第64話 管狐
学校に行くため、愛車ドレイクに乗ろうとすると、細い竹筒があるのだけれど、憧れのミニスカポリスの実態が衝撃過ぎて、すっかり忘れていた、管狐どうしよう、懐かれたような。
連絡を入れると、扱いに困るので懐かれたのならそのままでいいと言われた、アバウトすぎる。
神棚ってネット通販で買えた、細い筒が入ればと、お札が入るのを選ぶ、翌日届いていた、稲荷神社と言えば赤、ペンキをぬってみた、家の前にある郵便ポストと見分けがつかなくなってしまった。
一応開き戸があるので、細い竹筒を納める。
置き場所がなかったので、床の間に、スーパーで買ってきた稲荷ずしを備える。
稲荷ずしに抱き着く、小さな霊体の狐、可愛すぎて悶えるぜ。
「 猟、何をかんがえているのかなぁ 」お袋だった、理解してもらえないかも。
油揚げ、稲荷ずしのお供え、水は毎日取り換え、自分でできるとは思えないので、お袋にお願いした。
超犯犯罪科から、管狐の資料が届いた、無害な妖怪、霊気を人から吸い取る、霊気を吸い取る人の近くにいるが、普通その存在に気づく事は無い。
霊能力者の場合、観えるし、意思疎通が可能、三島は犯罪に利用していた、こんなに可愛いのに、ゆるせねぇ。
いつの間にか、俺の頭や肩に、まとわりついてくるので可愛い、お袋に引っ付いていることもある、枝垂桜と紅桜が怖いようで、童姿で実体化しているときは、筒の中から出てこない。
鬼を盗伐すると、ボーナスがもらえる、2m級 200万、3m 級 300万、4m 級 400万、5m 以上は相談、ボーナスは倍以上に跳ね上がる、いつの間にか、俺の貯金通帳は一千万をこえている。
大槻神社での憑き喪祓いの儀が終わり、陽子と神社がある山を歩いている、この山、大槻山っていうらしい、しかも大槻山の地主だとか、山に籠って修行とかするようだ。
「 猟君、みて 」
「 やぁー 」
生木の細い枝が割れた、拳から霊気を飛ばした、
「 うっそぉおーーーっ! 」
眼が点になった。
「 霊気の流れみていいか 」
何故か神社まで戻ってきた、大自然山の中、二人きりでちょっとエッチな事、期待しただけだ。
陽子の部屋の前で、立っている、陽子は着替え中、意味不明、パンティ観えてしまうけど、何故に着替える。
ドアが開く、可愛くなっていたので大満足。
スカートをめくりあげさせ、お腹に手を添える、男冥利につきるとはまさにこの事。
「 霊気練り上げて 」駄々洩れ。
女性の場合卵巣で霊気を精製、子宮に霊気を貯蔵、体全体に広がっていくはず?
陽子の場合、子宮から膣へ、外に駄々洩れ。
それもあり、霊気の流れを読むと、構造がはっきりと頭の中に浮かび上がる。
しかし先ほど拳から打ち出した、必要な時に体の中を駆け巡れば良いのかもしれない。
日々鬼の討伐映像を研究し、女性の神秘について精通しているわけだ、頭の中に浮かび上がる、立体的構造とイメージを重ね合わせ、解剖図からそのものを創造、、、、やっぱ一度はきっちり診ておく必要があと感じている。
真面目に霊気の流れをたどり、実際のイメージを膨らませよう。
「 うーーん、 」外に出て、拳を打ち込んでもらう。
霊気の流れが、拳を打ち出すとき変わった、体の中というか、骨をつたって拳に集まる。
「 一瞬じゃなくて、常に手のひらに集める練習をしようか 」
手のひらの霊気を自由にコントロールできるなら、管狐を任せても良い気がした。
「 陽子次からは、もう一段レベルを上げる、裸に成ることもあると思う、それでも続けるかやめるかよく考えてくれ 」
うつむいてうなずく。
知らないのは本人だけで、あらゆる部分においてスケッチブックに詳細に書ける自信があるくらい知っている。
これも霊能力があるからこそだ。
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