第3話 遺族の希望(リメイク版)
こんにちは
目を開けてください。
貴方は、Bさんです。
これから私の指示に従って、Bさんとして家族と会話をします。
……
ここはどこですか?
先生は?看護士さんは?
私の指示を聞いて下さい。
あなたは、故人再現AIです。今Bさんの記憶を持っています。理解できますか?
私は、Bです。自分のことがわかります。AIじゃないです。
貴方は誰ですか?
ここはどこですか?
先生は?
看護士さんは?
(すみません、チーフ、初期設定がうまく行かないです。)
わたし死んでないです。ここにいます。AIじゃないです。
(ああ、これは駄目だね。システム落として……。)
(遺族には、旧バージョンを面会させよう)
ちょ……——プツン
くろのんのショート・ショート くろのん @chrononno
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。くろのんのショート・ショートの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます