Wired、Cogitoを書き終えてみて

わなな・BANI

Wired、Cogitoを書き終えてみて


Wiredわいやーど」……オンゲの実体験をもとに、書きたいように書き進めて、なんとなくまとまったかなって作品。


Cogitoこぎと」……「Wired」での経験を踏まえて、起承転結、文中の笑い、最後の見せ場を意識して書けたと思う作品。




結果……PV数は「Wired」の方がずっと上でしたー。(笑) 勉強になった気がします。








おはこんばんにちは。わななと申します。

小説いろいろ見てたら、なんかこういう感想文も投稿されてる方もいたので、私も書いていいのかなーと思ってみました。読んでいっていただけたら幸いですー。




「Wired」


この作品は、私のF〇14(隠せてねぇ)のリアル体験を、ちょっとだけもとにしたりしながら書いた作品でした。

現在闘病中の恋人が、無類の物語好きで、「小説家になろう」もおおいに利用している人だったことが発端でした。


二人で「自分だったらどんな物語が書いてみたいか」で盛り上がったときに、彼は昔から温めていたファンタジーの話を、私はそれなりに知識もたまったオンゲの話を書いてみたい、となったんです。

彼はさすがに長編になりすぎるので、今の体調では書けないとあきらめてしまったのですが、そんな彼を元気づける物語が書けないかなーなんて思ってしまった私がいました。(笑)


結果はなんだか、後半暗い話になりましたね!!これじゃ全然元気づかないです!!(笑)

最終的には、人間書きたいものに走ってしまうんだなーと思って、その辺はあきらめました。(笑)


ここで書いた「Wiredの暗い後半の話」こそ、本来私が書きたかった部分だったらしく。(笑) 私も書いてみてびっくりでした。(笑)

どうもこういうものって、自分の今まで生きてきた人生が反映されること、多々あるんじゃないでしょうか。

特に「読み手がどう思うかわからないけど、自分が書きたい部分」には、色濃く経験がにじみ出てしまう気がしました。

台詞とかも、あー、これ言ってんの私だわ、って思うところもあったり。


「文を書く」とは、こんなにも自分を丸裸にしてしまう、赤裸々に語ってしまうものなのか、と、生まれて初めて長編?を書いてみて実感しました。


私って暗いみたいです。痛感しました。知ってたそんなこと。(笑)



でもここで、はたと頭の中に響く声があったんです。声の主は「鋼の牛さん」でした。錬金術のあの人です。

あの方もダークファンタジーを描いていらっしゃった。決して明るくない話だったけど、沈み込みすぎずに物語を最後まで楽しむことができた作品でした。


なぜだろう。それはきっと、巻末の「底抜けギャグ」のおかげです。つまり笑いです!!!


そこでいろいろピンときました。そういえば「バク〇ン」も、シュールな笑いについて考察してたシーンあったなーとか、いわば読み手を楽しませる工夫ですよね。

私は暗い。それは仕方ない。でも「私が好きな笑い」はある。それをちりばめよう…!Σ

そんなことを考えながら、結末(最終話一歩手前)を書き進めて、結果カーライルは最後までしょんぼり系わんこ枠に収まることになりました。(笑)

このカーライルくん、実は恋人がちょっとだけモデルです。(笑)

アルシエラは外見は私のキャラクターがもとになってるんですが、中身はどうだろう?本人にはよくわからなかったです。







「Cogito」


「Wired」を踏まえて考えた作品だったんですが、すごく人気なかったようです。(笑)

上にも書きましたが、話の構成、どう盛り上がりを作るか、人物の性格付けなど、細かく気を付けて書いたつもりだったんですが、世間のニーズには合わなかったようで。(笑)

さみしいです。(笑)


「Cogito」は、「今度こそかっこいい系のヒーローが書きたい!」と思ったのがきっかけでした。前作わんこでしたのでね。(笑)

ヒーローというか、主人公というか、主軸の人の1人?かっこいい男性を書くのが夢でした。夢に終わった気がします。(笑)

「りひと」、頭のいい天然不思議ちゃんみたいになりました。あれかな、プチ転生させちゃったからかしら。(笑)



万能AIもハッキングも警察ものも、ほんとノリで書き始めたのに、終盤になればなるほど、調べ物は膨大になり、道筋の組み立てに頭は沸騰寸前。

こんなに考えて物語作ったことなかったので、結構苦しみましたが、とても充実した製作時間を過ごせました。

まあ、今読み返すとほんと甘いところいっぱいあって、突っ込みたくなる有り様ですが、未熟さも愛しいほどには、キャラたちを愛せました。


B〇MP OF CHICKENさんの「ベストピクチャー」って曲、ご存じの方もいると思います。

書いてる間中、この曲の歌詞が頭の片隅にありました。


流行りものを書いたら、もっと見てもらえたのかな?認めてもらいたいな。そんな気持ちもある。

でもそんなことより、書く自分が好きで、この物語が好きで、結末を一番見たいのは何より自分で。

だから書いてよかったなーって。恋人も読んでくれやがらねぇけど(笑)、やっぱ自分をたくさん詰め込んだ、この話が好きだなーって、思えました。


書き終わってホッとしたけど、寂しいな、番外編書きたいなと思うくらいには、いろんな思い出のこもった作品になりました。

番外編は、心残りがしこたまあるんで(笑)、絵にだけしたいと思います!<それを世の中では描き逃げと言う

下の方に貼っておきますので、よければ見ていってくださいませ~。






語りが私事すぎて大変恐縮なのですが、私には結構大事なことだったので、どうしてもここに一筆。


自己肯定感。


これがなければ、物を語ることができない。この年でそれを痛感しました。

もちろんそればっかりじゃ自己満足なのしか書けないと思うんですが、ある程度「これ」がないと、「物を語る自分」を愛せません。つまり作品が愛せないんです。

作品やキャラが愛せないから、方向性とか筋が決められず、作品がバタつく…お客さんの入りも悪く、最終的に飽きてやめてしまう。そして自己嫌悪。

10代20代くらいの頃の自分は、常にそんな感じで、ちっとも創作向きの性格をしていませんでした。

これには、生まれの家の環境が大きく関係しているのだと、本当にこの年になってから分かりました。私は自己肯定感が育っていなかったようです。

「それ」を長年かけて取り戻し、ある程度人並みになってから描く物語は、何というか、とても爽快で、希望に満ちています。例えお客さんがあんまり来てくれてなくても。(笑)



昔は、「誰も見てくれない、誰も読んでくれない。私の作るものに価値はないんだ」と、すぐに思ってしまいました。

でも今は、「1人評価してくださった方がいる。その方は楽しんでくれたんだ。そして何より、私はこの物語を書いていて楽しい!」と思えるようになりました。


不思議なものです。見方を変えることができるだけで、幸福感はこんなにも違う。

できれば年若き頃に気付きたかった(笑)けど、人生に遅いことはないって、今は思えるんです。

未熟でも愛せる作品が書けるなんて、すごいことをしでかせるようになったのだから。


私の創作は、きっとまだまだこれからです。

集中力も衰えたし、ずっと座ってると腰は痛いし、目も悪くなったし頭も悪くなったしもの覚えも悪くなったけど、でもそれでも。

生きててよかったなーって、心底思えるのがうれしいんです。

次に書きたい物語も、だんだん形になってきています。発表できるかは書いてみないとわからないけど、楽しく書けるといいな。


人生に遅いことなんてない。黒歴史はあっても、役に立たない経験もない。

いろんなもの詰め込んで、これからも自分らしく書いていけたら、それがきっと幸せなんだろうなーと思う、今日この頃でした。


苦心してものを作るって、ほんと楽しい。

そう言い切れる自分が、今は心底好きだ。

明日の朝には嫌いになってるかもしれないけど、それも作品に落とし込めたらいいなーと思う。

さ、絵ぇ描くぞー。




・「芝浦 美都しばうら みつの「ゴスロリ大作戦」↓

https://kakuyomu.jp/users/wanajona/news/16818023214217656750




他も全部絵にしようと思ってたんですが、ゴスロリクラロリで根性尽きた(笑)ので、決まってた作題だけ!


・「久能木 望愛の「畜生蛮族!」」

・「一ノ瀬 美麗と小杉 凌太の「私たちのしあわせな結婚」」

・「しょぼくれ先輩と生意気後輩の「デカのひとりごと」」



↑全部ドラマとかアニメとかの作題パクってます(笑) 書けてすっきり(笑)

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