第59話 超犯罪課の鬼斬り
3匹倒した所で戦闘は終了、3匹逃がにげて、見失っている、逃げた方向はわかっているので、自衛隊が封鎖するように動きだしている。
次々と入ってくる情報を聞きながら、指示された合流地点に、単車ドレイクのオフロード性能半端ねぇ、トランスフォーマーの単車くらい性能、軍事機密扱いのテクノジーってどこまで進んでいるのだろう。
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59.
超犯罪科の鬼斬、今回は11人参加、全員バトルスーツはボロボロ、皆さん、3人男性股の部分が引き裂けポロリしている、ギリシャ神話の彫刻に出てきそうなボディ、精悍な男の中の男って感じなのだが、「 なんとぉ! 」体は凄いのに、股の物はチッコイ、くふふふふ 霊能力者はチッコイのだ、無性に嬉しく、なんとなく、気持ちがやすらぐ。
霊気の生成機関としては、チャクラであるが、一般人は睾丸や卵巣である、女性は卵巣で生成した霊気は子宮に蓄積、子宮から体全体に霊気を巡らせてゆく、霊能力に適した体の構造をしている。
男の場合、子宮という蓄積器官が無いため、睾丸で生成した霊気は身近なオ〇チンから駄々洩れ、特に股の部分が引き裂けやすいらしい。
さらに、強い霊気は時の流れを緩やかにする、つまり何の成長は非常にゆっくりなのだ。
知識としては知っているが、男3人とも、バトルスーツが派手に引き裂けているのが、股の部分、霊能力者の男って終わっている気がしてきた。
アニメなどでは、カックイク服が引き裂けるが、肝心な所だけはなんともない、現実は肝心な所が最も引き裂けやすく、破れた部分は元に戻る事は無い、現実とアニメとのギャップ、許せない気がする。
まだ、股の部分はあんなふうに引き裂けた事は無い、チッコイ人達と比べると、さらにチッコイからなのだろうか。。。。
顔も体もアソコも圧倒的に貧相、来るんじゃなかった。
「 ありがとう、山を直接超えて駆けつけてくれたのか、君が倒してくれなかったら3匹逃げられていたよ 」 話しかける前に、腐りきったようなプラプラを隠せ。
俺のバトルスーツが引き裂けていたら、人前にでられない男に成り下がっていた。
女性のほうも、お乳を揺らして、指示をだしている人や、歩いても揺れる気配さえ無い人となど、ほとんど裸、バトルスーツでも、引き裂けるという現実。
コーヒーをもらって、テントに入ると、前田さんが、手当を受けている
「 大丈夫ですか 」
「 大丈夫、大丈夫、逃げるのには自信あるから、6m 級と鉢合わせしてしまって、死ぬかと思ったよ 」
それは、いい、牛乳瓶どころじゃなかった、メッチャデケェ! 霊能力者なのに許せない。
この人は、世界中の男の敵であると認識した。
「 神々廻君、このあいだぶり 」分厚い外套を着た、二人の女性に声を掛けられる。
「 3匹も討伐したんだって、さすがね 」
世界の敵である前田さんをゴミでも見るような眼でみている。
「 真田さん、こちらに 」
「 北上さんはこちらに 」
看護師さんは、二人の外套を脱がせた、スッポンポン、 同じテントには、全裸男と俺がいる、治療中だけど、二人とも怪我をしている。
少し恥ずかしいような、ここは戦場、裸がどうのとか、言っていられないのだ。
テントの外に、誰に観られても全く問題ない人はいいだろうけど、世の中には、顔も体も並み程度で、あそこがメッチャ小さい人だっているってことを忘れている。
検証
翌日俺は、鬼斬の関係で初めて学校を休んだ。
ドローンが撮影していた、鬼との闘いについての検証に参加させてもらっている。
全員に共通していたのは、生い茂った雑草、密集して生えている木が邪魔になっている、足場の問題もある、傾斜した地面、落ち葉、柔らかい地面、踏ん張りがきかない、その一瞬が、振り遅れにつながっている。
我々鬼斬りだけでなく、鬼も同じ、山の中でも戦えるよう訓練と戦闘シミュレーションが必要だ。
6m級の鬼は5人で対応、初めは5人ともバトルスーツを着ていた、攻撃をいなすだけでも、纏う妖気の影響なのか、バトルスーツが引き裂けていく。
途中から、鬼斬り達ほとんど裸、鬼も全裸、鬼と人知れず戦うヒーローというイメージからかけ離れた戦い、地面を転がり、木に叩きつけられ、泥まみれ、テレビアニメのヒーローの戦いとは別次元、泥くさい、ドロドロの殺し合い。
わかったのは、この人たち、警察官なのにメッチャエッチな体をしているってことだ。
周りには、超犯罪科の退魔師さん達、スッポンポンになって戦っていた女性が横に、一緒にそれを見ながら、意見を出し合う、皆さん鬼の動きなどについて熱く語っている、俺は色々気になって集中できなかった。
戻りは、ちゃんとした道路を走った、3時間もかかった。
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