第60話 俺ん家

 戻りは、ちゃんとした道路を走った、3時間もかかった。


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 60. 俺んおれんち

「 ただいまぁ 」お袋に抱きしめられている。

「 大丈夫だって連絡したじゃないかぁ 」

 叱られた。 なんでだ。


 風呂に入っいるとお袋が当然のように入って来たけどね

「 仕方ないわねぇ、洗ってあげるから、大きくなっても子供なんだから 」スゲー言い返したかったが沈黙を守った。


 内心嬉しかったりするが俺は認めたりしない、高校生の息子の皮を剥いて洗う母親はいない気がする。

 高校生にもなった息子に、体のすみずみまで洗わす母親はいないと思う、抱き枕にされ、ひと眠り、死に別れた経験があるだけに、このひと時を大切にしたい。


 夕方、陽子がやってきた、リビングのソファー、陽子の膝枕でゴロニャン、生きている幸せを噛みしめていると


「 猟、学校やすんだって 」


 勝って知ったる他人の家、本田と松村だった。


 陽子の話によると、俺が振り向くのより早く、残像が見えるほどの速さで消えたということだった。


 指導

 これから陽子の霊気を観る予定、ゴロにゃんとしていたのは、心の整理、準備が必要なためでもある、パンティの画像が瞼、網膜、視神経に焼き付き、しばらく偉い事になってしまった、心を強く持たなくては。


 お腹に手を当てると霊気の存在がしっかりわかるようになっていた、問題は、お腹から下へ手を動かすとわかる、おなかから上に動かすとわからなくなる、俺が指摘した通りだという事を認識できるようになった。


「 どうすればいい 」


 と、いわれても、子宮も膣も無いわけでして???


 枝垂桜と紅桜にも訪ねてみたが??? 人型になると女児の女の子である。


 早いはなし行き詰まり、しかしながら、実際に確認しておく必要がある。

「 お腹に手を添えていいか 」こくり。


 俺のベッドに横になり、スカートをめくりあげる、陽子のパンティが、ドーーン。 攻撃力・破壊力半端ねぇ。

 前回、霊力の流れを確認したとき、下半身のみだった、そう、抱き着かれたときポニュとなる部分について未確認、今日はなんとしても、気合が半端ねぇ。


 お腹に手を添え、霊気の流れを読む、頭の中に卵巣や卵管子宮の形が浮かび上がってくる。


「 少し上のほうにも霊気が流れるようになっているよ 」


 さり気なくお腹よりも、上のほうに手のひらを移動し、霊気の流れを読む。


「 以前よりきっちり霊気を精製できている 」陽子は眼をつぶり霊気を練り上げている。


 空いている手を太ももの付け根に添える、両手で霊気を読み取ると、より立体的に霊気の流れに沿って形が浮かび上がる。


 パンツ履いているから見られてないと思っているかもしれないが、そらもう、あそこの形からお尻の穴、膣内の様子までばっちりなのだ。


 やはり膣から霊気がモレまくっている。


「 お腹より上の霊気の流れも確認するね 」


 さりげなく断りをいれる、完璧な作戦である。


「 うん 」陽子は、ブラが見えるほど、服をめくってくれた。


 すばらしい! 慎ましやかなお乳も俺は大好きだ!

 慎ましやかなお乳の形が脳内に浮かび上がる、鬼斬りになってえかったぁ、生きててえかった。


 お腹より上には、霊気がほとんど流れていない。

 しかし、お乳のあたりで、まわりよりより少し多く霊気があつまっている。


 子宮から体全体に流れていくようにしたい。


 何か考えろ、考えろ、古武術、天然理心流には、気功拳という技がある、体内の気を拳に込めて打ち抜く技。


 陽子は霊力を練り上げながら、薄目を開いて猟の様子を伺っていた。

 勝負下着を装着してきたのに、ガン観もしないで、眼をつぶって霊力の流れを確認するのに集中している。


 マクレガー先生は、ガン観したと周りの女子から聞いている、なんかムカつく、これでは、スケベ! エッチ! とか言いようが無い。

 少しは見てもらわないと立場が無い気がする。


 はぁ~っ 真面目過ぎる男も困ったものだわ、陽子は心の中で盛大な勘違いをしていた。



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