第7節 キャラクターからか、ストーリーからか
小説を書く上で重要なのはキャラクター? ストーリー?
永遠の課題です。私にも正解は分かりません。誰か教えてください。
ただ、執筆初心者さんがそんなことで躓いているのは本当にもったいないので、どちらでも構いません。考えやすい方からいきましょう。
例えば既に魅力的なキャラクターの案があって……なら、そちらを固めましょう。ストーリーはあとから付け足せば大丈夫です。
逆に読者をあっと言わせるストーリーがあるという方は、そこに魅力のあるキャラクターを作って物語に溶け込ませてあげましょう。
ちなみに私のおすすめはキャラクター→ストーリーです。
この二つを同時にやるのは本当に難しいことです。たまーにできる人がいたりしますが、少なくとも私はできません。できたら天才だと勝手に思ってます。
なぜなら、それぞれ作り方が全く異なるからです。
例えばキャラクター案があってストーリープロットを考える場合、そのキャラクターの個性によって必要な世界観が変わってきます。
超熱血! 熱くてかっこいいヒーロー主人公は現代恋愛には合いません(むしろそういったものをギャップとして使う選択肢は素晴らしいですが)。
そして逆。プロットに合うキャラクターを作っていくとき。
こちらの方が、私個人としては難しいと思っています。なぜなら、キャラクター→ストーリーと違って、ストーリー→キャラクターはできることの幅が広いからです。
──幅が広いとか、そんな言い方されてもわけがわからない?
ええ、その通りだと思います。すみません。
……どういうことかと説明しますと、キャラクター→ストーリーで考える時。
恐らくそのキャラクターが活躍する姿は想像がついているのではないでしょうか。
バトルファンタジーに出す主人公なら、きっと強さまで考えられているはずです。既に何かしらの能力を持っていて、それを活かす場面は頭にあると思います。
強さが全く関係ないなら、見た目や性格。そう言った場所に、そのキャラクターがしっかりと活躍してくれる姿があなたの頭の中にはあるはずです。
そうなるとそこから手順を踏んで、ストーリーを広げていくだけです。
しかし逆のパターン。ストーリーからキャラクターを考える場合。
主人公の能力を何にするかから始まり、性格だってストーリー次第ではなんでもいいでしょう。恋愛小説でも、優しい主人公から磨れた主人公までいるはずです。
能力だって強ければいいなら、即死チートから剣術無双まで色々できます。
うまく説明できたかは分かりませんが、私の所感はこういった感じです。
まとめると、キャラクターが先かストーリーが先かという問いに答えはないです。
どちらでもいいですが、やりやすいと感じた方でやりましょう。
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