第19節 スランプ脱出!
執筆と切っても切り離せないのが、スランプという魔の手です。
いついかなる時に起きるか分からず、一度書けなくなると、その後に悪循環をもたらすことも多いという、恐怖の現象です。
私自身も何度か陥ったことがあり、現在(2024/04)も若干スランプ気味です。
そういった時に私が行っていることを紹介していくだけの節です。
・まずは一旦、書くことから離れてみる
Wordを開いたままPCの前で悩み続けて、スランプから脱出できればいいのですが──なかなかそうもいきません。そういう時は一旦PCを閉じてみましょう。
私の場合、アウトプットで詰まる時は、大体二択に収まります。
リフレッシュができていない(頭が回っていない)か、インプット不足です。
どちらにせよ、執筆を続けていては解消できません。
ただし、この時。一点だけ重要なことがあります。
書きたいものがある状態なら、執筆から離れすぎないということです。
あまりに長く執筆から離れてしまうと、書きたいものへの熱意が萎んでしまうといった現象が起きます。そうなると、次また戻ってくるのにかなりの時間を要します。
そうならないよう、執筆から離れるのは短期間にしておきましょう。
時間なら数分~二時間程度。日をまたぐのであれば二、三日以内が良さげです。
・リフレッシュしてみる
各々行ってみてください。特に効果のあった具体例をいくつか挙げてみますね。
①歯磨き(超おすすめです。個人的には一番リフレッシュできます)
②半身浴(十五分ほどが良さげ。お風呂ってアイデアも湧きやすいですよね……?)
③プロットを練る(執筆から離れないという点で最高です。リフレッシュ度は低め)
④お菓子を食べる(食感があるとなおいいです。私のおすすめはグミ系です)
⑤お散歩(ちょっと長めに歩くのがコツです。アイデア考案しながらもおすすめ)
⑥別の人の小説を読む(諸刃の剣です。良い方向にも悪い方向にも影響されます)
⑦睡眠(最終手段です。一旦、完全にリセットをかけたいときに)
・誰かと話してみる、スランプの原因について分かっているなら聞いてみる
スランプの原因(例えば、文章が上手く書けなくて続きが書けない……など)が分かっているなら、誰か他の作家さんに解決法を聞くのもありです。
アドバイスを求めるということですね。
文章が上手く書けないなら、辞書を使って推敲をするという手段が取れます。
ストーリーが思いつかないのはプロット不足です。プロットを作ってみましょう。
キャラクターが上手く書けないのは造形不足かもしれません。イメージをしっかり持てるよう、もう少しキャラクターの設定を増やしてみましょう。
などなど。きっと、様々な解決法を教えてくれるはずです。
・インプットしてみる
あまりに書けない時は、そのジャンルについてインプット不足なのかもです。
私が最近陥っているのは、これを原因とするスランプですね……。
読み込むことを意識して小説を手に取り、インプットしましょう。本番(執筆)のための勉強です。テスト勉強のようなものです。
ただこの方法を取るなら、一度、執筆から完全に離れることをお勧めします。
特に、小説によるインプットを選ぶ場合はそうした方がいいです。アニメや漫画によるインプットであれば大丈夫かもしれません。
理由は、似たジャンルの話を書くと影響されかねないからです。
影響されること自体が悪いとは思いませんが、やはりあなたの書く小説ですから、あなたの最初に思い描いた通りの形で小説化できた方がきっといいです。
・目標は高くしすぎていない?
前に、100000文字書くための節でお話ししました、低い目標の設定です。
書き慣れてくると毎日たくさん書けるようになります。それで目標を引き上げるのはいいことですが、目標が高いとやっぱり大変です。
また文字数の目標でなくとも、面白いものを書こうとするあまり書けなくなる……といった現象は往々にして起こり得ます。
そういった時は、一度基本に立ち返ってみましょう。
あなたがその小説を書く理由、面白いと思った点。
文字数の目標であれば低めの目標、一日あたり500文字から。
あなたはスランプと思っていても、意外と書けているかもしれませんよ?
・疲労やストレスを解消する
疲労・ストレスによるスランプは、すぐにはどうしようもないです。
あなたは頑張りすぎです。いつもお疲れ様です。だから無理はしないでください。
あなたが頑張っていることは、きっと誰かが知っています。
普通に考えて、学校や仕事+執筆なんて重労働、大変に決まっています。
そういう時は長期間休んだっていいです。自分自身を労わってあげましょう。
休んだって大丈夫です。きっと上手くいきます。
あなたの頑張りが報われる時が来ることを私は祈っています。
……と、こんなところでしょうか。
スランプは恐ろしいですが、一緒に乗り越えていきましょう。
一度抜け出すことができれば、しばらく次のスランプはやってこないはずです!
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