第4話

『それが崩れたのはここ100年くらいのこととのことです』

『第二次世界大戦で、多くの魂が戦いを思い出しました』

『そしてそれは、魂の奥深くに眠っていた、エクシリネオスの記憶を思い出させることになりました』

『人間に転生したはずなのに、人間以外の種族に生まれ変わる者が出てきたのです』

『神は予知しました』

『今は少数でも、およそ100年後に、エクシリネオスの魂で産まれた者が元の種族に多数種族返りすると』

『神にその事を聞いた巫女達は焦りました』

『種族によって様々な特性がありますが、すぐに特性に合わせて対応が出来るわけがないからです』

『エクシリネオスでさえ、何百年もかけて動いていった世界ですから』

『一番対応に追われたのは日本です』

『日本に集中的に種族返りが発生すると予知されたからです』

『そして、日本政府が保護出来るように作られたのが我が校です』

『何かあったときに、地球の民もエクシリネオスの民も守れるよう、下地が作られて行きました』

『自分に、人間以外の種族特徴が現れた生徒は担任に言ってください』

『すぐさま種族の確認と制御訓練に入ります』

『絶対に隠さないでください』

『勘違いでした、でもいいのです』

『隠して、力が暴走した場合、最悪死に至ります』

『特に王種は力が暴走しやすく、発現スピードが早いです』


――『理事長先生、ありがとうございました。以上で全校集会を終わります。2時限目開始までは各クラス自習となります』


担任「よしお前ら、教室戻るぞー」


「「「「「「「はーい、、、」」」」」」」

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