LACHIEVA LUX のペンが凄かった件について

博雅

文房具探訪記・2 ~ 充実のお迎え体験

※最新版・加筆訂正済み※


日々のストレスでイラっときたので、思い切ってちょっとお高いペン購入を決断。

場所はアマゾンさん。プライムには加入していないので、お代を払って日時指定、無事到着。後悔はしていません。カメラが故障しているのでテキストのみでのご紹介となり、大変お手数ですが、気になった方はアマゾンさんで LACHIEVA LUX と検索されてみてください。もう一種類(白黒)あるのが確認できるでしょう。


・驚愕のお迎え体験

まず、アマゾンさんの段ボール紙から本体を取り出します。この時点で、「新品:ボールペン云々」という例のシール(伝われ…!)が貼られたビニール袋が見えます。


そして、なんとも豪華なことに布製の袋が出てきます(ちなみに、これがなんとバッグの形になるよう、取っ手が付いてるんです!)。


次いで、本体が入っていると思しき紙箱を取り出すのですが、その時点でもまたビニール袋に入っているんです。


驚くのはこれから。


ペンが、これまたご丁寧に、職人さんか検品された方が丁寧に入れられたのでしょうか、個別用のフィルム袋にペンが入っているのが確認できました。バンドのようなものでケースに固定されていたので、道中で激しく移動・打撲・破損することもなかったようなので安心です。あとで気づいたのですが、布製のペンケースまで付属していました。このプレゼンでこのお値段、ありがたや、ありがたや。


良い意味で開封に時間がかかりました。いや、国内メーカーでもここまでのお迎え体験ができるところは、よほどハイエンドでなければありえない話だと思います。

ちなみに、替え芯のリフィルも律儀にフィルムに入ってちょこんと座しておられました。^^


・見た目

今回の購入は、純粋な『ジャケ買い』でした。例によってアマゾンさんでサーフィンしていると偶然目に入り、素敵な青色に一目惚れ。これはもう買うしかない!と思ったのです。見た目ですが、これが筆舌に尽くしがたいほど美しいんです。見る角度によって色合いが異なってくるんですね。濃淡がフェードイン・フェードアウトするといった、うーん(舌足らずで申し訳ない)、とにかく、綺麗さそのもの。でもその鮮やかさはギラつくといった陳腐なものではなく、やさしい、ハワイあたりのオーシャンブルーを想起させる鮮やかさです。鮮やかなブルーを基調として、独特の不均衡かつ美麗な曲線があしらわれています。


簡単に調べた結果、模様は唯一無二であることが判明しました。つまり、模様にランダム性が付与されるようなのです。これは、購入前から「オリジナルな模様の仕様だったらいいなぁ」と期待していたことでもありました。ぼくの手元にある今の子と、あなたがお迎えされるであろう新しい子、形は同じであるけれど、色味が違ってくるということです。量産機にもいいもの はありますが(どこかで言った台詞?)、やはり、木目のはっきりさが濃厚に出る木製ボールペン同様、見て「違う」とわかるという点は、この価格帯のペンでは驚異的でしょうね。


気になったのでメーカーさんに問い合わせました。12時間以内の音速並みの返信で驚きましたが、

「各ペンの筒のパターンは異なります」

とのことでした。これでひと安心です。


・持った感覚

アクリルとのことですが、初めて経験するような異次元の触感です。手に吸い付く、あるいは引っ掛かりがある、といいましょうか。樹脂製や金属製、木製のペンとはまったく違った触り心地です。


・握り心地

非常に快適です。太い印象を受けており、買う前まで測るということすら面倒がってしていませんでしたが、これは意外でした。竜頭(ありませんが)からペン先に向かってなだらかな円錐形を描いているイメージです。


・書き心地

純正のリフィルは、書きごたえのある、筆圧にレスポンドしてくれるような書き味です。ジェットストリームなみの滑らかさを期待してはいけません。そもそものコンセプトが違うからかもしれないからです。なんにせよ、書きやすいボールペンです。


・ツイストしてペンを出す機構

思ったより軽い力でツイスト・固定できます。もう少しがっちりしたというか、クリック音を伴って激しく応答してくれるのを予想したんですけどね。ツイスト時の抵抗も面白く、ぐりん、ぐりん、と、微妙な質感のあるツイスト具合が楽しめます。非常にペン先の出し入れがしやすく、それも「楽しい」感覚だと思いました。


・マシンメイドか、ハンドクラフトか

この点についてもメーカーさんにたずねました。すると、「ペンの筒は手動の旋盤で加工され、他の金属部品と手作業で組み立てられます」とのご回答をいただきました。紛うことなきハンドメイド作品ということです。金属部分は、落としたり湿度の多いところに放置しなければ大丈夫、とも仰っておられましたので、常識の範囲内で運用・保管するのがベストなようです。


・微妙なプライスタグ

購入時は、300円オフのクーポン適用で3300円程度(2024/2時点)でした。相対的に見れば安いのでしょうが、小遣い制の身にとってお値段は重要事項。

このために貯蓄してきた甲斐がありました。さすがに某パイOットさんの超高級ペン(魅惑のカラーリングのアレです)は、13000円程度と、とても手が届きそうにありませんが、こちらならちょっと飲み会を一度我慢すればお迎えできる価格です。1回2千円のガシャポンが平気で存在している令和です。これはお値段以上の破格のコスパを誇るボールペンだ、と言わざるをえません。


・まとめっ!

梱包は勿論、見た目、触り心地に書き心地、すべてにおいて10点を付けたいですね。一つだけ要望を言わせていただけるとするならば、これのもう一・二まわりほど細い同じ色味のペンが欲しいかな? というところでしょうか。


贈り物としても喜ばれるかと思います(プレゼント用と思しき、二つ折りのメッセージカードも付属していました)。

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