陸上部時代のクセ
自分は高校、大学と陸上部で短距離をやっていたのですが、そこで繰り返し言われたのは「日々、歩き方に注意せよ」です。ちなみに陸上部に入った理由は「友達に体験入部に誘われてそのまま入部」です。大学でもなんとなくで続けました。本気で陸上競技と向き合っている・いた方には申し訳ありません。
話がそれました。競技として走る以上、地面の蹴り方などが大切なのですが、一番大事なのは「私生活でも歩き方を意識する」です。普段何気なく歩いていますが、他人から見ると案外ガニ股だったりするのです。
陸上からは離れましたが、今でも時々意識します。例えば階段をのぼる時とか。階段をのぼるっていると自然と前の人の足が視界に入ります。すると「あ、この人の歩き方は骨盤にも影響しそう」だとか「あの人の靴、片方だけすり減っている。こっちの足に体重をかけているんだな」とか考えます。逆に綺麗な歩き方を見ると「ああ、こうありたい」なんて思います。
歩き方からは少し離れるのですが、普段歩いていると後ろから来る人の足音が無意識のうち耳に入ります。すると「この足音はハイヒールだ。ペース的に若い人かな?」など考えます。当たった時は自分がシャーロック・ホームズになった気分ですが、そう上手くはいかない。
でも、外れたら外れたなりに「ああ、こういう先入観があって外れたのか」なんて気づきにもなります。これがそのまま活きることはないですが、小説を書く身としては「なんかネタにならないかな?」なんて思います。
他にも「あ、この人、話す時だけ貧乏ゆすりするぞ」なんて気づきも小説の人物描写に活かせるかもしれません。よく「ネタがない、スランプだ」なんてことありますが(これは自戒です)、そんなことはなくネタはそこら辺に転がっているものです。
陸上部時代の話からだいぶ話がそれました。まあ、今回言いたいことは「みなさん、歩き方を見直しませんか?」です。日々の積み重ねって、のちのち意外な形で影響が出ます。良いこと、悪いことのどちらにしても。
いきなり「他人にチェックしてもらえ」なんて無理難題ですから、ひとまずスマホなりカメラを置いて歩いてみてください。意識して歩いても、案外難しいものです。別に軍隊みたいに行進しろ、とは言いません。ひとまず歩き方を意識しましょう。
今回はこの辺で。
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