失われた30年は戻ってきたのか?
バブルが崩壊してから久しぶりに日経平均株価が最高値を更新し、もうすぐ4万円という大台。この大台は越えそうだけど、果たして失われた30年は戻ってきたのでしょうか。
株価は一気に上昇していますが、生活が楽になった、もしくは豊かになった、という実感はありません。2023年は実質賃金が2.5%減だそうです。しかも、2年連続。そりゃあ、実感の方が正しいわけです。
自分は株をやっていませんが、やはり気になるところです。素人考えですが、3月の決算次第ですかね、上り続けるか落ちるかは。
株価の話はさておき、問題はお給料です。こちらの方が身近で差し迫っています。自分の場合はやはり、物価の上昇スピードに追いついていないです。悲しいですが、現実です。そもそも、実質賃金が上がった職業って何があるんでしょうか。
お給料が上がらない。働いて6年ほどなので、まあそんなものかもしれません。でも、生活はジリ貧です。
日本企業全体に言えることですが、年功序列が幅を利かせています。これが厄介で、歳を重ねるごとにお給料が増えても、肝心なお金が欲しい今手元にないのでは、家は買えません。将来なんて分からないのでローンを組んでも返せるかは未知数です。
年功序列がなぜ見直されないのか。もちろん、改革が難しい、というのもありますが、それよりも「どうせ自分たちには関係ない」という経営層の意向が大きいような気がします。自分たちはもうすぐ退職するのだから、と。たぶん自分も同じポジションなら改革はしないと思います。これは「100年後、地球は温暖化でとんでもないことになる」という話と一緒です。100年後なんて死んでますから。
ある程度の未来は予測できますが、現実味がないと、やはり誰しも自ら動くことはしません。人類ってそこのところ、学習能力がないので、100年後の未来人も「温暖化したって? ふーん、それで?」となりそうです。
このエピソードの執筆は3月3日、お雛様です。そしてエピソード公開は3月4日、月曜日です。今日、明日で株価は4万円を突破するのか。注目であると同時に怖いですね。株価と同じスピードでお給料も上がらないかな、と思いましたが、失われた30年のように下がり続けるかもしれません。とほほ……。
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