第4話 近くの森の調査
「それじゃ、お世話になりました。」
「うんうん。お世話したな〜」
「気を付けてお帰りください。」
私とスイちゃんは少年をギルド前で見送る。
少年は散策をしながら帰るようで無茶はしないという約束のもと送り出す。少年は1回天恵を発動したら死ぬなんて思ってもいないだろうから元気そうだ。まぁ、それはいいことだからいいんだけど。
「帰ったら、ちゃんと見せるんだぞ〜。」
「分かってますよ。貴重な証明書ですから!」
「アクアリウムの皆さんによろしくお伝えください。」
「はい!」
少年の見送りをしに私とスイちゃんは停留所に来ていた。
異世界人の技術が少なからず取り込まれているこの世界では乗り物はかなり発展してきている。カトランゼは昔の風情を残しているのであまり異世界の技術は見ることは出来ないが便利になるものは取り入れてある。その1つがこの【バス】っていう乗り物だ。
1度に大勢の人を運ぶことができるので大変便利なのだが、ちょっとデザインが街の風景とは合わないのでちょっと違和感を感じる。
少年が座席から手を振る。
スイちゃんは丁寧にお辞儀をし、私は軽く手を上げる程度で見送った。
「さて、今日もギルドやりますか~」
「今日も忙しくなりそうですね。」
「昨日の依頼報告もたくさん来そうだな~」
昨日の騒動のせいで多くの冒険者が依頼の報告をできずに翌日回しにしてしまったので、今日は朝から忙しくなりそうだ。
とは言うものの、私が何かをするではなくスイちゃんともう一人が頑張るだけなので私自身は暇なのである。
「今日はどんな依頼が来るかな~」
「冒険者の皆さんが頑張れる依頼があると良いですね。」
「重い怪我とかはしないでほしいけどね。」
そんな他愛のない話をしながらギルドに帰ってくると相変わらず人の行列ができていた。
よくこんなに毎日依頼を出すな~などと思って見てみると行列が動いていることに気付く。
「あれ? ギルド開いてる?」
「あ、本当ですね。でも一体どなたが?」
私とスイちゃんは急いでギルドの裏口から入る。ギルド内は相変わらず賑わっており依頼人だけではなく昨日の報告できなかった冒険者も列に並んでいる。
「おぉ、スゴいな。」
「私、受付の方を確認してきます。」
「あ、私も行く。」
私達はそのまま受付前に行くと、2人の少女が受付カウンターで仕事をこなしていた。
「エフィラさん!」
スイちゃんが声をかけると、エフィラというな名の少女2人がこちらを向く。
「あ、スイちゃん待ってたよ!」
「スイさん。お疲れ様です。」
同じ顔で同じ声、しかし髪色は黄色とオレンジで分かれており口調もそれぞれ異なる。
背丈は私と同じくらいでフィーユほど幼くはないがあどけなさが残っている。
受付を一度スイちゃんに任せ、黄色のショートヘアーのエフィラ1号が私に近づいてきた。
「ギル~、おはよ~」
「うん。おはよ~」
挨拶を交わすと踵を返し受付へ、1号と入れ替わりで受付にいたオレンジロングヘアーのエフィラ2号が寄ってくる。
「ギルマスさん。おはようございます。」
「うんうん。おはよ。」
頭を下げ丁寧に挨拶をするエフィラ2号。挨拶を終えると受付に戻り1号と手を合わせる。すると2人が光に包まれ、収まるとスイちゃんと同じくらいの身長でアプリコットカラーのセミロングヘアーが似合う、太ももが魅力的な女性が現れる。これが普段のエフィラさんである。
「おはよ、エフィラさん。」
「おはよう、マスターちゃん!」
元気よく挨拶を返してくるエフィラさん。暇な時はいつもは私を抱き抱えているが、今日は受付に追われているため我慢している。彼女は先代のギルドマスターがいた頃から
私がギルドマスターになった後もこうして手伝ってくれている。
「って、そんなことよりこの人混みはどうしたのさ! いつも忙しいけど今日はそれ以上じゃん!」
「あー、まぁ昨日いろいろあってね~」
「ふ~ん。ま、いいや。」
そう言い放つとエフィラさんは私を抱き抱える。目線が高くなり受付を見ると、さっきまで慌ただしかったはずのエフィラ列はなくなっておりスイちゃんが1人で捌いていた。
「それにしても相変わらずマスターちゃんと来たスイはすごいね。」
「自慢の嫁なので!」
腰に手を当て胸を張り自慢げに言う私に『ハイハイ』と頭を撫でられながらあしらわれる。
「お二人は休憩されても大丈夫ですよ。後は私一人でできますから。」
「あ、そう? じゃ、マスターちゃんを抱き枕にして寝ようかな~」
「人を勝手に抱き枕にするなー!」
私は踠いてみるが宙に浮いていてなす術もなく運ばれた。場所はラウンドの角席だった。
「どうしたんだよ、こんなところに座らせて......」
「今来たってことはご飯まだでしょ?」
「それはスイちゃんも同じだけど......」
「あの調子ならすぐに終わるでしょ。先に注文しておこうよ! おーいフィナ~!」
他の人の注文をとり終えた【フィナ】がエフィラさんの声に反応し特徴的な猫耳が動く。振り返った少女は白い透き通ったような肌でコバルトブルーの瞳が宝石のように綺麗だった。異世界人が言うメイド服に準ずる格好で尻尾はちゃんと通せるように穴が空いている。
「エフィラさん、注文は? 」
「いつものでいいよ!」
「あ、えっと......」
エフィラさんの注文にいつもなら笑顔で請けてくれるのに、今日は少し困った顔をするフィナ。
その反応を見てエフィラは首を傾げハテナマークを浮かべる。
「どうかしたの?」
「それが―――」
私の問いかけにフィナが答えようとした瞬間―――
「―――我が深淵の極致を以てしても、無より彼の鳥を召喚することは叶わず。全てのエレメントで盤上を飾ることできようと万全足たる形になることはない。」
「今、【ウゴウドリの肉】を切らしてまして......」
突然、意味の分からない事を言い出したのは料理担当【ローズ】。右手で顔を覆うように置き指の隙間から目を見えるように指を開く。凄いフリフリしたスカートで全体的に暗い色で統一されているのに髪は金髪のツーサイドアップと明るい。右目が紅く左目がトパーズのような色をしている。
そんなローズの言葉をフィナが要約してくれた。
「わぉ、そりゃ大変だ。よし、なら今からウゴウドリの肉をとりにいこう!」
「いってら~」
思い立ったが吉日と立ち上がるエフィラを右頬を机に乗せた私が手をひらひらと振り見送ろうとする。が、私の体は突如机から離れ宙に浮く。
「ちょ、ちょま......ちょっと、エフィラさーん?」
「他に足りないのがあれば、あとで連絡頂戴。」
「分かりました。確認します!」
私を小脇に抱えながらフィナのお使いクエストを請けたエフィラさんは入り口に向かう。
私はイヤだ、と踠いてみるがジャストフィットしているせいか脱け出せない。
「あら、エフィラさん。おでかけですか?」
「うん。スイの方も片付いた感じ? それならウゴウドリの討伐に行くんだけど、一緒にどう?」
受付の前でスイちゃんに会う。
私を小脇に挟んだエフィラさんがスイちゃんを誘うが、困ったような顔をする。
「すいません、エフィラさん。まだ仕事が残ってますので......」
「そっか~ そりゃ残念。じゃあまた今度冒険行こうね。」
「はい。その時はよろしくお願いいたします。」
私は目でスイちゃんに助けを求めてみたが、微笑みを返されただけだった。でも可愛かったからなんの問題はなかった。
微笑みに癒されている間にエフィラさんはギルドを出ていた。
しまったッ! などと我に返ったが、どのみち脱け出せないから諦めて運ばれた。
検問所を抜けて少し歩いたところに森がある。【タイウッド大森林】と呼ばれるこの森は薬草やその他調合素材が採取でき、モンスターも比較的に低ランクが多い。初心者の冒険者が経験を積むには丁度いいエリアである。しかし、深層部に近づくにつれモンスターの強さが上がってくるので油断はできない。
ウゴウドリは中層部におりランクはCと狩りやすい。一般的な鶏肉料理は大体がウゴウドリの肉で作られるほど定番の食材である。
「ウゴウドリくらいエフィラさん一人で狩れるだろ~......」
「まあね。でも誰かと一緒の方が楽しいでしょ。それに......」
「それに?」
「ギルマスがいれば沢山持ち帰れるでしょ!」
「...それが本音か......」
無限の収納庫が使えることは
スイちゃんに重たい荷物を持たせたくないしね。
森の中枢部に行くと案の定ウゴウドリが大量に生息している。エフィラさんは私を近くの大きな石に置き、軽い準備運動ののち一番近くにいたウゴウドリ1羽を鞭のような剣、蛇腹刀で華麗に仕留める。ウゴウドリは1体攻撃するとその近くにいる全てのウゴウドリが怒りだし攻撃してきた対象に一斉攻撃をしてくる習性がある。
ところで私もエフィラさんも丸腰で来たのになんで蛇腹刀があるのかって? それは【生成魔法】の1つである【武器生成】によるもので、魔力を用いて作れる武器のことね。しかし、この魔法を覚えている冒険者は少ない。理由は簡単で武器の強度が魔力によって決まるためなのだ。前衛を担当する人は魔力が少ないので実体剣の方が強度も威力も出るし、魔力が多い魔法使いは後方で戦うから武器を必要としない。魔法騎士みたいな職業の人や勇者はこれに当てはまらないので注意ね。
エフィラさんは魔力は高いけど別に勇者でも魔法騎士でもない。彼女がこの戦闘スタイルをしているのは偏に天恵によるもの。
蛇腹刀で向かってくるウゴウドリを確実に刻んでいくエフィラさん。でも今回は数が多く何度か押しきられそうな場面があった。
「やっぱり、一人じゃ疲れるな......」
彼女がそう呟くと蛇腹刀を消し、手を叩く。
すると一瞬でエフィラさんが消えエフィラ1号とエフィラ2号が現れる。
「ふんさーい!」
「―――アイスリーク。」
1号の鉄球と2号の氷の魔法で飛びかかってきたウゴウドリを一掃する。
私は大量のドロップ品を無限の収納庫に入れて立ち上がる。
「もう十分じゃないか?」
「えー、まだ来たばかりじゃ~ん......」
「ここまできた労力と時間を考えますと、些か足りないように感じます。」
私の提案に否定的な2人。朝食分を調達に来ただけだったの筈がやる気満々なご様子。
「はぁ、スイちゃんが待ってるんだからもう少しだけだぞ~」
2体1? なので私が諦めた。2人は明るい表情になりやったね、と1号は跳び跳ね2号は両手を合わせて微笑みそれぞれ嬉しさを表現していた。無邪気な2人を見てると癒されるな~。大きいエフィラも普段は甘やかしてくれるから癒されるんだよね~。
2人がウゴウドリを討伐しながら森の奥へ進む。ウゴウドリ以外のモンスターも襲ってくるものはすべて倒していく。
私はふといつもとは違うな~と思いながら2人の後ろを歩く。
違和感としてはモンスターの遭遇率が高く、気が立っているのか獰猛さが感じられた。あと奥に行くにつれてやけに森が静かになった。
「気がつけば森の奥まで来ちゃったな......」
初心者用の森だからエフィラさん(1号と2号)の敵ではない。
可愛く動く2人を見ながら歩いていればあっという間にボスのいるエリアまで来ていた。
「このままボスも狩るぞー!」
「そこまでする必要はありませんよ、もう一人の私。」
さっきまで仲良く進んでいたからか肩透かしをくらったように1号が止まる。
「え~、ここまで来て行かないわけないじゃん!行こうよ~、あたし~」
「ここのボスのオークはドロップしません。無駄です。」
「えっと......ギル~......」
困り果て助け船を私に求める1号。
私としては早く帰って朝ごはんもとい昼ごはん(時間的に)を食べたいのだが、困っている少女がいると助けたくなるのが私というやつ。
「まぁ、ここに来るのも久々だし、この森の現状を確認しても良いかもね。」
「―――ギルマスさん!?」
「わぁ、そうだよね! ギル~」
私が助け船を出すとは思ってなかったのか2号は驚きながら私を見た。反対に1号は笑顔満点で喜ぶ。私はとりあえず愛想笑いをする。
「オッケーだって! 行こう、あたし!」
「で......でも......」
俯く2号。スカートの裾をぎゅっと握り少し震えていた。
私はそんな2号の頭に優しく手を置く。
「大丈夫だよ。2人は私が護るから。」
「ギルマスさん......」
少し目を潤ませてこちらを見る2号。怖がっていたのだろう、2号は私に抱きついて離れない。
1号はよく分かっていないようだが、とりあえず2号と同じようにくっついてきた。
少し時間が経過すると2号は落ち着いたようで離れる。
「もう大丈夫です......」
「そっか、それならよかった。」
「終わったなら行こーよー」
私たちはボスエリアへと進む。
ボスエリアは木々が生い茂り少し暗くなっているが、今回は違う。葉が枯れ落ち空が見えている。
その違和感に私は足を止める。手を繋いでいた2人も私が止まったことでその場に留まる。
(これは......)
私は後ろを向き2人を近くに寄せる。1号も2号もきょとんとして不思議そうに見つめてくる。
「二人ともそのままじっとしててね。」
「......? はーい!」
「わ、分かりました。」
私のお願いを聞いて頷く2人。
「―――【
浄清癒装は滅創魔法の一つで体内の毒素を無力化し、一定時間外からの有害物を無効化する魔法で異世界人曰く状態異常の解除及び無効化のするとかなんとか。
淡い光の粒がが2人を包むように舞い、2人の身体に入っていく。
「ギルのまほーすげー!」
「聞いたことない魔法です。」
見たことがない魔法に驚く2人だった。
なぜこんな魔法を使ったかという、周囲の木々が腐っていることや動物の死骸から今ここにいるモンスターが特定できたからである。勿論オークではない。
「―――【絶】」
私は立ち上がり再び振り返り、腕を伸ばし人差し指と中指を伸ばし唱える。
見えない壁が見えない攻撃を防いだのだけはわかった。
絶―――絶対不可侵統合術式併用連鎖式多重構造型展開拒絶領域
とかいう正式名称であるが、長いので省略している。指定した壁や空間を作り、あらゆるもの事象を拒絶するスキル。
「うーん......【ミストウルフ】か...」
ランクの高いモンスターであるミストウルフは本来この森にはいない。草木や動物が腐っていたのはコイツの特性によるもの。こんなのが初心者の冒険家と遭遇したら対処できずに全滅だ。
「ふぅ... 第一発見者が私でよかった。」
ボスエリアに入ったときに
「オークじゃ...ないです......」
「何でもいいよ! あたしのハンマーで一発だから!」
「はいはーい。二人とも落ち着いて~」
私は手を叩き怖がる2号と突っ込もうとする1号の注目を集める。
「あれはハンマー当たりません! 氷の魔法は有効だけどランクA位以上じゃないとダメージは入りません!」
「なんだとギルー! ハンマーはさいきょーなんだー!」
「私だけじゃAランクの魔法は使えない......」
「だから二人はここで大人しくしててね。
2人の頭をポンポンと頭を優しく叩く。1号はちょっと納得がいってないようだが2号は安心したように微笑む。
「【
私の右目にダイヤ柄の模様が現れる。別に視界に入ったりとかはしないから自分では変化に気付いてなかったんだけど、この能力を使ってた友人の目がそうなってたから私もなってると思う。
この力を使うと周囲の状況が目を使わずに全方向分かる。後ろを見なくても1号と2号の様子が分かるのは助かるが、最初は全方位が見えて感覚がおかしくなったり気分が悪くなったりしてたときもあった。
「―――絶...」
オマケにこの能力は魔力を探知できるから死角からの攻撃も防げる優れもの。
いうこと聞いて大人しく待ってる2人に怪我なんてさせたくないから持っててよかったスキルの一つなんだ。
さて、ミストウルフだが、霧でできた狼のような見た目が特徴で基本的には霧でできた爪で対象を攻撃する。爪の殺傷能力はそこまでなくメインは特性の霧を傷口から入れて毒殺すること。
「それにしても機嫌悪いな~」
ミストウルフはそこまで好戦的ではなくミストを散布し弱ったところを攻める陰湿なモンスターのはず。ここまで積極的に攻撃してくるのは珍しいので相当機嫌が悪いのかあるいは―――
「―――魔力暴走か。」
魔力をつくる最小の粒子である【魔素】の割合が一定数を越えると理性を失い破壊衝動をおこす。一般的には魔素は空気中にも含まれており、割合が規定値を越えることはない。
しかし、場所によっては魔素が著しく濃いところとかあるけど、動物もモンスターも本能で近寄ることはない。近づくとしたら物好きな科学者くらいだね。
でも稀に基準値の魔素でも魔力暴走を引き起こす例があって、体内で魔素を処理できなかったり、魔力の使いすぎで魔素のバランスが崩れたときなどがよく挙げられる。
「原因は分からないけど、初心者が訪れるこの森でキミみたいなモンスターがいると危険で送り出せないんだよね。だから、悪いんだけど倒させてもらうよ。―――
空間認識拡張中のみ使える全方位確識標準は視界内の複数の対象にマークを付け追従してくれるサポート能力で、今回はミストウルフの
モンスターの強さで魔核の数は決まっており、ミストウルフくらいのランクだと6個がベター。
これを全部壊すと倒せるんだけど普通は探し出すのに苦労する。
私は空間認識拡張で分かるから苦労なんてないんだけどね。
「【礎場】」
ロックした魔核の下に四角い模様が発生する。
「【結錠】」
礎状でできた模様を底辺にキューブ状の立体が完成し対象を閉じ込める。
それぞれの魔核は脱け出そうと暴れまくってるが壊れる様子はない。
「―――【滅烝】」
結錠でできた四角い箱が私の最後の詠唱で中身共々砂のように消え去り、ミストウルフは最後の断末魔とともに霧散した。
「はい、終了~」
私は両手を広げ、片足でくるっと180度回転して1号と2号の方を見る。
「お腹空いたから帰ろ?」
「うん。あたしもお腹空いた!」
「はい。そうですね。」
3人で手を繋いでボスエリアを出ていく。
「
私は転移スフィアを起動し転移が始まる前に小さく呟き魔法を使う。ミストウルフによって枯れていた草木が再生し、いつもの森に戻っていく。生物は蘇らないが緑があれば再び賑やかになるだろう。モンスターも普段の住みかでゆっくりできるだろう。
私はそう願って森をあとにした。
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