第1話 創使者≪クリエイター≫ その7

「それで伯父さんの仕事ってどんなのなの?」

 姪の鏡美の言葉で回想から戻って来る。

「俺の仕事かぁ~~」

 よくよく考えてみる。


「神様のお使いで世界創造のお仕事してます」


 そんなの言えるかああああ!

 訳が分からん。具体性がなくって出まかせにしか聞こえない。

 もっと具体的に言うと。


「幼女の神様と鬼っ娘の幼女と新しい世界で新しい命を育んで新しい文明を作っている」


 明らかに悪化してるしいいいいいいいい!

 しかもこれ俺から出た言葉じゃなくって神様の表現なんだよね。

 よくこんな品の無い説明された仕事を3か月も真面目にやっていたな俺えええ!

 言うに言えなくって頭を抱える俺を鏡美がいぶかし気に見始めている。

 その横でジョーカーが楽しそうにニヤつきながら買ってきた缶を開けている。

 困っている俺の姿が楽しいのだろう。まぁ仕事とはいえ俺に縛られたのだからこれくらいの意趣返しも可愛いものだろう。

 それでも仕事では上手くやれているはずだから。

 で、どう説明するべきか考えるために、俺も缶を開けながら仕事の内容を思い出す。

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