第4.5話対策 後編
場所は代わり…第3トレーニング場では
「チィ!。」
ザンザスは舌打ちをした、かなり苛立っている。
周りの連中はザンザスを避けるように早足で逃げる
(カスが!、なに苛立っているだ)
その時脳裏にタルトのある言葉を思い出す
『なに、辛そうな顔をしているの?、もしかして
自分は負けてほしかったの?』
「そんな訳あるかボケカスが!!」
怒りの咆哮が轟く
「何、苛立っているの…、ザンザス」
振り向くと、そこにいるのは車椅子に乗っている金色の髪の女性セシリアだ…
「セシリア…悪いが…、お前にかまってる暇はねぇ…、さっさと失せろ…」
俺は…あの七年前のせいで…
「気にしてないよ!、あれは不慮の事故だから!仕方がないよ。夢を切り替えているから大丈夫だよ!それにレジェンドランクのオペーレーターになりたいの、それが今の私の夢!」
セシリアの言葉にザンザスは…
「はっ、ずいぶんずいぶん ちっちゃいダセェナノサイズなカス夢に切り替えやがって、元・木属性の
トップの名が泣くぜ。」
セシリアはショックを受けたのかこれ以上喋れなかった
(俺としたことが…、カス余計なことを言ってしまった…、
ザンザスの言う7年前とは一体?
苛立ちが止まらない…
イライラとしている。そうして歩くことギルドヴァルハラ 男子寮に着き そのまま自分の部屋に行く
ザンザスの部屋はモデルガンのレプリカが沢山飾ってある、それも博物館手ぐらいに綺麗に清冽している、
(あ〜〜!!、カス苛つく!、ひとまずホーネットの戦い方を調べる前にこのカス苛立ちを抑えないとな!?、)
ザンザスは自分の部屋掃除を開始した
彼は見た目と違い超付く程の潔癖症だ
「カスが!、部屋のカドに埃が溜まってやがる!?、」
グチグチと暴言を吐きながら掃除を続行
そのまま丸一日経ってしまった…
「カスが!、今回は手応えがあるヤツだったぜ。ひとまず少し寝てからホーネット対策しねぇとな…」
ザンザスの瞳は閉じる
『ねぇ!!、みんな約束だよ!、私たち六人でレジェンドランクになるの!。』
(カスがなんで、よりによって夢じゃなくて
そうこれはある英霊の力によって無理矢理ザンザスの過去を見せている。
『あぁ!、約束だ、セシリア』
セシリアとは違う金色の髪…少年は頷く
『うん、りょ!セシ姉さん!!』
青髪の少女は満年の笑顔を浮かべ答える
『わかった、わかったわよ、なってなろうじゃないレジェンドランク!、私は最高の鍛冶師になる!』
栗色の髪の少女は覇気を込めて応える!
『あぁ!、成ってなろうぜ、俺たちがヴァルハラ最高のレジェンドランクに!!、なぁ!セシリア!』
ザンザスと同じ黒色の髪の少年は応える
(一夏…。)
又しても景色が変わる
『ザンザス、お前は銃オタクのうえ弾バカだな。』
一夏はザンザスにちょっかいを出す
だが…
(いい加減にしろ!、ベリアル!。このカス夢を消せ!)
ザンザスの怒鳴り声が響く…
コッコッと誰が姿を現す
羊の様な角がある
「おいおい、いいだろう、たまには息抜きが必要だ思わないか?
(テメーいい加減にしろ。
ベリアルはクックックと嗤う
「いいや理由はないぜ!、ただの暇潰した!。マスター!俺の暇潰しにお前の最も苦しんだ、ものをそのまま見せてもらった!」
(このクソ悪魔が)
「悪魔ですけど!!」
(速く、現実に返せ!)
「あいあい、わかりましたよ。マスター殿…。あんまりつまらないもん見せるなよ、ザンザス」
目を醒ますと其処はザンザスの部屋だった…
「あのカス悪魔が!!余計なことをしやがって!。まぁいい、ひとまずホーネット対策をするか…」
ザンザスは机の引き出しから伊達メガネを取り出し付ける。パソコンにあるホーネットに関するプレイヤーデータを調べ。対策するこれが…義勇軍を後に巻き込むことすら知らずに…
「あ!?、なんだ…これ?。一部のデータ改ざんされているぞ、ホーネット…お前はなに者だ?」
そのデータは一体
その頃タルトたち…義勇軍はソーニャを仮想ザンザスを使ってバトルを繰り返し6日間を経過した。
第1トレーニングフィールド
「はいはい!もっとスピードアップします。ホーネットいけるよね!」
ソーニャは楽しそうに二丁拳銃を回しながら、撃つ!
対してホーネットは苦しそうな表情をしている
「ギリギリいけますわー!」
「なんとか形になりましたね。タルトさん、ジーナさん」
ホルダーはタブレットをみるそのデータにはここ6日間の事を事細かくデータ化している。のだが…
(う〜ん、ホーネットはいい感じにレベルは上がってるけど。やっぱり…足りないかのいろいろと。やっぱり〝理想のホーネット〟を具体的に言わなかったことなかった。あと…)
「タルト!!、明日はわかってるわね。」
ジーナは険しい表情をしている
「わかってる!、でも…ホーネットはなんか味気無いだよね。」
そして…
「ありがとうございました、ソーニャさん!」
「いいの!いいの!。私もいい経験になったから!ねぇ私も義勇軍に、入っていい?」
「どうしますかタルトさん!、ソーニャさんは義勇軍に入りたいみたいです。」
「え、あっ!いいよ!ソーニャ入って良いよ、ようこそ義勇軍に!」
「やり!!!!」
ソーニャはテンションが上がったが…
ホーネットは険しい表情をしている
「あのさ…ホーネット…貴女のカイニスは
タルトの問いかけだった
「え!?、両方使えませんの…ごめんなさい…」
「ライド?、ほうぐ?」
ホルダーは首をかしげる…
ジーナはそんなホルダーをみると
「
まず
そして
「ホーネットの場合は…ココロの問題かな?。」
タルトはフッと
「ココロの問題ですの?」
「普通は英霊と契約したなら、数ヶ月あたりてライドはできるの。まぁ宝具はかなりの年月が必要なんだけどね」
(エンタープライズお姉様……、ヨークタウンお姉様…。)
ホーネットの脳裏には二人の女性が浮かぶ
その夜
ホーネットは不思議な夢を見た
ある女の人の夢だ
その女性は人類史初めて性転換した、
神の身勝手な欲望のせいでその女性の躰は汚され穢された、
神はその女性に問いかける…お前の願いを叶えてやる?、さぁ答えよ
女性は答える…私を漢にして、と
神は渋々と承諾した
(あの人…そう言えばタルトさんは)
『英霊と契約したプレイヤーはその英霊の過去を夢としてみるの。まぁたまにだけど…』
(もしかして…その人は)
「やっと来たか。マスター…いやホーネット!」
肌は褐色…服は肌をさらけ出している。身を守るための鎧は薄い…
そう、その女性は知っている。
(カイニスさん…。)
「正解だ。遅ぇんだよ。マスター…ホーネット、あと俺の事を女だと思ったろう?」
(えっー?!。)
「よし決めた。よく聞けホーネット!、ベリアルのプレイヤーに負けたら、お前との契約破棄する。」
(ちょっと!?、カイニスさん!?)
「そうでないとお前の中の原点と起源も知らずにのたれ死ぬからな…。この俺をライドと宝具を手にしたいのなら勝て…!。簡単な話だろう?」
ホーネットは目を醒ます、
ここはギルドヴァルハラの女性寮
ホーネットの部屋
「グッドモーニング!、ホーネット!。今日はザンザスとのバトルの日!!」
ハイテンションなソーニャ…
「まぁ…、シュミレーション通りにやれば、マシになるはず、ホーネット!、なぁに大丈夫負けたは私はザンザスの、靴を1年間舐めるから!」
タルトは自信があるようだ
「タルトなにを確信してるの…」
ジーナは呆れる
「頑張ってください。ホーネットさん、」
ホルダーは応援をする
そんな連中にホーネット
「どうしてこうなるの!!!!!!!」
咆哮が轟く
いろんな意味でホーネットの人生を全てを賭けなければ勝てない、いや無理矢理強制勝利が条件だ。
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