第12話 サイレントニャー!!
皆様は、『サイレントニャー』という言葉をご存知だろうか?
これは、子ネコが母猫を呼ぶ声。
敵に襲われないように、とっても小さな声で「ニャー」と鳴くのだが、とっても可愛い!!
慣れた猫なら、大人の猫でも飼い主に向かってサイレントニャーをかましてくれるのだが、母猫のように信頼してくれているのかと思えば、とっても嬉しい。
ええ、母でございます!! 産みましたとも、たぶん!!
なんて、恐ろしく脳の破壊された妄想に憑りつかれそうになってしまう。
危うく人間をやめそうになるこの超絶可愛い『サイレントニャー』だが、頑張って調べてみたが、その正式名称がどうしても分からない。
恐らくは、○○行動とか、○○鳴きとか、そんな感じの名称が猫の行動学的に名づけられているのだとは思うのだが……その名称が、調べてもちっとも出てこない。
グーグル様にお伺いしても分からない。知り合いの獣医医学部学生に聞いても分からない。にゃんにゃんにゃにゃーん……な、状態なのだ。
まさかの『サイレントニャー』が正式名称??
え、でも『ニャー』だよ? 正式名称で『ニャー』??
……ありうるか? だって、可愛いもの。
猫の研究者とは、限界突破したプロの猫好きに違いない。ならば、可愛いからというだけの理由で、『サイレントニャー』を正式名称にすることだって、あっさりしてしまいそうだ。縞猫の目の横のラインはクレオパトララインだし。
犬のおまわりさんに聞けば真実を教えてくれないだろうか?
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