第2話 タイトルで悩んだ話
「連休の前日から投稿し始めたら、読んでくれる人が多いかも!」
――と期待して投稿した結果、現在のところ『カクヨム』では小説のいいね1件とフォロー3件PV 数256となっています。『小説家になろう』ではブックマーク4件と★評価8pt、『アルファポリス』ではお気に入り14件、HOTランキング23位となりました。
その作品のタイトルは――
『グランディオスの剣姫たち 月華の章 ――復讐のために入学したのに女子と同居とは聞いてないッ!――』
――正直なところ、かなり悩んだタイトルです。
歴戦のWeb作家の方々であれば、「俺ならこうするね!」とすぐに考える人もいるに違いありません。
まず、「『グランディオス』ってなに?」とツッコム方も多いことでしょう。
これは一読者の視点として、タイトルに固有名詞があったりやその作品のオリジナリティが感じられる作品が読みたいというものがあったからです。実際、カクヨム公式が金の卵で紹介するような作品の中にそういった作品のタイトルに魅かれて読んでみると「確かにこれは面白い! (じわじわ面白くなる系でした)」となったこともあります。
とはいえ、Web小説のランキングの上位を占めるのは、ジャンルを押し出した流行りのワードを取り入れたものが多いように見受けられます。
なので、流行りではないが「グランディオス」⇒「学園都市」という風に一瞬タイトルを変えてみたり、思いとどまってタイトルを戻すなど、悩みに悩んでおりました。
「初めての10万字小説だし、当たって砕けてみよう!」
ということで、『グランディオス』は晴れて残されることになります。
……本当に当たって砕けるなら、「グランディオスの剣姫たち」というタイトルにするはずですが、この無名作家はひよりました。
というのも、読者の中には――
・タイトルだけを見る層
・あらすじまで読む層
・タグまで見る層
――などの層がいると聞いたことがあるからです。
「なるほど、確かに私も本屋で歩いていてもタイトルで判断することがほとんどだ! 私の場合、あらすじは読まずに書き出しを確認しているなぁ」
……という具合に、色々な層がいるわけです。
「タイトルだけで見向きもされなかったらどうしよう……」
というわけですね。とても怖いです。
そして、Web小説の場合、タイトルがあらすじを兼ねることが多いようです。
そういうわけで――
・『剣姫』? 流行りのワードなのそれ?
・『月華の章』? その『~の章』いる?
・それ以降のサブタイトル的なやつどうなん?
――と、様々なツッコミどころはあるにしても、この長めのタイトルでひとまず投稿するのでした。
しかし、問題はまだあります。
「あらすじをどうしよう――」
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