第7話
~ある日の放課後~
ザワザワ
春「なんか騒がしいねー?」
咲「隣のクラスで獣人の種族返りが出たんだって」
亜希「へー、すごいね」
咲「私はそんな予兆ないけど、多分ちらほら人族の種族返りはいるんじゃないかな?」
春「あはは、確かに。っていうか、私思うんだけど」
咲「どうしたの?」
春「亜希ちゃんってさ、絶対人族じゃないよね」
亜希「えー、なんでさ」
春「んー、これは勘なんだけど。なんか亜希ちゃんが魔力を持つなら、スッゴい強い気がする」
咲「あー、なんか分かるかも」
亜希「えー、そんなこと言われても」
咲「ふふふ、楽しみだね」
亜希「期待されても困ります~」
――――――
「ねー、姉さん、起きてー」
亜希「ん、んー、なぁにー?」
「今日は姉さんの成人祝いのパーティーなんだから、早めに起きて準備しないと」
亜希「あー、そうだった。めんどくさーい、雪樹、代わりに、、、」
雪樹「んなこと出来るわけないでしょ?私も参加はするんだし!それに、成人のお披露目を休めるわけないでしょ!」
亜希「わかったよー」
雪樹「全く。私も、めんどくさいとは思うけどさ。2年前の兄さんの時もすごかったし」
亜希「兄さんは?」
雪樹「朝ごはん食べてるよ」
亜希「私たちもいこうかー」
雪樹「早く!お腹空いた!」
――――――
亜希「成人、、、?」
成人祝いのパーティー、かぁ。
お城に住んでいることもそうだし、なんかお金持ちそう、、、
あっ、そういえば、夢見たから先生に言わなきゃ。
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