第13話 歯周病
獣医師さんいわく。
五歳を過ぎた猫の半分くらいは歯周病だと。
その数字を確認したわけではないが、そんなに多いのかと驚いた。
そして、我が家の猫も抜歯することに。
一泊の手術。奥歯六本抜きました。
一泊の手術で三匹の猫様のうち一匹がいない夜。
下僕は寂しくて寂しくてサミシクテ。
普段から仲の良い猫が、入院中の猫を一生懸命に探している姿に胸打たれておりました。(たった一泊。ただ歯を抜くだけ。獣医師さんから夕方元気にしていると電話あり)
お迎えにいけば、大嫌いな獣医師さんのところでの一泊ですっかり怯え切った猫が戻ってきました。
しょげて尻尾を巻いて、家に戻ってからも、キャリーバッグから恐る恐る出てきたのは、きっと、家かどうか確認するため。
おっかなびっくり中から外を覗いて、そおっと前足から外に出て。
辺りを一生懸命嗅ぎまわっておりました。
怯える姿も可愛い……というのは、置いておいて。
お家に戻った猫様、そろそろ年齢は七歳でシニアに突入。
病気にしては可哀想なので、長生きしてもらうためにそろそろ色々と猫様の生活を見直していかなくてはならないと、下僕は考えております。
まずは、シニア対応のご飯を検討かな?
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