4 わたし、学校行きたくない。
バーンッ。
サッカー
でも、怪獣
わたしの
それと、硝子の傷。
でも、傷
切開
透明な傷は裂けているんじゃなくて、
だから、透明な傷を
怪獣の傷がどうして透明になるのは、「透膿」までしか
怪獣って、
わたしたちと
クマやイヌに
でも、わたしは真っ
ウィーンッ。
後部座席の窓が
「
わたしの
「
「怪獣委員なら、教えてよ!
車が
「
俵さんが魔法少女って
同じクラスの放送委員、
放送委員の皆は不思議そうにわたしだけを見ている。
そうだ。俵さんは魔法少女っぽくない。
「鈴前さん。
委員会室に
「
「鈴前さんだけが
ほら、入って、入って」
「わたし、あんな
一緒に
ねえ、俵さん!
「そうではありません」
「どういうこと?」
黒塗りの車は窓を
わたしは大島先生にコートを
「鈴前さん。
俵さんにつきまとわないで」と大島先生に
「どうして、
「俵さんの委員会
大島先生の
「委員会活動?
怪獣委員会なんですね?」
わたしだけ、わからないまま。
「錦森さん。
鈴前さんに
「しました」
「あのねー、錦森さん。
鈴前さん
夢ちゃんは
錦森さんも
「
「鈴前さん、
「
「起きてます!」
わたしは
「俵さんは
怪獣の安全
怪獣委員会とは
「同じ委員なのに?」
わたしは大島先生の説明でも、よくわからなかった。
「
俵さんの委員会活動はね、小学校の委員会活動じゃないわ。
どこかの
わたしは
貴方も
「仲良くしちゃいけないのは、わたしが小学校の委員で、俵さんが研究所の委員だから。
……
わたしの
だって、あの
こういうときは所属の
でも、わたしの意見は
「貴方はそういう、
なら、怪獣委員会を
寝ていて委員会活動の説明も聞き
聞き逃しているのに、いつまでも聞きに
さらに、自分の意見が
そんな子は自分すら守れないで、
それじゃあ、
大島先生は自分の言いたことだけ言って、
大島先生がいなくなったことを確認した錦森さんがこっそり、そして
「
「格付け?」
「……そうだった。
鈴前さん、貴方、委員会活動の説明はずっと
怪獣委員会の委員
そういうのが自
駆除時間にロスが出ているから、魔法少女の格付けが下がりっぱなしなの」
「それって、わたしが入ったせい?」
「そういうこと。
いつまでも、
新四年生の
新五年生では、貴方が
今さら、
貴方、怪獣を駆除するのに
『
錦森さんの
これのほうがマシだなんて……。
下校中、わたしは夢ちゃんの
そういえば、夢ちゃんがわたしをこうして
チキンレッグやケーキは
オレンジジュースで
お
忘年会の後、いつものようにわたしは夢ちゃんと
でも、忘年会の
「
夢ちゃんとわたしはご
でも、お
わたしは鶴城大学の正門から
大角団地以外には、
わたしのお
夢ちゃんはお
「お庭があると、
でも、
小一の四月に、大角公園で皆で
門
夢ちゃんとは
でも、同じクラスだったから、放課後も学校に残って、ちょっと遊んでいた。
その
クリスマスが終わると、
そこは
夢ちゃんと
委員会では、
でも、
わたしは夢ちゃんの
わたしが何かをしたのかもしれない。
でも、
でも、この「中途
大角団地
お母さんも、年
夕方五時に仕事を終わらせて帰って来てくれる。
「お帰り。
「どうしたの?
お仕事は?」
「
「……そうだった?」
「でもね、防衛軍の市街演習が
演習
夕方四時から二時間、停電もあったけれど。
教育
そういえば、小学校の職員室も委員会室も天井照明が使えていた。
きっと、鶴城大学も、あそこの附属病院も、非常用電源で大丈夫だったんだろう。
でも、大学や病院の
お母さんがテレビのニュース
ブリリアントタワーの
いろいろなところに、黒塗りモザイクがついているけれど。
大きさとガスをまとった感じ。そして、「ザ怪獣」感がある、ゴツゴツ感。それと、目と
「この怪獣、ウチの小学校に
「そうなの?
ねえ、本当に大丈夫?
切開テープは?
夢ちゃんもケガしなかった?
ねえ、楽々。聞いてる?」
「……うん、ニュース見てた。
わたしたちが倒したんじゃ無いから、
学校から帰ると
だって、お母さんは、夢ちゃんが、委員会以外でわたしを無視して、避けていること、
お母さん。
わたしね。
わたし、学校行きたくない。
でも、お母さんに
だって、これは
「
わたしが夢ちゃんの親友じゃなくなったって話。
「親友じゃなくなること=虐め」にはならないもん。
だから、
こんなことで、落ちこむなんて
わかってる。
仲直りすれば
でも、無理だよ。
夢ちゃんはわたしと仲直りなんてする気が無い。
だから、友だちにすら戻れない。
もう、どうすることも出来無いんだ。
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