に創作できると、書きたいものがぴったりはまってくれます。
長々と中身の薄い話を綴ってきましたが、私が言いたいのは一つ。
小説は楽しんで、気楽に書きましょう。
私も最近までしばらく書いていなくて、ちゃんと書ける自信もちゃんと書けた自覚もないままに短編を書き投稿したのですが、想像以上に反響を頂けました。
頑張って書いた小説は、きっと誰かが見てくれます。
そうしたらきっと、またいつか。以前と同じように書けるはずです。
(私も、短編が少し書けるくらいまでは復活しました!)
まとめるほどの内容もないですが、まとめます。
・書けなくなったらリハビリしよう
・小説本文が書けない時は設定をどんどん書こう
・誰かと一緒に創作してみるのもいいかも?
小説を書くのは長丁場です。足が止まっちゃうこともあるかと思います。
でも、そんな自分自身を認めてあげて。楽しく書けるまではリハビリしましょう。
今回の節は以上です!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます