第6話

―――数日後


亜希「―――っは!」


亜希「あっ、目が、、見えた、、、瞳孔が、違う?」


亜希「えっ、私人族じゃないの?」


亜希「相談してみようかな、、、、」


~~~放課後~~~


亜希「先生、今お時間いいですか?」


担任「ん?藤木、どうした?」


亜希「聞きたいことがあります」


担任「ちょっと待て。それは種族返りに関係するか?」


亜希「、、、、、」


担任「わかった。なら、職員室で聞こう」


亜希「あっ、そんな大袈裟じゃなくて」


担任「夢に進展があったんだろう?それでその反応なら人族じゃなかったんだな」


亜希「えっと、分からなくて」


担任「なら、余計に職員室で話そう」


亜希「あっ、はい、、、、、」


~~職員室にて


「あれっ、先生どうしたんですか?」


担任「主任ってどこにいます?」


「今は給湯室にいると思いますよ。さっきすれ違いましたから」


担任「近くの先生を集めて呼んで貰うこと出来ますか?」


「?!、分かりました」


亜希「先生?」


担任「藤木、少し待ってな。とりあえずソファ座ってくれ」


亜希「はい、、、」


主任「お待たせ、どうしたんだい?」


担任「あっ主任、実は藤木が種族返りで聞きたいことがあると」


主任「ふむ。その質問が出ると言うことは、人族ではないのかね?」


担任「それを含めて、これから話して貰おうと思います」


亜希「あの、えっと、あ、、」


主任「大丈夫。何か責めている訳じゃないんだ。何かあってからじゃ遅いから念のため先生達を呼んだだけだよ」


亜希「あ、あの!」


担任「どうした?」


亜希「ど、瞳孔が猫みたいに細い場合は、人族ではないんですか!」


担任・主任「「?!」」


主任「目が見えたのかい?!」


亜希「は、はい、えっと、目以外はまだぼんやりとしているんですが、、、、」


担任「主任、これは、、、」


亜希「あっ、なんかダメでしたか?」


担任「ああ、ダメとかではないんだ。ただ、俺なんかは目が見えると同時に顔もはっきり見えたから」


主任「藤木さん。まずは質問に答えよう。瞳孔が細長いなら、人族ではない」


亜希「?!」


主任「そして、顔が見えるスピードが遅いなら、その分魔力が強いと言うこと。夢は何回目だい?」


亜希「えっと、分からないです」


主任「分からない?」


亜希「ずっと前から見てて、数えきれないです」


主任「なっ!?、、、藤木さん。次に夢を見たら私に教えてくれ」


亜希「は、はい?!」


主任「よろしく頼むよ」


亜希「わ、分かりました」





担任「主任、彼女、もしかして」


主任「まだ分からない、でも、魔力が多いのは確かだ。私は念のため、理事長先生に報告に行く。君は彼女をよく見ていてくれ」


担任「分かりました」

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