第3話 古代エジプト人の猫愛
猫の神様の筆頭といえば、古代エジプトのバステト女神。
元々は雌ライオンだったのが、猫になったとか。ラーの娘だったり、ラーの嫁だったり、右目だったり。人間を罰して喰ったり、守護したり。
ウェブ小説だったら設定ブレ過ぎで読者にお叱りを受けるレベルだが、そこは神話。
荒くれ者の砂漠の神が、キャベツを食べて甥の子を額から出産する世界観の素敵な神話なのだ。
多少? の設定ブレは許容範囲。可愛いものである。
ギリシャ神話も古事記も、長くこの世に存在した間に設定はズブズブ。色々とご都合で、人間なのにとんでもないご長寿だったり、実は同一人物設定だったりするものだ。
本居宣長翁のお教えの通り、そこはツッコミ入れずに楽しもうではないか。
大丈夫! 可愛いバステト女神人形があちらこちらから出土することからも、しっかりと古代エジプト人達の猫下僕魂は伝わる!
それで、彼らの愛は後世に残されたと言えるのだ。
古代エジプト人。
それはそれは猫下僕。
飼っている猫が亡くなれば、眉を剃って悼み、猫を守るために戦争で負けたり。
訃報:古代エジプト人、盾に猫貼り付けられ、城に猫放り込まれて、可哀想だからやめてあげてで降参する。(諸説あり)
猫ゆえに国を明け渡す猫愛! 古代エジプトニキは、人類に燦然と輝く猫下僕魂を歴史に刻んでいる。
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