第57話 宴会

 弁護士事務所は、今日に限ってまったりとした雰囲気、2年係の案件が大勝利の結果だったとかで、この後打ち上げがある。


俺は不参加、女だらけの中に混じって俺だけジュースで付き合う気にはなれない。


 皆さん、歩いて出陣していった。


こっちもさっさと帰って、鬼の戦いかたの分析をしなくてはならない、最初は漠然としていたが、鬼斬としての自覚、しっかりとあるつもりだ、おっと気持ちを緩めると、顔が緩み、涎が垂れそうになる。


 鬼の強さは大きさに比例し頭も良くなる、7mほどになると、言葉を話した事例さえある、大きさだけではない、角の数が多い場合も、強さがけた違いに変わるという。


白州師匠から譲り受けた資料は、知識を得るのに役立っている、資料を手にしながら、画像を、時々、ポーズ拡大など、細部の研究も怠りなく進める。


 AM3:30 TELで呼び出された、弁護士事務所で4次会の真っ最中、お袋迎えに来いって言われた


「 なんでだぁ~っ 」


精神年齢 35歳ともなると、37歳のお袋をほっておけないんだよなぁ。


エレベータのドアが開くと、カラオケが聞えた


「 おまたぁ。。。。 」


事務所のドア開く、思わず閉じた、「 猟ぅ! 」ドアが開き、酔っ払いのお袋が抱き着いてきた。


仕事の時は、ビジネススーツ、膝の所が締まったタイトなスーツスカートを履いている、腰の所までめくりあげていたパンティ丸出しである


「 家の中だけにしろよ 」


裏返って腰の上あたりに張り付いているスカートを下ろしていると、中に連れ込まれる、2人の若手弁護士、俺はその響きに男のロマンを感じていた。


それが、お袋と同じように腰の所までめくりあげ、ソファーの上で胡坐をかいている、大根が気の毒になるほど太い太もも、赤と紫のキワドイパンティ確認


丼鉢を片手に箸でカラオケの音戸を、なんなんだこれは、おっさんでもここまではやらない、どいつもこいつもおっさん軽く超えている、女性という響きが、ピキピキと砕けていく景色が広がっていた。


 精神年齢35歳で良かったぜ、見た目道理の15歳だったら自殺していると思う。


原田さんを抱えてトイレに走る、おえーーっ。


松葉さん、トイレのドアくらい締めて下さい。


「 猟君、猟君、ちょっと来なさい! 」 酔っ払い女がわめいている。


「 猟君! トイレットペーパー、紙がないぞーーーっ! 」

「 女なら俺を呼ぶな! 」


女だけ女性限定の事務所の恐ろしい現実を知ってしまった、俺はこのような女もどきに惑わさたりしないと誓おう。

二人の女弁護士、三人の警備の人達がいまだに独身、世の中の男ドモは何をしているのだろうなんて思っていたが、気の迷いであった。

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