キャラクター紹介(アルタナ・第一部まで)

第一部終了時点の、主だったキャラクターの人物紹介です。

ネタバレないように書いていることもあってあっさりしていますが、作者も「誰だっけ?」となりがちなので、おかしいところがあれば教えていただけると幸いです(笑)






 アルタナディア=イオンハブス(アルタナ)


 主人公。イオンハブスの姫。線が細く、儚い印象を与えるが、男女問わず惑わすほどの神懸った美貌を持つ。母は幼い頃他界、父・ガルノス王もアルタナが十七歳の誕生日を迎えた翌日に死去。物静かで表情が薄く、人形のようだと揶揄されることもある。しかしその正体は聡明であり、次代の王として固い決意を胸に秘めている。




 バレーナ=エレステル


 兄弟国である隣国・エレステルの王女。アルタナディアより2歳年上の19歳。2年前に唯一の肉親だった父王ヴァルメアが病死して後、王の代理として政を行う。ブロッケン盗賊団討伐をはじめ武勇伝もあり「黒百合の戦姫」の通り名を持つ。男勝りの強い印象を与えるが、容姿は大人びた麗人といった風であり、それが自国内の人気にもつながっている。

 アルタナディアに対して秘めた想いを抱いているが…




 カリア=ミート


 アルタナディアの護衛をする18歳の騎士見習い。下層貴族の出身で、イオンハブスでは数少ない女性騎士の一人。性格は素直で実直だが、やや短慮なところがあり、アルタナディアに窘められる場面もしばしば。負けん気が強く、剣の腕は未熟で粗削りではあるが才能は秘めている。元々左利きであったことを活かし、鉄拵えの鞘を用いた二刀流で戦うこともある。




 ミオ=シロモリ


 バレーナの第一の側近で護衛を務める少女。女性のみで構成されたバレーナの特別親衛隊「ブラックダガー」の隊長でもある。エレステルで武術顧問を務めるシロモリ家の娘で、小柄だがナイフと体術に秀で、上級戦士をも上回る技を持つ。誰よりもバレーナに忠誠を誓うが、精神的に未熟な面も持つ。




 グラード


 イオンハブスの王族を守る親衛隊長。カリアの直属の上官。イオンハブスにおいては卑下されがちな女騎士であるカリアに対しても分け隔てなく接し、二刀持ちを勧めるなど柔軟な思考の持ち主。アルタナディアたちの脱出を手助けした。




 ウラノ


 アルタナディアに仕える新人メイド。若いが、気遣いもでき、カリアとも仲が良い。その正体はバレーナによって送り込まれたスパイ。ただしウラノはバレーナによって一族を追放された過去があり、バレーナに恨みを持っている。




 ロナ


 ブラックダガーの副長。商家の出の才女。眼鏡をかけて大人しそうな見た目だが、会話は理知的でどんな相手でも物怖じしない。ブラックダガーの中では創成期から関わる。主に政務においてバレーナをサポートする。




 マユラ


 ブラックダガーの副長。20代前半だが隊の中では最年長。元兵士で、最前線で敵軍と激突する盾兵だった。並みの男よりも大柄だが、性格は大人しく寡黙。ただし戦闘力は高く、戦闘時の中核を担う一人である。




 アケミ=シロモリ


 「長刀斬鬼」の異名を持つ天才剣士。ミオの姉であり、バレーナとは幼馴染の悪友である。シロモリ家の現当主であり、軍に影響力を持つ。バレーナとアルタナディアの関係に気付いており、イオンハブス侵攻作戦に反対していた。動向を探っていたところでアルタナディアに遭遇し、助力する。





 クマイル卿


 エレステルの貴族。老齢ですでに隠居しているが、イオンハブス王族と交流があった。アルタナディアにエレステルの内情を伝える。







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る