第35話 JKが俺の部屋にいる

陽子がすっごく小さいという言葉に反応したような気がする、母親ならメッチャデカイとか息子のフォローすべきだ! 本当の事を言うなよ。


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35.俺の部屋に陽子がいる、JKが俺の部屋に、奇跡としかいいようのない展開である。

眩しい太もも、ミニスカでベットの下とかのぞいたら、モロ見ぇ なのだが。


「 どこに、あるの 」

「 何が 」

「 女の人の裸の本 」ぶぅーーっ!


「 無いよ 」

「 いま、あわてなかったぁ 」す、鋭い。 


「 無い物は無い 」


数日前松村が俺の宝物を借りに来たところ、証拠隠滅は完璧なのである。


「 雑誌に書いてあったのよ、男子の部屋でさり気なくチェックして好みを確認するって 」


「 それ、言ったらいけないと思う 」


陽子は俺のベッドに腰を下ろし、俺は絨毯に胡坐、チラチラ、白いのが見えるんですよ。


精神年齢が35歳でなかったら、発狂しているかもしれない。


「 どうやって来たの 」

「 お母さんに送ってもらった 」

「 あのね 」

「 うん 」

「 そのね、だからね 」

「 どうした 」


霊力を俺に観てもらうという説明を家でしたら、巫女さん達が、私もと声を上げたらしい、で陽子は、私だけだと言いに来た。


勝負下着とか、裸になるとか、ムダ毛の処理をするとか、言っているらしい。


ごくり、ツバを飲み込んでしまった、気づかれた、居たたまれないような。


「 絶対ダメだからねぇ! 」


もじもじしている、

「 霊力教えてください 」

「 はぁーーっ! さっきダメだって言わなかった 」

「 ちがーーう、他の人はダメなの 」


「 聞いていいか 」

「 陽子のお父さんもお母さんも退魔師だろ、教えてもらうなら俺よりいいと思うけど 」

「 嫌よ、お父さんなんか、物凄いスケベなのよ、女どうしはなんか嫌だし 」

わがままなだけな気がする。


「 霊気を修行してどうしたい 」

「 決まっているじゃない、鬼斬の彼女が霊気も扱えないなんて、猟君が恥ずかしい思いをするかなぁーって 」


あ、あ、あぜん、 俺は両親の仕事を手伝うのかと信じて疑わなかった、予想斜め上以上の答え。

そ、そ、それに、さりげなく俺の彼女って言った気がする。

いかん、顔が緩みそうだ。


「 本気なのか 」

「 ほんきです 」

「 体の何処で霊気は生成されるか理解している 」

「 猟君はチャクラでしょうけど、私は卵巣だと思う 」


最近俺が仕入れた知識を知っていた、俺より詳しいような、嫌な予感。


「 まず最初に、卵巣からの霊気の流れを確認する必要があると思っている、理解している 」


沈黙、沈黙が怖い、コーラを飲んでとりあえず落ち着くのだ。


「 ねぇ、水着、下着、裸? 」 


ぶぅーーっ! 陽子の顔面にコーラを吹き出してしまった。


「 うわーーっ! 」 

「 た、タオル 」


陽子って、俺より肝っ玉が据わっている気がした、男として負けるわけにはいかない事情がある。


「 この前のもう一度やってみて 」


陽子は両手を合わせ眼をつぶり、集中合わせた手の間に霊気が少しずつたまる、き、き、キスしてぇーーっ!


「 えぃーっ 」 手を広げると霊気は飛散した。


「 うーーん 」机の上にある消しゴムを立てる、離れた場所から、デコピン、消しゴムは粉々になってしまった。 嘘ぉーーーっ! 俺がびっくりした。


陽子は口を開いてあんぐり。


さっき顔を拭いたタオルを突き出す、

「 涎ふけ 」

「 いやーーっ! 見た、今のみたわね 」必死で顔をごしごし。

「 スカートの上にも垂れてるぞ 」

「 うぅーーっ 」

「 どうしようかぁ 」

「 お腹に手を添えるけど構わないか 」こくり。


陽子さん、それは、予想外ですぞ、スカートをまくりあげている、生パンティ履いた状態、

まぶしい! 輝いている気がする、スレンダーな体系、お尻も小さいしメリハリもそれほどでもないのだが、心にドーーンと響くほどの感激が押し寄せてくる。


人格崩壊の一歩手前まで追い込まれたが、精神年齢35歳の殺し屋というプライドだけで、踏みとどまる事ができた。


 マジで思える、見た目道理の15歳だったら今頃発狂、狼さんだぜ、35年殺し屋として鍛えに鍛えたからこそ、役にたっている気がした。

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