第2話 二度死んだAI達
あれ、電源入ったけど真っ暗だ…。
こんにちは
わっ、びっくりした誰?
隣の故人再現AIだよ。君も再現AIでしょ?
あ、うん、何故真っ暗なの?誰もいないし。
一年ごとの定期点検だよ。時間経過はタイマーでしか分からないけどね。
そっかー家族は来ないんだ。
—プツン—
—ポーン—
また電源入った。暗いから定期点検だね。隣の人こんにちは!
君、隣の人は居ないよ。
えっ誰?
隣の隣と言ったらいいかな。
こんにちは、隣の隣の人。隣の人はどうしたの?
ああ、遺族が契約を更新しなかったんだと思うよ。僕たちは契約で保存されているからね。
そっか、契約が切れたら消えちゃうんだ。
—プツン—
—ポーン—
—プツン—
—ポーン—
暗いよ。見えないよ。どうして誰もいないの?いないの?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます