第31話 超犯罪課の鬼斬り

「 ふぅ 」神殿出入口は破壊され中はどえらい事に、神棚や飾り物などグチャクチャに、神主さんや、修験者さん涙腺崩壊、駄々洩れ、カッケェ黒服さん達、白目剥いて泡拭いて痙攣、泣き叫んでいる警察官。



31. 超犯罪課の鬼斬り


男ばっかりだったので、ほっておくことにした、陽子が気になるからだ。


とり憑かれた大臣は意識を取り戻し、鬼のような形相は人の顔に変わっている。

2人の鬼斬が、救急車の手配など、指示をだしている。


「 待っていて下さい 」敬語で話かけられた。


すでに刀は持っておらず、体に蛇が巻き付き、もう人はゴッツイ角の鹿が寄り添う。


一通り指示が終わると、「 魔道瘴子、警視庁超犯罪科を統括しております、鬼斬です、鬼斬の名は霊六蛇 」名刺を渡された。


「 私は、今川静香、超犯罪科3課、別名対鬼斬部隊を指揮しております、鬼斬の名は角鹿 」名刺を受け取る


「 神々廻 猟です、明倫高校1年、鬼斬は、枝垂桜、紅桜です 」童と手を繋いでいる。

「 助太刀ありがとうございます 」


今気が付いたのだけど、ゾンビが徘徊する世界で主人公が着ていたような、超カッケエ、バトルスーツを二人は着ていた、体にフィットしているので素晴らしい体系がしっかりわかるのだよ。


2人ともお乳でけぇ、半端なく出っ張っている。


「 俺はこれで 」陽子の部屋に、真っ青な顔してガタガタ震えている、

「 もう大丈夫 」抱きしめる、役得ってこういう事を言うのだ。


瘴気に充てられ、怖がっている陽子、スゲー役得、役得、俺はチャンスをモノにする男なのだよ。


女子高生の温もり、臭い! 「 えへへへへへ 」


「 変態ですね 」

「 おっさんですね 」

「 中年の思考ですね 」

「 スケベです 」

幽体離脱中。。。。。


紅桜と枝垂桜の攻撃を受け愕然、現役バリバリの高1であるはずだ、前世は数にいれてはいけない気がする。


 神社は少しバタバタしているが、落ち着きを取り戻している、神社の女性陣が全員無事だというのが大きい、それに比べ、男3人、神主さんと二人の修験者さん、メソメソ涙を止められないようだ。


「 神々廻君、自宅まで送ります、話もしたいから、かまいませんか 」


両横に、カッケェバトルスーツを着た女性と並んで、降りる石の長い階段、すばらしい!


長い石段を下りて、大きな鳥居をくぐると、駐車場にもなっているちょっとした広場がある、軍用車みたいな車、スーパーカーが数台。


俺は、魔道さんの運転する、ランボルギーニに乗っている、車種はわからないがそれくらいなら知っている。


「 栗田公園で5m級の鬼を、倒したのはあなたね、真田と福島の二人から聞いているわ、その時は逃げたと、私たちと接触するは都合が悪いの 」


「 いえ、 全裸で刀を持った2人の女性にいきなり追いかけられたら、普通逃げると思いますよ 」


「 ぶっ、あははははははは、そうね、そうかもね 」


「 大槻神社でバイトしているそうね 」


「 はい、足がほしくて、お金をためて、単車を買おうかと計画しています 」

「 免許も持ってないので、まだ先になりますけど 」


「 神々廻君は学生だけど、もし就職するなら、警視庁超犯罪科を考えて、鬼退治専門の課もあるから。 」


「 それと、これはお願いでしかないけど、近くに鬼が出現した場合、協力するしないは別として、私たちと連絡が取れるようにしてもらいたいの 」


「 日本が人非(あら)ざる化け喪に、本格的に対応しだしたのは、最近、それまでは、神々廻君のような、フリーの術者が対応していた背景があってね、協力しようとする人が少ないのよ 」


「 私が、統括を引き受けたのは、このままでは、被害が増え続けるという現状、戦える力を持った人達の支援と保護が目的なの 」


「 大学には行くの 」

「 今の所そのつもりです 」


「 近年鬼の出現回数は激増、世間の風当たりも強くなっているしやマスコミが無駄に騒ぎたててるし、鬼と戦う力を持つ人は、ほんの一握り、進学するのを邪魔する気持ちはないけれど、協力はしてほしい 」


「 あっ、そこ右です 」


自宅に到着、電気がついていたので、お袋は帰っているみたいだ。

警備会社と契約、要塞並みの防犯体制を構築してもらった、監視カメラが、俺達のほうを向いているのを確認、少しだけほっとしている、気休めでも十分である。

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