第40話 本物の忍者?

俺が勝手にやっているボディーガード、鬼斬の仕事中は、責任をもって警察が対応すると言ってもらった。


俺が協力する、第一条件である。


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40. このところ毎日警察署に顔をだしている気がする、比較的近く、と、言っても電車で3駅ほど離れた所の高級マンションに住んでいる、女子大生を紹介された、もちろん鬼斬、頭にムササビ? を乗せ忍者のコスプレをした女性。


顔を黒い布で隠しているので眼しかわからない。


服部 志野 さん、精華女子大2年生、20歳、なんと服部半蔵の末裔、父親は伊賀忍者総帥だとか。


「 ほんもの? 」

「 あたりまえでしょ 」

この世界、魑魅魍魎に鬼、忍者までいた。


 服部さんの足は、RVタイプの車、レンジローバー 1mの灌水状態でも走行できるとご本人は自慢、忍者なら、単車のほうが近いイメージがある、単車の免許は持ってないそうだ。


「 志野って呼んでいいわ 」彼女は中学2年から鬼斬として活躍しているそうだ。


「 大先輩ですね 」

「 何を言っているのよ! 鬼斬は実力主義なのよ、先輩も後輩も関係ないから 」


服部さんは、主に身長50cm ほどの餓鬼、身長130cmほどの小鬼(ゴブリン)、額には角ではなく、コブがある喪を狩っているという。

まともな鬼については、囮、鬼の引き付け役として主に活動、素早さ、敏捷さ、隠れる事には自信があるらしい。


 正面から斬りあう俺のスタイルは受け入れられない戦い方らしい。


いろいろあり過ぎた2週間が過ぎ、単車が俺ん家に来た、コンテナタイプの車庫までついてきて、庭にクレーンをつかってドーンと置いた、出入口は工事中。


 何事かと近所の人たちまで集まってくる、当然、本田と松村も。

2人には言っておかなければならないことが、

「 バイトの関係で足が必要になった、俺は明日から単車通学になる、自転車の速度には合わせられない 」


「 単車って 」

「 見るか 」


石化中。話しかけても返事がないので、ほっておくことにした。


深夜警備会社の緊急連絡のアラームが家の中に鳴り響きたたき起こされた、と同時にTEL、不審者2名が自宅に侵入。


警察に通報済み、警備会社もこちらに向かっているとのこと。


窓を叩く音。


夜中の1時ごろである、2階だが、窓を開けると、梯子に乗った松村がいた。

完全に不審者だと思う。


同級生でクラスメートだという連絡を警備会社入れて、不審者なのだが、問題ないと断った。


2人は窓から入って来た、2階なのだが。


眼がギラツキ、超興奮状態。


「 イ、イ、イタリアのル、ル・ルパンティーノで自分だけのカスタム単車をつくらせたのかぁーーっ! 」


やっと出た言葉だった、なるほど、疑われたりしないわけか。


「 め、め、免許は 」

「 一発合格 」


 ひらひらさせる。


「 なぁーーーっ! 」目の玉飛び出しそうな顔をして驚いている。


本田はまだ、自動車学校に入学してない。


高一にもなって、友達が単車と免許を持っているからって泣かないでもいいと思う。


「 バイト、がんばったからなぁ 」


「 イタリア製の超カッケェ、スーパー単車と超絶美の彼女がいる奴なんて男の敵だぁーーっ! 」


「 松村落ち着ってぇ 」


「 お前ら許さん! 」 本田が切れた。

「 単車、免許書、彼女、 俺には何もねぇーーーーっ! 」

「 姉貴なんか、顔が美形で、細マッチョな筋肉質で足が長くないと、男じゃねぇって、油豚は視界に入るなって言うんだぁ 」


本田の体系、低身長、超おデブ、常に汗をかいているし、メッチャ足短い、脂ぎった顔は語るに値しない、それ以上に気になるのが、ものスゲー変態でド、スケベだって事だ。


正反対の事を言われているようだ。


骨と皮だけのような松村と本田は、自虐を初めてしまった。

コーラだよなぁ、コーラで悪酔い状態に。

なんか羨ましい気がしないでもない。

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